遠くの海面を飛んで行くミサイルを日本のイージス艦が探知できないのは、あたりまえの話。もちろん韓国軍の地上レーダーも追跡などできてはいない。

 連休のなかびという誰もこんな輿論操作を気にしないタイミングで奇妙な防衛省リークが報じられた。いいかげんにしろよな。
 次。
 NABIH BULOS 記者による2019-9-21記事「Saudi Arabia says it’s willing and able to respond to Iran. Is it?」。
    米国とUAEが対イラン戦争に及び腰なので、サウジは、もしやるとしたら、単独でイランに復仇しなければならない。
 やるとしたら空軍機を使うしかないだろう。空軍分野ならば、サウジ軍はイラン軍に優越しているからだ。
 サウジ空軍は空中給油もこなすことができる。そしてイエメンを何年もずっと空襲し続けている。
 イランはそれに対して、プロクシ領土と戦力を動員するだろう。イエメンのフーシだけでなく、イラクからもシーア派組織にサウジを攻撃させる。サウジとイラクはほとんど500マイルもの陸上国境を共有しているのだ。
 さらに今回の無人機と巡航ミサイル攻撃はペルシャ湾上を飛来したものだが、同じ兵器をイランはサウジの西側にも展開して紅海一帯で同じ手を使いたいはずだ。
 地対空ミサイルの遠くを探知できるレーダーも、脅威が飛来する方位をあらかじめ正確に教えてもらえないと、対応時間がなくなってしまう。というのも低空飛来脅威はどんな強力なレーダーだろうと標的が水平線よりこちらがわに近づくまでは探知などできないし、低速で接近する小型ドローンはレーダースコープ上では野鳥と区別がつきにくいのだ。
 9-14の攻撃では、PAC-2のレーダーは、あらぬ方角を向いていたので、対処が間に合わなかったのだと報じられている。フーシがこのときデコイのドローンを南から放ってサウジのSAM部隊を牽制していたのだ。
 イランの外相がうまい宣伝をかました。CNNのインタビューに「サウジ軍はアメリカ兵の最後の一兵までイランと戦争する気なのだ」と答えた。
 ※米輿論の性向をうまく利用している。