そろそろタイヤ交換が必要。

 これをじぶんでやるためには市販の十字レンチは必須と思う。クルマに附属してくるL字型レンチだけではダメだ。なぜなら梃子の柄の長さが短いので、渾身の力でもなかなかボルトを緩められないことがある。まして体重が軽くて非力な女子だったならばどうなっちゃうんだという話だ。メーカーはあんなのでいいと思っているんだろうか? 信じらんないわ。

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 Kosuke Takahashi 記者による2019-11-6記事「Japan launches second Soryu-class submarine equipped with lithium-ion batteries」。
 進水したSS512『とうりゅう』。AIPをもたず、ディーゼルで発電して、GSユアサ製のリチウムイオン電池に充電する。

 それ以前の『そうりゅう』型は、川崎のV型12気筒ディーゼルエンジンを発電用にもち、AIPとしてV型4気筒のスターリングエンジン(川崎-コックムス)ももち、鉛-希硫酸バッテリーに充電していた。

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 Roger McDermott 記者による2019-11-7記事「Moscow’s Advances in Modernizing Military Communications」。
   露軍はこの秋、戦略レベルの指揮幕僚演習を実施し、露軍に導入が進む、最新の通信装備を試した。

 たとえば、新型のモバイル無線通信システムR-187P1E「アザート」。

 毎秒2万回、ランダムに周波数を変更することにより、NATO軍から電波妨害されないようにするモードも選択可能。
 周波数変更の幅はきわめて広い。
 携帯電話と直通できる他、GLONASS航法衛星をデータ通信衛星として駆使することもできる。

 毎秒7.2キロバイトのデータを送受できる。

 とうぜん、ハードウェア依存ではなく、ソフトウェアによってそれを実現しているので、たとえば戦争中に全軍の通信システムをアップデートして強化しやすい。こうしたトレンドは西側軍が先行して実現したもの。

 シリアで露空軍パイロットの通信を傍受していて分かったことは、緊急時にボイス通信をしたいときにその出力が足りず、基地に届かないという、現状の通信器材に対する不平があること。
 これもアザート系のシステムに更新されると、パイロットのボイス通信には洗練されたスクランブルがかかるだろう。