なんでもあり は なんにもなし と同じ。

 Tyler Rogoway 記者による2019-11-9記事「Mysterious Laser Turret Appears On US Navy Destroyer USS Dewey」。
     アーレイバーク級の駆逐艦『USSデューイ』(事実上の武器実験専任艦)の艦橋の前にある、フライト2A改修型だと何も設置されずに空いている基台デッキ(未改修型だと近接自衛防空火器が据えられていた棚段)に、「オーディン」と呼ばれる、敵の光学センサーにレーザーでめくらましをかける最新型の自衛武器が搭載されている写真が、サンディエゴ軍港で撮影された。

 これは以前に同艦に試験搭載された、対舟艇用のレーザー砲「LaWS」などとは別モノである。

 オーディンは低出力のレーザーで、敵の電子光学/赤外線センサーを盲目化させる。

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 Paul D. Shinkman 記者による2019-11-8記事「Russia Positioning Itself in Libya to Unleash Migrant Crisis Into Europe」。
    今週、NYTは、リビアに展開しているロシア人傭兵〔カネはモスクワが出しているので、事実上の影の露軍部隊〕をリポートしている。

 ウクライナ、シリアの次は、リビアというわけだ。リビアは、全アフリカ流民を西欧へ大量に流入させて社会を大混乱させてやる、その跳躍台とし得る土地である。プーチンはその可能性に言及した。

 遠くは、セネガルやソマリアからも、流民がリビア経由で欧州へ密入国を試みている。シリア難民の一部すらも、リビア経由での欧州行きを選べるのだ。

 傭兵は、悪名高いロシアのワグナー社。ロシア式ハイブリッド戦争の主役を務めてきた。

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 Patrick Tucker 記者による2019-11-8記事「Russia Says It Used Autonomous Armed Strike Drones in a Wargame」。
     またしてもロシアの吹かし宣伝。
 9月の「ツェントル2019」演習にて、「オルラン10」という小型のUAVを、自律操縦によって、自爆攻撃させたとイズベスチヤを通じて発表。
 オルラン10は、自重15kg、ペイロード6kgである。

 この無人機は全部で2000機ほども製造されている。