後方監視用の広角CCDカメラをピンホール内に隠した無線式イヤホンが、電車内犯罪の抑止に役立つはずだ。

 ストラテジーペイジの2019-12-14記事。
    米海軍の水上艦から、垂直に発射されて陸地を攻撃する巡行ミサイル「RGM-109E Block IV」の不発弾を2発、ロシアが確保していることが公表された。

 WWII中、合計5機のB-29がシナ奥地の飛行場へ戻れずに、ソ連領に不時着した。1機は墜落大破。残った4機のうち、戦後に米国に返還されたのは1機だけであった。

 戦争中に中立国に逃げ込んだ爆撃機や乗員は、戦争が終わるまで、その国で抑留される。これは国際ルールである。スイスやスウェーデンでも同様だった。

 ソ連は、手にした完全なB-29のうち1機はリバースエンジニアリング用に完全分解。1機は飛行習熟用に。1機は組み立て参考用に保存した。

 こうしてコピー機の「ツポレフ4」が1949に完成し、1952年までに847機量産された。
 極東露領から離陸して、シカゴまでの片道原爆攻撃が可能であった。

 「ツポレフ4」の最後の実用機は中共空軍により1988まで飛ばされている。

 ロシアは1991年の湾岸戦争のときにも、途中で墜落したトマホークを回収できている。しかしそれらのトマホークは70年代の技術の詰まった初期型であった。最近回収したトマホークは、あらゆるパーツ、なかんづく電子制御系が新しくなっている。その「差分」についてロシア人は大いに学んだであろう。

 「ブロック4」は発射された後から目標変更の指令をうけつける。
 初期型トマホークはGPS誘導のみのため命中誤差32mを予期しなければならなかったが、「ブロック4」はレーザーを利用し、誤差数mで目標に突入する。
 本当に狙ったところに当たったかどうかは、弾頭のビデオカメラがデータを送信し続けるので、発射点において判定ができる。
 レンジは1600km。高度32m以下を低空飛翔する。
 地下施設攻撃を念頭した徹甲弾頭の対RC侵徹力は秘密であるが、これについてもロシア人は掴めたはずだ。