イラクではゲリラが改造車載の多連装ロケットで米軍基地を白昼、攻撃するようになった。

 日本株のBCGで無敵状態のイラク人ゲリラたちが米軍基地を包囲するようになれば、この世ながらのゾンビ映画ではないか。

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 MATTHEW M. BURKE 記者による2020-3-28記事「Two Okinawa-based US airmen test positive for coronavirus, 18th Wing commander says」。
    嘉手納基地に勤務する2名の空軍地上整備兵が新コロ要請と判定された。在沖米軍人としては初の感染確認ケースである。

 2名は同じ部隊ではない。しかしどちらも、最近、ヨーロッパから戻ってきたという。
 海外から嘉手納にやってくる軍人には、15日間の検疫隔離が強制されている。2人は、この様子見の期間中に、新コロにかかっていることが確認された。

 この発表の前日、神奈川県のキャンプ座間に所属する米陸軍の者の扶養家族1名が新コロになっているとも発表されている。

 すでに第18空軍の将兵は、基地外のレストランや映画館などへ行くことが禁止されている。
 嘉手納基地内のフィットネスセンターは、オープンし続けている。

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 Zaria Gorvett 記者による2020-3-28記事「Can you kill coronavirus with UV light?」。
      タイでは某大学が、学生がその中を通過するうちに紫外線ライトで全身が殺菌されるトンネルを建設したと報じられている。

  そこで、医療機関用の英国の紫外線ランプ製造メーカーの中の人に、UVライトに関する世の噂の真偽を語ってもらおう。

 結論から言うと、われわれの皮膚についた新コロを除去してくれるようなUVライト製品というものは、あり得ないのである。

 まず太陽光線には三種類のUVが含まれていることを知れ。
 最多のものは「UVA」だ。この光線は皮膚の裏側にまで浸透し、肌の老化、皺、老人斑の主因となっている。

 次が「UVB」。この光線は皮膚細胞のDNAを破壊し、日焼けや、皮膚癌をもたらす(ちなみにUVAも皮膚癌の原因になり得ることは最近、分かった)。

 UVAもUVBも、日焼け止めクリームによって大概、防ぐことができる。

 もうひとつある。地上にはあまり多く届かない「UVC」というやつだ。紫外線の中で波長が最も短い。つまりエネルギーはそれだけ大きい。
 遺伝子物質を破壊するのに最も適した紫外線波長がこれだ。人の細胞も殺せるし、ウィルス分子も破壊できる。
 地球大気上層のオゾン層が、この「UVC」波長にフィルターをかけてくれている。だから地球人類は、陸上で暮らしながら、太陽光線で焼き殺されずに済んでいる。

 1878年に、UVC光線には微生物を殺す力があることが発見された。そこから、UVCを人工的に発生させて、その光を当てることで殺菌消毒しようじゃないかという発想が生まれる。

 今日では、滅菌手段の定番のひとつになっている。
 上水道の殺菌に、塩素だけに頼ることは危険である。というのは、塩素に耐えられる寄生虫がいるのだ。紫外線を用いた殺菌工程は、そうした寄生虫も殺す。

 既往のSARSウイルスに対してはUVCは効き目がある。RNAを破壊して、自己複製を止めてしまえるのだ。
 だが新コロウイルスに対してUVCが効き目があるのかどうか、科学的なデータは未だ誰も提供できていない。

 げんざい、中共では、すべての乗り合いバスが、毎晩、ブルーライトで照射消毒されている。病院の床を紫外線殺菌するロボットも投入されている。銀行では、貨幣の殺菌に、紫外線ライトが用いられている。

 英国のUVライトの製造業者はこの頃、在庫がほとんどない。飛ぶように売れている。

 だが、医療用のUVライトの使用には、注意書きを守ってもらわなくてはいけない。とても危ない光線だからだ。
 UVBが皮膚に火傷を起こすには数時間かかる。ところがUVCならば、数秒で皮膚は焼け焦げ始める。
 あなたがひるまの太陽をじかに眺めると、目の中に砂が入ったようなゴロゴロ感を覚えるだろう。もしUVCライトを人の目に当てた場合は、それとは比較にならぬ強度の障害を、わずか数秒にして負わせることになるのだ。

 だから、UVCは素人が扱っていいもんじゃない。訓練されたプロをお雇いなさい。

 自然の太陽光線の下に、ウイルス付着物質をさらしておいたら、それは減菌されるのだろうか?

 先進国の上水道施設では、水を6時間、日光に晒すようにしている。太陽光線の中のUVAが、水の中に溶けている酸素と反応して、過酸化水素のような不安定分子を合成する。過酸化水素は、たいがいの病原体を破壊してくれる。

 水なしで、直射日光だけで物質表面のウイルスを不活化しようとしても、それには、あなたが思っているよりも長い時間が必要である。

 過去のSARSウイルスについては、UVAを15分間照射しても、ウイルスは不活化しないことが実験で確かめられている。新コロウィルスについては、まだ何のデータもない。SARSは新コロと近縁である。

 ちなみにブラジルで病院の入院記録を調べた人によると、野焼きのシーズンには太陽光線中の紫外線が地表に届かなくなるために、インフルエンザ患者が増えるらしい。インフルエンザもウイルスだ。

 太陽光線を何分、物質の表面に照射すれば新コロウイルスが不活化するか、データはないし、そのデータは特定の緯度・季節・時刻・気温・湿度のものだろうから、あなたの参考にはあまりなりますまい。

 ひとつ言えることは、天然紫外線であれ人工紫外線であれ、それをあなたの皮膚に照射すれば、確実に、皮膚癌のリスクは増えますよ。

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 ストラテジーペイジの2020-3-28記事。
   2020-1に米国は、電子信管式の対人地雷を、米軍が使っていいことに決めた。
 米国は1997オタワ条約には加わっていないが、2014に自発的に、在韓米軍の対人地雷使用をとりやめていた。

 このたび使用が公認された対人地雷は、電気的に活性化/不活性化させることができ、しかも、電子タイマーの設定時限が到来したあとや、電池が切れたあとは、もう爆発しなくなる仕組みのものだ。

 これは北朝鮮に対する警告である。何をやっても無駄だぞ、と。

 ※わたしは自衛官時代に観た映画の『Annie』に衝撃を受けて大学の英文科に入りなおした男なので、米国の1930年代のグレート・ディプレッションについては持続的な関心を持ち続けてきた。1929のNY証券取引所の大暴落が、日本政府のロンドン軍縮条約参加意向の速報が引き金だったというタイムラインも、その過程で、把握したのだ。それはともかく、大富豪たちが路上の「アップル・セラー」におちぶれ、庶民がニッケルオデオンで憂さを晴らし、高級車デューセンバーグが売れた不思議な時代が再現されるとは、とても考えられない。日本でプロ軍人がテロやクーデターを起こすこともないし、欧州にヒトラーも台頭しないだろう。それよりいま、簡単に予言できそうなのは、街中の多くの小規模外食店などが立ち行かなくなるので、脱サラを考えている人たちにとっては、その店舗を「居抜き」で買い取ってしまうチャンスが到来するのかもしれないということ。カネ余りのシナ人たちだって、この機会は逃さないだろう。そういう「店舗の身売り」を斡旋する仲介業が、これからは流行するのかもしれない。中流階級の人たちにとっては、生活水準を1ランク落とすための「配偶者説得の戦い」が、これから始まる。たとえば今奥さんが使っている普通乗用車を中古の軽自動車に代えてもらうことで、自動車関連の諸税や保険料を節約すべきなのだが、危機感がなくて見栄っ張りの奥さんをどうやって説得すればいい? まさに家庭内政治力が問われる。感染対策のひとつとして「青空塾」というのができるかもしれない。終戦直後のように、屋内ではなく、屋外で、子どもを教えるのだ。1億総下流化の時代が来れば、月謝の高い塾も、経営は苦しくなるだろう。私立の中学から、公立の商業高校へ子どもを進学させる親だって、増えるに違いない。だって、ありきたりな大学に進学させたところで、もう、就職なんてできっこないんだから。