『南北戦争(小川 寛大著)』は本当に面白かった/『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄(Steam版)』が1月下旬に出るのかよ!(管理人U)

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。兵頭ファンサイト管理人です。

 兵頭二十八先生がご紹介されていた『南北戦争(小川 寛大著)』を昨夜読んだ。Amazonはすごいね、大阪は昨日もとても寒かったのにすぐ届く。一気読みした。
 少なくとも私のような『黒人奴隷はアメリカ全土にどこでもいたんじゃないの』と何となく思っていた人間には衝撃の面白さだ。
 
 速読でもない私が一気読みできる、200ページ以内にまとまっているコンパクトさ。それでも戦前の北部南部の政治体制・経済基盤、戦後の状況まで概説してあるのが嬉しい。
 
 当たり前だがコンパクトさ故に省かれた事柄も沢山あるし、説明していないもの、書かれていないエピソードも大量にあると推察できる。その『披露されていない知識』の量を想像すると、恐ろしくなる。一体どんな生活をしてたらこんなに、言うてはなんだが大昔の外国の内戦に詳しくなれるの? 

 黒人奴隷は大体1000万円くらいした。だから南部の白人でも奴隷所有者は少数だった、という部分には、私がもの知らずなだけかもしれないが、驚いた。そんなに高いの?
 じゃあ何? 例えは間違っているだろうけど、一夫多妻制を守るために、1人の妻も持てない沢山の貧乏な南部白人が、多妻を得て愛人まで囲っている一部の金持ち南部白人に指揮されて戦争したようなものなの? ──と31ページに差し掛かる頃に思うが、もちろんそんなに単純ではない。そもそも例えが間違ってる。ポリコレ的に、絶対。(実際の一夫多妻制は、男側だけの事情で存在するわけではないのだろうけども)

 リー将軍が北軍所属だったなら彼は勝者だった。グラント将軍がもし南軍にいても、彼は勝者になれなかった、と思うが、どうなんだろう。リー将軍の恵まれなさは、銀河英雄伝説のヤン提督みたいでした。そんな早合点は、本を一冊読んだくらいではダメだろう。しかし、すごく物知りになったと勘違いさせるくらい、私にとって質的に分厚い本でした。大満足。


南北戦争-アメリカを二つに裂いた内戦 (単行本)

 私は昨年末にゲーム『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄(Steam版)』を早く出してくれ! と書いた。本当に出る。1月22日に。
 なんてタイミングだ。それが発売されるのがいつになるかわからないから、それまでにゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』をしようと、まずは最初の作品『マブラヴ』をSteamで買ったのだ。『マブラヴ オルタネイティヴ』も同時に。12月30日に。
 
 オルタネイティヴはおろか、まだマブラヴのExtra編もクリアできてないよ!
 正直、私のようなオッサンにはExtra編、つまり学園青春恋愛アドベンチャーゲームはキツい。ボタンを一つ押すたびに『お前は何をやっているんだ?』と、精神がヤスリで削られるような気がする。いえ、ゲームに対する批判ではありませんよ。しかし……。

 しかも、だ。単にExtra編をクリアすればUnlimited編(マブラヴ オルタネイティヴの前哨戦? となるルート)に進めると私は勘違いしていた。
 偶然見たサイトで『鑑 純夏・御剣 冥夜、どちらかのルートでクリアせねばUnlimited編には進めない』というような事が書いてあって、膝から崩れ落ちそうになった。
 適当に選択肢を選んでいたけど──これ、修正可能なの? もう他キャラでフラグ立ってる? 一応それからは、攻略サイト見ながらやってるけど……Unlimited編に進めなかったらどうしよう! 決して面白くないわけじゃないんだけど、私がプレイしたいのはあくまでマブラヴ オルタネイティヴで、学園青春モノじゃないんだよ……。

 どう考えても1月22日までにマブラヴ オルタネイティヴをクリアするのは困難だ。Unlimited編ですら怪しいかもしれない。昨夜は結局プレイせずに『南北戦争』を読んでしまった。
 
 けど、買っちまうな、『散りゆく者への子守唄(Steam版)』を。1月22日に決断せねばならない。『マブラヴ』を放り投げるか、そのまま続けるか。
 それまでにはせめてUnlimited編はクリアしておかねば。これが年初の誓い。

(管理人U)


マブラヴ(通常版) – PS3