ウチの奥さんだけが函館上空で目撃していた「青い光」

 先月下旬(ひょっとして中旬?)の夜、わが住居であるマンションのカーテンの無い大きな窓(西向き)の向こうに、青い光の球が、等速直線運動にて、南から北へ向かって落ちていった――と、ウチの奥さんが、ひとりで大騒ぎしていた。

 わたしも同じ居間にいたのだけれども、その光は視野に入らず、まったく気づかなかった。
 つまり夜空全体を煌々と照らすような強烈な光源ではなかった、という証言なら、わたしは為し得る。

 奥さんいわく。「あんな大きな物をどうして誰も見ていないんだ?」
 たまたま目撃した者にとっては、相当のインパクトがあったのか。

 この青い光の球、奥さんは、函館市の北郊(大沼高原かその手前)に落ちたに違いないと目測をしていたが、翌日の新聞でも何も言及はなかった。

 落下角がよほど浅く、スカイラインですぐに見通しが遮断されれば、落下点は目視はできないだろう。
 なお、衝撃波のような音は、わたしも、奥さんも、聞かなかった。遠くの救急車の音は、聞こえたのだが。

 ところで、4月に札幌の人々が、隕石かなにかの「爆発音」らしきものを聞いたそうで、その正体をめぐって諸説があることを、わたしは、本日、承知した。

 何の関係もないだろうとは思うが、念のために、5月の出来事について、わたしが書き込んでおく次第である。