樺太にUAVの生産工場がオープン。商用級小型クォッドコプターを月産300機、製造するという。

 必要なチップはアリババ通販で輸入するのか?

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 Defense Express の2022-11-23記事「The UK Intelligence Notes That russia Spent All Iranian Kamikaze Drones, Hopes to Get New Batch」。
    11月17日以降、イラン製無人機による都市空襲が観測されていない。
 「シャヘド136」を使い尽くしたと見られる。
 ロシアは追加輸入を欲しているだろう。

 ※雑報によるとぎゃくにウクライナ側の無人自爆機はクリミア軍港を常続的に空襲できるようになった。距離が詰まっているのだ。

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 Sam LaGrone 記者による2022-11-22記事「U.S. 5th Fleet Reveals New Details on Iranian Drone Attack on Tanker」。
  オマーン沖で被弾したタンカーの『M/T Pacific Zircon』(リベリア船籍)に第五艦隊の専門家が乗り込み、破片を集め、イラン製の「シャヘド136」が命中したことは確実だというご託宣。

 船体の外鈑に孔があき、給湯器などが破壊された。命中部位はブリッジではなく船尾の高いところ。

 イランの意図は、ワールドカップに合わせて地域諸国を不安にさせることにあるという。

 「シャヘド136」は2021-7-30にフーシが『Mercer Street』というタンカーを攻撃するのにも使っていて、その事件では乗組員2名が死亡している。

 ※あいかわらず肝腎のことが書いてない記事。どうやって誘導したのか? そのときタンカーは航走中であったのか停止中であったのか? ひとつの可能性。タンカーのスピードは遅いし、頻繁に変針するものでもない。かならず等速直線航海を続ける海面もわかっている。そこで待ち、小型ボートで真後ろに付き、アジマスだけを入力して飛ばす。巡航高度を乾舷高より低目に設定しておけば、どこかで当たるかもしれない。

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 Defense Express の2022-11-23記事「Story About Harsh Tank Battles For a Strategic Object Applying Drones to Correct the Fire」。
  9月のハルキウ州での激戦の戦訓。
 戦車の遠距離間接射撃に味方のドローンによる標定がとても役立つ。おかげでこっちの戦車は1発も被弾することなし。

 ドローンは味方の負傷兵もみつけてくれる。それですぐにエバキュエートしてやることが可能に。

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 ストラテジーペイジの2022-11-23記事。
   ウクライナが国産している「Snipex Alligator」という14.5ミリの狙撃銃。
 2020年に開発された製品で2021年からウクライナ軍が採用している。
 重さ25kg、タマは最大で7000m飛ぶ。

 ピカティニー・レールがついているので照準器は市販品を適当に選ぶ。

 1500m先で、厚さ1センチの装甲鈑も貫ける。
 箱弾倉には5発入る。ボルトアクション。
 全長2m。二脚付き。

 今月、この銃で距離2710m先の露兵を斃したと主張されている。

 ※米政府はあらたに、暗視照準器をとりつけた12.7ミリ重機をウクライナに送る。それが「シャヘド136」の迎撃に有効なので。あと、おもしろい統計。米国はかくも巨額の対宇軍事援助を続けているのだが、その総額は、米国の国防予算のたった5%に過ぎぬという。わずか5%の工面だけでロシアはもう滅びかかっているのだ。人件費負担のない、純然、軍需物資援助の、国防国策としての高い効率性が知られよう。