密閉された暗いスペースに数日間、押し込めておいても、活力を失わない、病気媒介動物として、BAT類は当然に研究されているはずだ。
改造コンテナは二重底または二重壁。通りいっぺんの肉眼チェックでは、不審な点は何もない。
※月面で電波高度計が失敗するとしたら、理由は何だろうか? 1959年に C-124 グローヴマスターが、ホワイトアウトの中、南極大陸の雪面に突っ込んだ事故。同機の電波高度計は、430MHz、出力7Wを使っていた。海面高度800mで水平に氷冠上に至ると、この電波は、水中でスピードが落ち、計器上、H>800m と出てしまった。それでパイロットは、上昇を止めようと機首を下げて、高さ800mの氷の丘に激突した。
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『ウォーゾーン』の2025-6-6記事。
以前の速報より細部が少しよく分かるようになった再編集バージョン。宇軍の First Corps Azov Brigade の指揮官氏談。ただし24年10月のインタビューなので、最新の様相とは違うかもしれない。
爆装ドローンを発進させるときには、全員を安全な場所に退避させる。爆発事故があり得るので。
ナビゲーターは、地形を知っていなくてはいけない。地文航法を頼るので。
無人航空機を親子式にするのはよいが、そのシステムが数十万ドルするようでは、ダメ。マザーシップが20万ドルもするものはダメ。
無線の中継器は、水平の作戦距離を延ばすためではなく、FPVドローンに低空を機動させるときに、地形・地物によってデジタル・リンクが切れてしまう、致命的な事象の確率を減らすために役立てるものである。
テルミット剤を雨下させるクォッドコプターは、宣伝の意味しかない。焼夷剤が空中で半分、燃え尽きてしまうので。
UGVは、血液の前送に役立っている。
現状、UGVを敵陣に特攻させようとしても、到達すらできない場合が甚だ多い。だからそういう用い方はしていない。
地上戦で、UGVや地面固定式のロボットに、機関銃を扱わせることはできない。味方射ちの危険が大きすぎるので。
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Hope Seck 記者による2025-6-4記事「The Army is working on a next-gen smokescreen that can disrupt enemy sensors」。
米陸軍が、HMMWVから煙幕を展張する装備は「М56 コヨーテ」という。これを新型に改善する研究がずっと続いていたが、ようやく完成しようとしている。「М75 SОМ(煙覆モジュール)」と称する。
メーカーは、「L3 ハリス」。
何が新趣向かというと、SОМは、電磁波の輻射も、この煙で、遮断してしまえるという。もちろん赤外線も通さない。
しかも、コンパクトになった。スーツケースの大きさだ。
そのかわり、覆域はМ56よりも狭まる。200mを12分間、隠す。ディーゼル燃料と「フォグ・オイル」を原料にする。
※「Fog-oil」を調べると、熱した排気管に吹き付けて気化させる特製の液体で、その成分の中にグラファイトを混ぜることにより、赤外線や電磁波も透過し難くできるという。
※このケミカルを手榴弾/信号拳銃サイズに縮小したならば、車両や個人が敵のFPVドローンの直撃をかわすための最後の手段になるかもしれない。可視光の視野を遮り、電磁波も攪乱するのであれば、烏賊の墨のように、一瞬、飛翔体のセンサーを昏迷させられるだろうから。