加州知事の Gavin Newsome がヘグセスとMAGAを正面から叩いているので、民主党の2028大統領候補としての株が上がりつつある。

 マスクが資金援助するとしたら、この線だろう。加州とマスクの諸事業の相性も、悪くはない筈だ。

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 Oleksandr Yan 記者による2025-6-9記事「Ukrainian Drone Disables Russian Molniya Strike UAV with Electronic Warfare」。
  注目すべきビデオ証拠。
 ウクライナ軍が飛ばしているインターセプト用の固定翼無人機の「機載ECM」の作用で、空中の「モルニヤ-2」が、物理的に接触されることなく、墜落している。

 この動画を解説している一ウクライナ人いわく。リモコン信号にジャミングをかけたのだろう、と。

 宇軍の安価な使い捨てドローンに搭載できるレベルのEW器材によって、空中にて、露軍の「モルニヤ」を制御不能に陥れてしまう事象は、ことしの3月に初めて観察されていたという。それ以来、件数は、漸増しているという。この説は露系メディア「テレグラム」の軍事チャンネルが主張している。

 ELRS=ExpressLRS というオープンソースのラジコンプロトコルが2021年後半以降、普及しているが、それを妨害するのであろう、とのこと。
 ELRSは、必要最小限のパケット信号に整理をして送受する方式のため、微弱電波なのに最大数十kmまでのリモコンが、遅延ほとんどなしにできてしまうというもの。しかし微弱信号を扱うがゆえに、すぐ近くで妨害電波を出されれば、それによって、まったく圧殺される。情報の冗長性をなくしてあるのが仇となり、短時間の遮断でも致命的になり得る。

 このインターセプト技法が成熟すると、こちらのインターセプト機は、使い捨てにしなくて可くなる。何度も回収して、何度でも再出撃させられるから、安上がりに継戦できる。

 「モルニヤ-2」の最大レンジは60kmで、最高速度は120km/時。

 ※雑報によると6月9日夜に、ニジニノヴゴロド州の「Savasleyka」飛行場を宇軍のドローンが襲撃し、1機の「ミグ31」と、1機の「スホイ30/34」を破壊した。

 ※6-8の雑報によると、黒海にて、宇軍の無人武装艇から特攻ドローンが飛び立ち、洋上哨所になっていたガス掘削リグ上の露兵を攻撃し、プラットフォームは小破し炎上している。

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 『星条旗新聞』の2025-6-9記事。
   火曜日の18時に、後楽園ホールにて、横田の第五空軍の整備兵(上等兵)が、プロボクシング(スーパーライト級)のデビュー戦。
 対戦相手は、俳優の伊吹吾郎氏の孫なのだという。すでにプロボクサー。

 ※ぜんぜん知らなかったが熊石町の出身者が『水戸黄門』シリーズのレギュラーだったのか……。ところでもし、講談の黄門漫遊記を今リメイクするならば、佐々木助三郎と渥美格之進は、むしろ眼鏡をかけたヒョロガリのインテリ書記官にしなくてはいけない。立ち回り役ではなくて、「止め役」であり、且つ「事故処理系の保険事務官」。ぎゃくに光圀のほうは、ステロイド打ち過ぎの脳筋で、ともすれば問答無用で誰彼の見境いなしに天領・譜代・外様藩の要人を斬り殺そうとする、トランプ風のキャラにしてやると、かなりホンモノの人物像に近づくであろう。