どちらもホバリングで空中座標が静止していたように見える。
この方式のメリット。空中体当たりと違って、自機を「使い捨て」にする必要がない。
この方式はやがて、固定翼無人機同士の「空戦」にも適用されるだろう。
すなわち、後方から追いすがって敵機に空中衝突するのではなく、敵機の後上方から降下して敵機の鼻先へ占位しざまに、自機の尾部からネットを放散させる。敵機には、その網をかわす時間的余裕は、無いであろう。
斯かる流儀なれば、味方のインターセプターは何度でも帰還して、再出撃を繰り返すことができる。やがては、機尾に、新素材ゲルで軽量化した複数のネットを内臓させて発進することもできるだろう。本体は回収できるのだから、通信機やエンジンに余計にカネをかけても、それはペイする。とうぜんに、市販品の超小型のジェット・エンジンの選択が検討されるだろう。
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Volodymyr B. 記者による2025-6-10記事「Budanov: Russia receives 107-mm Type 75 MLRS from North Korea」。
ブダノフ情報部長が「ウォー・ゾーン」のインタビューに応え、北鮮製の107ミリの多連装ロケット砲が露軍に売り渡されていると証言。
また、自走加農砲のМ1989「コクサン」は、120門が引き渡されたという。
240ミリの自走ロケット砲М1991も、四月から露軍が使っている。※ソウルを火の海にするとか宣伝されていた兵器だが、そのような威力はどこにもなかったことが、実戦を通して漸く確認された次第。
またブダノフによると、宇軍はHIMARSを使って、1門の「KN-09」を破壊した。これは300ミリの多連装ロケット砲である。
107ミリの多連装ロケット砲は「75式」と呼ばれるもの。6月初旬にウクライナ戦線で写真撮影されている。
※「ウォーゾーン」の最新記事によると、『マグラV』に搭載して海上から発射してスホイを落としたAAMはサイドワインダーのМ型ではなくX型であった。それは腑に落ちる話で、Мの交戦視野は狭いので、固定的な艇上ラーンチャーから、的確に照準(ロックオン)ができたはずはないのである。おそらくМ型は、システム開発の初期に試しに載せられたものであろう、とのこと。
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2025-6-10報。北鮮がロシア技術で「シャヘド」を国産するという。
2025-6-9、米国の一分析者がCNNで断言。米国がウクライナに送ったM1A1エイブラムス戦車×31両は、現在、すべてやられてしまった。多くはドローンに破壊された。※劣化ウラン装甲がないからだという言い訳は苦しい。FPVドローンが当たる天板に、もともとDU層は無い。
2025-6-10、ドイツ連邦の情報局長氏が断言。露軍は歩兵中心の作戦でまもなくエストニアに出てくる。露系住民の保護を名として。この作戦には戦車は必要ない。歩兵はロシア徽章を付けない。2014のクリミア方式。この「侵略」にアメリカがNATOの約束を適用しないことを欧州に見せつけることも、目的。