地下鉄網は動いており、当局は、これはテロではないと言っている。欧州熱波の影響? 木曜日のプラハは最高35℃だったが、金曜日には25℃だったという。
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『デイリー・メイル』の2025-7-4記事「Oil tycoon falls to his death from elite Moscow apartment block in latest mystery death to hit Russia」。
ロシアの「Transneft」社は、原油パイプラインの運営会社である。その副社長の Andrey Bedelov(別ソースでは Badalov) が、モスクワ市の Rublevskoye Highway 沿いにある自宅高層マンションの窓から転落死した。4日の朝。
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Steven Rattner 記者による2025-7-3記事「How Bad Is This Bill? The Answer in 10 Charts」。
記者はオバマ政権当時の財務省の顧問だった。
こんどの破滅的な阿呆Billは、2017の第一期トランプの税法案と同様に、国家の負債を加重し、意味のある経済成長には結びつかないだろう。
これから10年間に、3兆ドルもの赤字が、積み増されるのである。前回の倍、悪い。メリットを得るのは、金満階層だけである。
1972年には、社会医療保険のコストはGDPの1.2%だったが、いまや、メディケア+メディケイドの費用はGDPの5%以上になっている。
2017に法定した減税を、その期限切れに任せて終了させることは、米国民の62%にとっては「増税」のように実感されるであろうが、しかしそれは、必要なのである。
今日の米国の全世帯を所得別に5段階に区分すると、最上級の人々、すなわち人口の五分の一の金満世帯(年収12万390ドル以上)は、その年収が新法案により2.3%=6055ドル、増やされることになる。減税の恩恵で。
反対に、米国で最も貧しい五分の一の窮乏世帯は、今よりも年収が560ドル減るのと同じことになる。これは、メディケイドやフードスタンプが削減されるからである。
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Dmytro Shumlianskyi 記者による2025-7-4記事「Russia Launches Shaheds Using Chinese-made Catapult Mounts」。
7月3日~4日の夜間空襲でキーウに大量に飛来した「シャヘド」自爆ドローンは、中国製の新型のカタパルトによって射出されていることを、ウクライナの情報部はつきとめた。
しかもドローンの胴体に「Suzhou Ecod Precision Manufacturing Co., Ltd」という中共製であることを示すマーキングがあった。これは回収破片の証拠がある。蘇州にある、金属鍛造メーカーだ。
従来、電装品やエンジンを中共からとりよせて無人機を組み立てることは、ロシアでは普通であった。このたびの発見は、片道特攻無人機の機体そのものまで中共に外注するようになったことを物語っている。
※この「カタパルト」について文章では一切、解説がされていないないのだが、写真が公表されている。それをながめると、トラックで牽引する、長さ7mほどの4輪のトレーラー荷台をベースにしているようだ。ただし、そこに、ドア式のヒンジによって前方と後方に展張される、エクステンド・レールがあり、運行時にはこれらは三つに畳んだ姿勢(前後長7m)にできるのであろう。牽引トラックを切り離し、ヒンジを展開すると、全長が21mくらいの「トラス橋」のような姿になる。アウトリガーによってわずかに仰角をかける。前端部は、アウトリガーというより、手動で展張する「梯子」のように見える。射出動力は何か? 長さ5mくらいの「砲身」形の装置が、トレーラー荷台上に載っている。この前半部のシリンダー表面は白光りしているので、油圧アクチュエーターのように伸縮するのであろう。動力は、圧搾空気、あるいは、カーバイド爆発で水蒸気を急膨張させるなどの熱源を利用する仕組みかもしれない。RATO用のロケット・モーターが大量供給されるなら、このような大袈裟な機構は必要がないのだが、さしものロシアでもロケット用のケミカル材料ストックがなくなり、機械式カタパルトを工夫するしか手がなくなっているものと想像される。