『エースをねらえ!』の真の主人公がお蝶夫人であったように、映画の『スターウォーズ』シリーズの真の主人公は、ベイダー卿なんでしょう。しかし初回作から28年も経ってしまったとは……自分も歳をとるはずです。
ここ数週間、地上波で公開#1から、公開#2、公開#3をたて続けに視ちゃいましたが、初回作からいきなりの「葛藤の無さ」が、しみじみ衝撃的でした。スペース・スペクタクルだけで人々を魅了してたんですねぇ。それと、公開#2のヨウダーと宮沢喜一首相のイメージが自分の中では強く重なっていたのですが、時期はまるで離れていたのですな。
当時の映画専門誌でヒロインが公開#1のあとインタビューに答えていました。たしか「私は『宇宙のシャーリー・テンプル』になるつもりはないわ」としめくくっていたと記憶します。シャーリー・テンプルさんは引退後に大使になったんですが、「レイヤ姫」はいまどうしているかといいますと……。なんと便利な世の中でしょうか、英語でググると現在ふつうのおばさんになっている写真を見ることができます。昔視た米国製TVドラマの役者さんがその後どうしているか、そういうのも、ググればぜんぶ出てくるのです。生き残る役者と生き残らない役者の違いは何なのか、つくづく考えさせられてしまいます。
また公開#1のときはCGも未発達で、背景の「描き割り」を日本人が絵の具で苦労して描いていたというのも話題だった気がします。宇宙船に到ってはプラモの部品をペタペタ表面に貼り付けて「それらしさ」を出していたという時代。もう二度とありえない。
公開#3のときは、たしかジョージ・ルーカスが「あれはベトコンのイメージで作った」とか口走ってしまったんですね。そしてそのあとで、ベトナムのヴェテランズをもっと肯定してやろう、という揺り戻しのムーヴメントが来ました。
誰がどう視ても#3でルーカスのモチベーションはなくなってしまった。あとは出資者との約束に拘束された「消化企画」を量産(弟子に丸投げ?)しただけではないかと思います。
残念ですがこの夏は家事多用で映画館には行けそうにありません。あとでレンタルビデオを借りようと思っています。
警察官の拳銃弾がナイフを持って暴れている窃盗犯の肩を貫通して通行人の大腿骨を砕いたという昨日のニュースをご記憶でしょうか。
これが.38スペシャルだったのだとしますれば、.38スペシャルはどうも中途半端な実包ではないのかと疑われても仕方がなくなるでしょう。
これからしばらく、少ない員数の警察官が、いっそう数の増えるばかりの凶悪犯やテロリストの取り締まりをしていくという困った時代が続きます。どうしたら良いでしょうか?
.45を発射できるDAのみのコムパクトなオートマチックを持ってもらうのはどうでしょうか。そしてもっと射撃練習をしてもらいましょう。そして凶悪犯の正中線を狙って当ててもらえば、今回のような遺憾な事故の再発は防がれるでしょう。市民はそれを要求すべきです。
少し前から「6カ国協議」を念頭に置いたブラフ合戦がオバート/コバートで始まっていますね。例によって日本の頭越しにです。こういう時期に「日本に核武装させよう」といったオピニオンがリリースされたら、それはすべてシナの尻を叩きたい米国政府の脅しの一つにすぎず、日本人が一喜一憂するのは、いかにもぶざまです。粛々と核武装は推進しましょう。