まさかF-15はB-2とニアミスしたんじゃ……?

We Won’t Wait! ──俺たちゃ、もう待たねえ!
 ……と民主党所属の国会議員連は叫んでいるようであります。
 ドライブ感ある小泉政権のテレビ演出に対抗するには、のんびりしたことは言ってられなくなった。「5年後では遅すぎる、明日だ、いや、今日からだ!」というわけでしょう。……たいへん結構な心意気です。
 憲法9条改正? 大いにやって貰いましょう、前原さんに。
 兵頭は「廃憲」論者ですから、どのグループが「改正」するという内容にも「激しく同意」はできないんです。残念ながら……。
 そもそも国民国家が民本主義で行くということは、成人国民にはおしなべて「国防の義務」がある。これはもう不文憲法なのです。憲法の精神です。
 具体的には、徴兵されずとも徴用されることは当然にあり得る。
 この「国民の国防の義務」を「改正9条」において盛り込めるのかといったら、やや無理なんじゃないでしょうか?
 しかしそれでも「9条改正」を前原さんがブチ上げることには大賛成です。
 自民党と民主党がもしこの一点で合意できるなら、もう公明党は必要ないですね。
 この改正審議を通じて、前原民主党は、党内のマルキストの追放に成功するでしょう。また、次の安倍氏以降の自民党からは、シナの工作に負ける連中が党を割って出る。やはりこのように分裂するのがスッキリする。
 その残ったパーツ同士、合体して「日本まとも党」が誕生する、という未来コースだってあり得るわけですよ。
 9条改正案と一緒に、防衛庁の国防省への昇格案をブチ上げとけばなお良いでしょうね。
 「庁」にも捨て難い味わいはあったんですが、国内外において、外務省と対等の扱いを受けられない今のままでは、自衛隊の中にインテリジェンス・ピープル(二重の意味で)がさっぱり育ちません。それじゃ、日本国がシナの工作に対抗し、米英に伍して生きることは不可能です。害務省を廃止するためにも、これは必要です。