シナの指導は進んでいる?

 北鮮がとうとう、「核は持っていない」という事実を世界に表明する準備を整えているんじゃないでしょうか?
 というのは最近、北鮮のミサイルの弾頭にはB・C兵器もつけられるぜ、っていう話を広める工作員が急に日本国内で活躍してますよね? なんで今更?
 ……これってやっぱり、苦し紛れの宣伝じゃないですか。「しじ」じゃないですか(もーえーちゅーねん)。
 つまり、ウリナラは原爆は持っていません。だから制裁は解除してくれ。しかしそれでもまだ対外交渉力の担保となる「カード」はあるニダ、と言いたいんでしょ。そう仕切りなおしたいための環境づくり、路線転換のための下均しを始めたんとちゃいますやろか?
 原爆をほんとうに持ってるんだったらB・C兵器の話なんかしても意味がない。その前に、だいたい北鮮はこれまで、BC兵器をつかった大々的な演習も実験もしてないわけです。
 たとえば地下に貯蔵していたガスが漏れ出して38度線で数千人が死んだとかいう「事件」が過去に一回でもあれば、BC兵器の脅かしにも迫力が出ますよ。しかしそんな話は北鮮に限っては過去に一度も無いんですから。もうBC開発の超優等生(w)ですよ。
 冷戦時代を通じ、米ソ英などは、羊など多数の生きた家畜を使って、BC剤の大規模実験を重ねています。それでようやく実戦で使い物になる。防禦法も分かる。北鮮は一度もそういう実験をしていません。
 ガス空襲に対処する民間防衛訓練も一度もしてませんね。持ってたら、やるでしょ、普通。北鮮軍にすら、全身防護衣などの耐BCの基本装備も無いってことは、人工衛星でもうまるわかり。ガスマスクすら満足に兵士に行き渡ってないでしょう。それで「ガス攻撃」とはおもしろい。
 かんじんの北鮮の軍隊が過去にガス攻撃の訓練をしたという記録すら無いんです。鉄砲とガスと、どっちの訓練が必須ですか? 近代軍隊として。
 超音速で大気圏外に飛び出してまた地表に落下してくる弾道弾。その弾頭から、ちょうど良い高度(地表数百m)で、ちょうど良いサイズの「ミスト」粒状にBC剤を撒布するってのは、これは特殊弾頭を取り付けたロケット実験をぜんぜんしていない北鮮には、どだい無理なレベルのハイテクなのです。
 樽詰めのまま地面に激突したBC剤では何十人も殺すこともできません。まあ、「全方位イヤガラセ外交」の道具としては、とてもふさわしいですけどね。隣家の軒先に汚物を投げかけるようなものですから。
 ところで関東以西は今日は猛暑だそうじゃないですか。当地は扇風機すら要りません。また今日は仕事の間に芸能ニュースを検索する余裕も大アリだ。てゆーか、通常のニュースがつまらなすぎるだよ。
 石川亜沙美さんがご結婚という報道を見つけました。じつは小生、いまから十数年前の雑誌編集見習い小僧時代は、レイアウトの参考にするため、ありとあらゆる女性誌にも目を通していました。(いちおう某『××マ×ジン』は、写真で売れてましたんでね。)
 『セ×ン×ィーン』誌に載っていたこのモデル嬢の太モモは正直、いまだに脳内画像フォルダに焼きついてます。男の三十代は女の下半身に目が行きますからねえ。あの編集長もそうだったんじゃないか。
 で、それから何年後だったか、J-WAVEを聴いていたら、この石川嬢がジョン・カビラ氏の番組に出てるわけですよ。どうもモデルからTV女優に進出を図るのでその宣伝の一環だったらしい。あの頃から「モデルでデビュー→雑誌で顔を売り→TV女優に成り上がり」という変則コースが芸能プロダクションにとっては一つの定番レールに確立しようとしていた。
 だから、ファッションモデルなのに身長がヤケに足らない、しかしルックスだけはどこでも勝負ができるという素材は、この新路線が前提で、その後、急に増えた次第です。既にこれは死語と思うが、アメリカの「スーパーモデル」ブームがその前にあった。まあ余談です。
 ところがですぜ、そのJ-WAVEに話を戻しますと、カビラ氏の極くやさしい質問に対する受け答えが、石川嬢にはできなかったのです。終始、口ごもりがちであった。演技に必要な即興的な利発さとは無縁な人なのだなぁと、聴いている人には分かっちまった。残酷でしたけどね。天は二物を与えずのサンプルだったと思います。
 またそれで思い出したのですが、こんなこともございましたわ。東京駅からJR東海道本線で横浜に帰ろうとしていたときのことですよ。わたしより後から、向かい合わせの2人掛けの座席のわたしの真向かいに、すごい足の長い若いお嬢さんが座った。いや、ジーンズをきちんとお召しでしたけどもね。
 背の高い女はいまどき珍しくないわけですが、わたしは瞬時にこの子はモデルだと確信した。なんというか、ふだんから女性誌ばかり眺めていたら、素材の判別がつくようになっていたわけです。なにごとも修業ですよ、やっぱり。
 ところがこのモデルさんは、どの雑誌でもまだ見た覚えはありませんでした。不思議でしょ? そのうち川崎あたりでこのお嬢さんは下車されました。あんまり足が長いので立たれるときに膝がわたしにぶつかった。
 で、横浜に帰って近くの書店で小学館の『CA×☆×AM』最新号をパラパラとめくったら、偶然にも、デビューしたばかりの山田優ちゃんが名前入りで紹介されている頁があって、大いにそこで納得したという次第でありました。
 あと一人、地下鉄の丸の内線に乗っていて、おそらくは小学館ビルに向う途中であったろう、ある有名ではないモデルさんの実物が扉脇に立っておられるのをこっそりと拝見し、写真とはあまりに手足の長さの印象が違う(実物の方がコンパクト、しかしあのクチビルの形は絶対に間違いはない)ので、認識を新たにしたことがあります。撮影術によってどうにでもなるという方の例です。
 しかしたまにTVニュースをつけてみると、どこも全く同じ品揃えのラインナップでうんざりしますな。
 特にローカルのニュースはおそろしすぎる。当地には民放が3局ありますが、おまえら道庁と道警のリリース種以外に何も取材できてないだろ。3局ともまったく同じ交通事故とか窃盗事件を報道している。だったら3局ある意味ねーっつーの。よくこれで情けなくないものだ。
 全国ニュースも、子供殺しだのシリアル・キラーだの、そんなニュースはもう飽き飽きだから、どうかジダン選手の頭突きの謎であと1ヵ月くらい引っ張って欲しいと思います。人間、何を我慢し、何を我慢すべきでないか、イタリアのような品性下劣なスポーツチームがヨーロッパでどう思われているか、考えるきっかけにすべきでしょう。
 さてそろそろ只で届いた『SAPIO』でも読むとしようか。最近オレが書いてないから内容が平板だよね。
 あ、それから籏谷先生、守り刀、恐縮です。銘は「靖俊作」でいいんですよね?
 いろいろな方からいろいろな品物を拝領するのですが、まったくお返しができない。相撲取りの「ごっつぁん」体質が染み付かないうちに、早くコンスタントに稼げるようにならねばと思います。それにつけても、涼しいのはありがたい。