クリントン氏の「名迷言探し」の旅――はじまる予感

 4年、できれば5年以上も賞味期限を保ち続ける、そんなインパクトのある「名失言」を考えてくれ! ……という指令が、選挙参謀を通じて、全米脚本家組合の民主党支持者に耳打ちされているんじゃないかと想像する。
 その念入りに計画された自発的失言を機に、民主党の指名を争うヒートから、カッコよく「暴走脱落」してみせるという寸法だ。
 ただし、脱落したあと、米国有権者から存在が忘れ去られてしまっては、何にもならない。5年や6年では忘れられないような暴走名言を世に刻印してから、引っ込まねばならない。そして来年以降、何かあるごとに、繰りかえして、彼女の「失言」が人々の脳裡に再生されねばならない。さすれば「次の次」への希望が育ち続ける。
 果たして、そんな名句が探せるだろうか? おそらく「自分への叛逆」が要求されるだろう。「紀伊半島でキーハンター」レベルの発言ではどうにもなりそうにないことは申すまでもない。
 雑談。
 AVG7.0のアップデートが5月末でうちきられますというご親切な日本語のポップアップが出るので「さいきんのフィッシングはすごい」とかビビっていたら、リアルでした。いつのまにか、日本語版もできていたのねんのねんのねん……。でもダウンロードしたら8.0は英語だけですね。いや、フリーのユーザーですので、それで当面、なんの文句も御座いません。