ラーメンに餅を入れるのもいいよね……と、すごく想像をしている事実について。

 サイエンスデイリーの 2010-5-12記事「New Project Aims for Fusion Ignition: Ignitor Reactor Could Be World’s First to Reach Major Milestone」。
 ロシアとイタリアがモスクワ郊外に新型の核融合発電装置を建設し、外部からのエネルギー注入なしで核融合が持続するところまでやってみる。
 基本デザインは、MITのBruno Coppi教授の「Ignitor」と呼ばれるもの。
 教授は何十年も「 Alcator」という核融合プロジェクトを領導してきた。
 げんざい、その「 Alcator C-Mod」は、大学研究レベルとしては世界最大で、最も強力な磁界とプラズマ閉じ込め圧を達成している。
 管径1.3mのドーナツ型の Ignitor は Alcator C-Mod の2倍の規模になろう。しかし廉価である。
 フランスにある国際共同の ITER は管径 6.2 meters だがイグナイターは性能でその上を狙う。ITERは高価であり、しかもまだ成功していない。
 プラズマ・ガスの純度が高いのもウリ。
 中心部分はイタリアで組み立て、 Troitsk へ持ち込む。
 そこには「 Triniti」という炉がすでにある。
 宇宙の遠くでX線を出している星。その内部で起きている現象こそが、プラズマ閉じ込め核融合炉のモデルに他ならない。
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 英国BBCの John Sudworth記者による記事「North Korea reports nuclear fusion success」。
 北鮮メディアによると北鮮の科学者は金首領の誕生日に合わせて核融合実験に成功したと言っている。
 ※全般にお笑い草だといった調子の記事です。むしろ哀しいのは下の概況説明のくだり。
 The dream of overcoming the huge technical challenges to make nuclear fusion commercially viable has so far eluded scientists in Europe, America and China,  ※いや~、みごとに日本がスルーされちょります。80年代のトカマク型JT-60なんて、とっくに忘れ去られ、代わりにチャイナが入っとる。
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 サイエンスデイリーの 2010-5-12記事「New Water-Splitting Catalyst: Researchers Expand List of Potential Electrode Materials That Could Be Used to Store Energy」。
 非常に効率的に水を酸素と水素に分解してしまう安価な触媒がMITで発見された。
 コバルト系の合金電極が、酸素生成側電極としては知られていたが、コスト高であった。今回の新発見は、ニッケル硼酸塩が使えるということ。
 このプロジェクトは、 Department of Energy’s Advanced Research Projects Agency から資金を獲得した。
 ちなみに水素発生側電極にはプラチナが使われているが、これももっと安いものを見つけるつもり。
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 UNG SUNG-KI 記者による2010-5-12記事「UAE Asks To Buy S. Korean Airburst Rifle」。
 韓国製の K11 airburst rifleを初めて購入する国はUAEだ。まず40梃。
 開発したのは Defense Acquisition Program Administration (DAPA) である。
 韓国は、 T-50 超音速練習機や、 K2 「Black Panther」MBTをすでに輸出中。
 K11は、ひとつの引き金の切り替えによって、standard 5.56mm NATO-compatible ammunition の他に、 a 20mm airburst round もセミオートマチックで発射できる。
 ※径20ミリということは、それが警察用でなく軍隊用で、しかも人体に直撃して爆発もするものであれば、立派なハーグ陸戦条規違反になると思うんだが……? ソ連規格の機関砲の23ミリだって、そこを律儀に気にしてたわけでしょ? まあ西独のラインメタルの20ミリがAFV用に許されていたから、構わないのか。
 スコープには、赤外線暗視装置と、レーザー・レンジファインダーとコンピュータが組み込まれている。
 照準点の頭上3~4mで爆発する。また、ビルの壁も貫徹できる。 and is also capable of penetrating walls of buildings ※てことは人体内爆発もあり得るだろ。これはあきらかに歩兵用の「銃弾」だし、まずいっしょ。まさか韓国とUAEはこの日露戦争前の国際条約に拘束されないと言い張る気か? じゃあダムダム弾も導入するか?
 有効射程は460 ~ 500 meters である。
 1梃の単価は約 16 million won ($14,000). ※ヘッケラーウントコッホ/米国の25ミリ擲弾銃の半値にしてきたわけね。
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 星条旗新聞の訃報。2010-5-14記事「Iwakuni DODDS teacher dies after scuba lesson in Japan」。
 在日米軍人の子供用の「M.C. Perry小学校」の53歳の女の先生が、大島でスクーバ・ダイビングをしていて5-9に死んだ。
 岸に上がるときに気分が悪くなっていた。
Towa Hospital に救急搬送されたが、死亡確認。
 死因は解剖して調べる。
 ニュージャージー生まれでソフトボールチームのコーチもしていた人。
 葬儀は岩国基地内の教会で金曜日。
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 ストラテジーページの2010-5-12記事「Gaze On Medusa And Live」。
 海兵隊の Medusa Weapon System はレーザー測遠ののちにロケットで発射されて自爆する 66mm の flash-bang grenadesである。
 5~7m以内の人間の見当識を失わせることができ、したがって、屋内や洞窟内の敵、それから一般住民を人間の盾に使っているゲリラを、うまく捕殺することができる。
 ただし、まったく無傷では済まず、威力範囲内にいた者のうち15%は怪我する。
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 Josy Joseph 記者による2010-5-12記事「Now, no record of Navy sinking Pakistani submarine in 1971」。
 1971年の印パ戦争の初日である12-3に沈没したパキ潜『 Ghazi』の調査結果は、いったいいつになったら公開されるのだ。
 この潜水艦は Visakhapatnam 沖に  92人の乗員とともに沈んでいる。
 インド海軍は、『Rajput』が爆雷で沈めたと言い張っている。
 パキ側では、この潜水艦は Vizag harbourの周囲に機雷を敷設していた最中で、その機雷が自爆したと言っている。
 潜水調査されているはずなのだがリポートがいくら請求しても非公開なので、インド海軍の歴史編纂委員がガッカリ。プンプン。