新企画『兵頭二十八の放送形式 Plus』について/管理人U

 少し前に『こっそり進めている新企画があります』──と私は書きました。
 このたび公開した『兵頭二十八の放送形式 Plus』がそれです。当サイトがお金を払って兵頭先生へ記事を発注しています。

 ところで、やる気も無ければ出来もしないのに憲法改正と言ってみたり。しなくてもいいのに消費税増税してみたり。死んだら閻魔様に舌を抜かれる事が確定していそうな我が国の首相が、今度は習近平を国賓として迎えるそうです。

 習近平氏が国賓来日したからといって私の貯金が減るわけではありません。来日しなかったら増えるわけでもありません。何の関係もありません。だから正直、どうでもいいといえば、どうでもいい事です。

 だけど、2014年12月12日の『兵頭二十八の放送形式』──私はずっとこの投稿が引っかかっていました。2020年になっても、です。

 『今日の我々は、東条と習近平の一致点を、数十個くらい挙げることができる。東条ファンの白痴右翼は、習が来年何をするかを、よく見ていることだ。』……皆さんは、挙げる事ができますか? 私はできません。

 『兵頭二十八の放送形式 Plus』の第一回のオーダーは私のこの疑問に対する回答です。お金が必要な企画なので、二回目の注文がいつできるかはわかりません。請けていただけるのかもわかりません。
 しかし今回、第一回の発注ができた事で、少しスッキリしました。サイトをリニューアルして良かったな、と思います。

(管理人U)


兵頭本[文庫]新刊情報──『日本史の謎は地政学で解ける (祥伝社黄金文庫)』

兵頭二十八先生の単行本『日本史の謎は地政学で解ける』の文庫版が2020年2月14日に発刊予定。祥伝社様からの鉄骨入りバレンタイン・チョコレートだ。
ありがたい事である。

兵頭二十八先生を語る上で欠かせない本はいくつもある。
マスターピース──『日本の防衛力再考』。
伝説的名著『ヤーボー丼―いかにして私たちはくよくよするのを止め、核ミサイルを持つか』。
私は『軍学考』が大好きであるし、『アメリカ大統領戦記』シリーズは読んでいて楽しかった。

ちなみに私が『やっぱ[兵頭二十八]は普通じゃない』と確信したのは傑作『日本人のスポーツ戦略―各種競技におけるデカ/チビ問題』だ。『絶対に[軍事評論家]の枠内の人じゃない』と理解できる。

今回、満を持して文庫で再登場する『日本史の謎は地政学で解ける』。

──なぜ畿内が、日本史の中心として栄えたのか?

──なぜ源氏は、鎌倉で幕府を開いたのか?

──なぜ足利氏は、京都に戻ったのか?

──なぜ日本は、元寇を撃退できたのか?

──なぜ秀吉は、朝鮮に兵を送ったのか?

──なぜ黒船来航が、日本の防衛観を一変させたのか?

──なぜ薩摩と長州が、幕末の雄藩になれたのか?

──なぜ明治政府は、江戸に天皇を移したのか?

──なぜ「征韓論」が、地政学のセオリーなのか?

兵頭二十八先生がお答えになる。
『日本史の謎は地政学で解ける』は兵頭本の中でも『面白い』本だと思う。

全て名著、全て必読なのが兵頭本だが、その中でも私は好きな本です。

(管理人U)


兵頭本[新刊]情報 [武器が語る日本史]

2019/10/26(予定)

単行本[武器が語る日本史]

兵頭二十八 著

出版社 徳間書店

歴史は戦争がつくった。
――だから軍事から見れば歴史がよくわかる!

第1章日本軍はなぜ「投げ槍」を使わなかったのか
第2章朝鮮半島から離れたことで変容した日本の武器性能
第3章鉾と楯から見た日本の武器事情
第4章日本の騎兵はどのように戦ったのか
第5章日本の弓はいったいどれくらいの威力があったのか
第6章楯を軽視した特殊事情
第7章テレビ時代劇とはまったく違う日本の合戦
第8章なぜ大砲をうまく使いこなせなかったのか
第9章日本人はなぜ火縄銃に銃剣をつけなかったか
第10章日本陸軍はなぜ《性能が劣った戦車》にこだわり続けたのか

徳間書店

http://www.tokuma.jp/