まめのまめちしき

 小さい子供がいる家庭だと、「常夜灯」が必要です。
 「常夜灯=豆電球」という定義は、そもそも無かったろうと疑うものですが、今日では、5ワットで「ダイダイ色」に光る白熱灯――いわゆる「ナツメ球」――が、イコール「常夜灯」と、照明器具業界では呼ばれているらしい。
 ところで、このナツメ球の明るさが、ひょっとして子供の深い眠りをさまたげているのではないかと思うことが、子育てをしていますと、ときどきあるわけです。
 吊り下げ式照明器具の近傍では、けっこうまぶしいかもしれない。
 それが瞼を透過して網膜と視神経を刺激し続けている蓋然性があります。
 ナツメ球は、5ワットとはいえ、発熱しています。それゆえ、たとえば黒いビニールテープで「ドット」を切り抜き、球の下端に貼り付けるといった、素人流の簡単な「遮光」は講じ難い。いろいろと、不便を感じている親御さんも多いのではないでしょうか。
 それでわたしは以前、「LEDを使って、ナツメ球よりもちょっと暗めの100V豆電球をメーカーはつくってくれないだろうか」とどこかで希望表明した覚えがあります。そのことはすっかり忘れていたんですが、この前、寿命が尽きたナツメ球を買い換えるため、ホームセンターの電気器具売り場に出掛けたら、あの(株)オーム電機さんが、消費電力 0.7Wで、「E12」型口金に嵌合する「常夜灯(黄)」を、390円ぐらいで売っていた!
 この単価は、白熱灯タイプの旧来型の常夜灯のほぼ4倍弱、といったところでしょうか。
 常夜灯はとにかく夜はつけっぱなしなので、旧来の白熱灯タイプのものは、1年ちょっとでもう寿命が来てしまいます(ウチの場合)。LEDならばフィラメントが燃え尽きることもないし、その4倍の寿命は軽くあるでしょう。
 また、消費電力0.7ワットというのは、メーカーの効能書きによれば、毎日8時間点灯しても、1年で¥50円也の電気代にも達しないという。
 なにより、発光ダイオード×3ヶだから発熱が無いに等しい。真下での直視を妨げるような遮光の措置も工夫しやすいだろうと直感しました。
 じっさいにとりつけてみましたら、明るさは、旧来の5ワット常夜灯よりも、やや暗めになっていると思しく、そのまんまでもOKでした。
 さて、豆知識の本題は、これからなんです。
 OHM電機では、この「3LED常夜灯」のラインナップとして、黄色ではない、白色のものも出していました。これが、イイ! 市販の最も明るいタイプのソーラーライトに匹敵する白色光線を、たしかに出してくれやがるのです。
 発熱が無く、電気代をほぼ無視できるということは、真夏でも、自宅を何日間か留守にしなければならないようなときに、この0.7Wの常夜灯を屋内の要所々々で昼夜を通じて点けっ放しにしておいていい――ということではないですか。
 つまり、夜分に窓や戸の隙間から光を漏らして「なかに人がいますよ」と演出してくれる防犯の灯火として、使い勝手がいい。(注意:リモコン式や人感センサー連動の照明器具には、LEDは使えないそうです。なぜそうなるのか、誰かわたしに分かりやすく説明してください。実験したところ、たしかに、「自動的には消えてくれない」という現象が起こるようでした。薄暗くなるだけなのです。初めから最後までつけっぱなしとするならば、問題はありません。)
 げんざい、防犯に関心のあるすべての人に、これをご紹介したいと思いました。

のっぺらぼうの十円玉

 「ネット・ゲリラ」さま。
 たびたび拙著をウェブサイト上でお取りあげ下さいまして、どうも有り難う存じます。御サイトは毎朝、愛読しております。いつも、目覚まし時計無しで朝の4時台に起きまして、回線をつなぎまして最初にPC画面に出てくるのが、ニュース更新の早い「東京新聞」のサイト。次にその日のローカル天気情報を確認したあと、「池田信夫」さんのブログを読んでスカッと眠気を覚まし、次に「泥酔」さんの日経の解説を読んで新聞を読んだつもりになり、次に御サイトに目を通すというパターンで、40分前後のあいだに、だんだんに血圧が仕事モードに突入していくわけであります。たいへんおもしろく拝読いたしております。
 以下、本日の余談(怪談)。69歳で死んだ親父(元・消防士)が、現役中、世にも珍しいコインを見せてくれたことがあった。10円玉と同じ材質・サイズなのだが、裏表ともに、のっぺらぼう。なにも刻印されてなくて、ツルツルだった。縁のギザギザ等もなかったと思う。エッジの角は、丸みを帯びるまでにとれていた。表面の錆びっぷりは、真に使い古された10円玉と同じ色合いであった。
 親父いわく、これは職務中、火事場の連絡で公衆電話を使わなければならないときのために、消防士が持たされている代用硬貨なのであるという。それならば、1人で何枚も所持しているのかといえば、なぜか、たった1枚だけであり、それも、財布に入れているようではなく、どこかの引き出しの中に忘れ去られたように放置されていたのだった。
 当時の10円玉は、使いでがあった。運輸会社の社員向けに設置されている自動販売機などをよく探しせば、350ミリリットル入りのファンタ・グレープを、50円かそこらで買うことができたような気がする。
 しかし、いったい、このような「一部の公務員に対して公的に支給された擬似10円玉」なるものは、本当に正式な制度として、かつて存在したのだろうか? あれから何十年もたった今頃、気になる。なにしろ、それ以後、わたしは他所では、一度として、そんな硬貨を見かけたこともなければ、話として聞いたこともないのだ。わたしの私的なミステリーである。

さすがに火薬の発明を強調はし辛いので、ひたすら花火でサジェストかい

 「バグダッド空襲」北京版は、こんな感じになるのか……と思って拝見しました。
 偶感。
 なぜ「北京原人」が登場してこないのか。さいしょから文明人だったと言いたいわけか。
 粘土板に文字を書くことを発明したのはメソポタミアの住民。シナ人は数千年遅れてその刺激を蒙った。
 粘土板に印章を捺すことを始めたのもメソポタミアの住民。ここから「活字」が発案されるのは時間の問題だろう。
 鄭和はインド洋を渡ってシナ沿岸に住み着いたアラブ系イスラム教徒の子孫ではないか。つまりインド洋と南支那海の航路は羅針盤の発明に先行してアラブ人によって冒険的に開拓されていたのだ。とすれば羅針盤を需要したのは誰だったのか?
 「軍事情報」さま。拙著をご紹介くださり、ありがとう存じます。
 またすばらしいご提案をしてくださいましたこと、併せて感謝いたしております。
 さっそく、新たに作画家さんや原作シナリオを募って、シリーズ展開を検討します。
 ※このプロジェクトに関しての原作シナリオの公募は、特別に間接的な方法を採用します。まず、各自のブログで、その原作シナリオを公開してください。「これは!」と思ったものに、わたしの方からコンタクトを取ります(ブログにこの件での連絡先を表示してくださるようにお願いします)。ちょくせつにわたしのところへ持ち込み/売り込みをしても相手にしませんのでご注意ください。
 劇画の原作の書き方が分からない人は、「読書余論」2008年6月25日配信の、『やっぱり有り得なかった南京大虐殺』の日本語オリジナル脚本を参考にしてください。
 どういうテーマでどんなテイストの作品を書いたら良いか分からぬ人は、最初からホワイト・プロパガンダ活動に不向きだと思いますので、どうぞお時間を無駄になされぬよう、お気をつけ下さい。

「ステルス住宅」高騰の予感!

 なぜかグーグルのストリートビューの日本版の最初の12都市の中に函館市が入っているというので、「手前のウチはあるか?」と捜索してみました。
 なんと、家から数十mのところにある生活道路まではバッチリ、フォローされています。そのある地点から90度横を見れば、ヒゲ道の数十m先のどんづまりのちょっと手前に、我が家の軒先のソーラーライトが1個見える……はずなんですが、写真の解像度が低いようで、それは確認することはできませんでした。
 でも、これはぜったいに普通乗用車の天井につけたカメラじゃないですね。視点が、人の身長よりはずっと高い。通常は覗けない高い塀ごしに、ひとんちの庭の様子が少し見えちゃってるんですから。いやこれは泥棒に下調べの情報を与えているようなもので、ますます次の本を書くときに、一章をまるまる「空き巣防犯対策」に充てる必要を痛感しました。
 だって普通は、用もないのに路地に立ち止まって、道路からちょっとばかりひっこんだところにある他人の家の窓などのディテールをしげしげと眺めたり、周辺情報を撮影したりは、しないですよね。「ストリートビュー」のおかげで、以後はそれが、誰にも怪しまれることもなく、こころゆくまで観察できるようになってしまったのですよ。えらい時代だ。
 そこで予測します!
 これからは「ストリート」に面した地所、「ストリート」から直視可能な住宅は、個人の住居としては「価値」は下がるでしょう。
 つまり、「個人情報」に続いて、「個人用住居情報」=家屋のプライバシーが、これからは高い価値を獲得するに違いない。
 個人庭園も、「表の庭」の時代は終りますね。地中海式邸宅のような「中庭」こそが最高の贅沢となるでしょう。それに次ぐのが「裏庭」か。
 「目隠し用」の背の高い植木も、需要が伸びるでしょうね。しかし、「目隠し板」などをめぐらしては、防犯と両立しませんから、けっきょく、「中庭」こそが新たな理想となるはずです。
 そしておそらく、江戸時代の武家屋敷街がそうであったように、玄関にも門にも「表札」は付かなくなる時代が、再びやって来るでしょう。
 少なくとも、ストリートビューの解像度の写真に写るような大きな文字では、家人の姓などは表示されなくなるのではありますまいか。
 逆に、店舗や事務所にとっては、ストリートビューの解像度の写真でハッキリと読めるような分かりやすい看板を、ストリートに向けて掲示しておくことが、必須となるでしょう。
 そうそう、以前、「正直へたばった庄司山」の登山リポートでスナップ写真をご紹介したことのある石川町の「ニート・ハウス」も、グーグルのストリートビューで確認することができました。が……、あの写真ほどのインパクトは無いですね。こういうところは「流し撮り」の限界でしょう。
 それと関係はないのですけども、昨日(8月6日夜)、陸自の函館駐屯地内の盆踊りに出かけてみました。地元のイベント情報サイトをみても、これに関する情報は載っていません。わたしは、『MAMOR』という(拙宅には只で送られてくる)雑誌を見て知ったわけです。(ちなみに8-1の港祭りの花火大会での海自基地一般開放というのは、「見物人のために打ち上げ場所から最も近い一等地の座り場所を夕方から貸します」というだけです。掃海艇などを公開するわけじゃないようです。)
 駐屯地は駐車場に余裕がありますから、遠くからでも参加できるのが有り難いんですよね。それと、あらためて感心しましたのは、テキヤが入り込めない空間ですから、夜店がぜんぶ「自前」です。
 ただ一点、感心しかねましたのが、「イカ踊り」という、じつにしょーもない「ご当地エレクトリック盆踊り」を採用していたことです。市内には、これを積極的にパワープレイする盆踊り会場と、「こんなものは盆踊りじゃねえ!」と顰斥する会場とがあります。古くからのコミュニティならば排除するのが当然だ。歌詞に風情は皆無で、これいじょう味わい薄く軽躁な、まるで観光客相手の魚市場で金髪ニイチャンが連呼しているだけみたいな音曲ってのも、全国的に珍しい。これに市が税金を投じたのだとすれば幾重にも情けないはずなんだが、それを恥ずかしいとも悔しいとも感じられないのが、まあ、無気力公務員の仕切る地方の現実なんでしょう。自分の子供の幼少時代の記憶にこんなノイズィな盆踊りを刷り込んいて、彼らは平気でいられるのかな? こういう地方の頽廃っぷり、無神経ぶりが、いまや逆に国政レベルにも波及し、模倣されようとしているんでしょうか。
 以前噂に聞いた話では、あの北島三郎氏が一貫して出身地イベントに冷たいのも、有名になったあとで函館市当局から受けた対応が酷いものだったから、といういきさつがあるのだと。さもありそうなことだと、この頃では考えるようになりました。とにかく地方は無気力すぎるぜよ。
 ところで皆様、マンガ『やっぱり有り得なかった南京大虐殺』の英語版 : ” Out of Drawings of Scenes of War; From Shanhai (August, 1937) to Nanking (December, 1937) ” (c)Hyodo Nisohachi & Kosaki Takeshi には、ざっと目を通していただけたでしょうか?
 ちょっと見ただけでもまだミススペリングが残ってますね(テキストファイルじゃないのでもう修正はできません。あしからず)。わたしが大学生時代に習った話では、スペル間違いが1個でもあると、英米のビジネス界では、その男の信用はゼロになってしまうから気をつけろ、と。
 しかしこういう脅かしにビクビクしていれば、けっきょく日本人が英文で真実を訴える機会も縮小して限りなくゼロになってしまうでしょう。それではシナの「腐らせソフト・パワー」に負けてしまう。もっと大胆になりましょう。
 「アウト・オブ・ドローイング」にはもちろんシャレも含まれています。

“From Shanghai (August, 1937) to Nanking (December, 1937)”  (c)Hyodo Nisohachi & Kosaki Takeshi, 2008 が、ウェブ上でついにリリース!

 英文版です。なお、日本語版は書籍(¥1,000-)だけです。
 英文版は、「資料庫」にUPされています。
 こんなに読みやすくできるのだとは意外でした。管理人さんの技量は凄すぎる。
 それにしても、まさかこのわたしが、英語でマンガを発表する日が来ようとは、思いませんでしたね(作画はもちろん小崎氏ですけども……)。
 オレに出来るのだから、キミにもできるぜ! チャレンジせよ!
 草の根「ホワイト・プロパガンダ」戦士のみなさんは、世界中に情報リンクを張ってください。戦いはこれから始まります。
 この英文公開版のデータの一部または全部をコピーして利用するときのご注意は、冒頭の挨拶文で書いておきました(日本語)。ご参照ください。
 さて、また「空き巣にやられた後日談」の続きをしようか。
 玄関の旧式のピンポン・ブザーを、最新のTVカメラ付きのドア・ホンに取り替えた。これほど容易に自分でできるとは思わなかった。ホーマック石川店の技術指導員のおじさんが親切にレクチャーしてくれた話を受け売りすれば、技術革新により、もはや映像信号を同軸ケーブルで送る必要がなくなって、ブザー用の既設の信号コードをそのまま転用できるようになったおかげである。もちろん、天井近くにあるブザーから信号コードを延長しなければならず、その結線部分の接触を確実にするための小部品が必要なのだが、その2点のささやかな買い増しを除くと、あとは、プラスとマイナスの安物ではない螺子回し、小型すぎないペンチ、あたらしい螺子孔のガイドを最初につくるためのキリだけで、作業は完了した。もっと具体的なことは次の単行本で一節を割いて詳説したい。そのころには、ますます多彩な防犯器材について、いささか知見を得ているであろう。またこのモニター画像が素晴らしい。夜でも街灯の明かりで人物の顔がちゃんと見える。ウチの場合は夜はセンサー・ライトも作動するから、警察の取調室状態だ。こんご、いままでチラシを片手に時折訪れていた営業マンが、1年くらいも現れなくなったら、わたしはそのサラリーマン風の人物もサスペクトすることになるだろう。これが「第二の仮説」だ。第三以降も、いずれ語りましょう。でもみんな、「人の心の闇」についての想像力が、足りないと思うよ。わたしはじつは今回の空き巣でむしろ緊張が緩んだ。こんな用意周到で、インターネットではおそらくない情報伝達慣行を保持する犯人グループが身近な町内に棲息しているうちは、当地の事態はまだ「平和」だと思えるからだ。つまり、まだここは、新宿や秋葉原やバグダッドには、なってはいないのだ。そこまでアノミーにはなっていないのだ。あるいは犯人は誰とでも普通の会話のできる男女で、しかも現行犯逮捕された場合に失うものが、世間の常識では驚くぐらいあったりするのかもしれぬ。そして動機が「生活苦」ではなく「心の闇」だとするならば、いつか、ダイスの目当てが外れ、ウォータールーの日はやってくる。そしてわたしはそのニュースを聞いて、ひょっとしたら残念に思うかもしれない。
 ともあれ、すべての家庭はカメラ付きドアホンを装備すべきじゃないか? そうすれば町内の1ブロック全体が、空き巣を排除するオーラを発するであろう。
 さて、他方、防犯効果はおそらくゼロではなかったにしろ、わが家に関しては事実として無力であったことを証明してしまったソーラーライトの電池交換情報につき、かつての熱烈推薦者の責任として、ここにリポートを残しておこう。
 輸入品であるソーラーライト・マルチムーン・イエローの製品に最初からついていたオリジナルのバッテリーは、メーカー不明の、緑色の、単四ニッケル水素電池(Ni-Mh)AAA 1.2ボルト 650mAh ×2本である。これの寿命が来たので、Panasonic HHR-4SPS/2B ニッケル水素単4(typ.800mAh、min.750mAh)電池×2本(\600-)に交換してみた。動作はいまのところ良好です。つまり、互換性があるように思われる。不具合が認められたら、またリポートしましょう。
 感心したのは、雨水シールドが完全で、虫類はもちろん、埃の内部侵入も認められなかったこと。しかも、手の力だけで螺子蓋を外すことができた。やはり、高いだけのことは、あるのだ。
 ただ不思議なのは、最初に買ったやつはまだ電池に寿命が来ていなくて、あとから買った方が、先にダウンしたことである。

はるまげ半魚どん ふたたび

 『やっぱり有り得なかった南京大虐殺』の英文ハメコミ作業を小崎さんにしてもらっていた。その仕事がもうじき完了しそうだ。
 このあと、データを、管理人さんにお渡しする。管理人さんも忙しい人だから、アップロード作業がどのくらいかかるのかはちょっと読めないけれども、北京五輪の開会式(8月8日)より前には、なんとか間に合って欲しい。
 日本には、作家・評論家はたくさんいる。マンガ家もたくさんいる。特亜叩きが大好きな暇人もたくさんいる。英語でメシを食っている職人もたくさんいる。しかし、英文で戦前の日支関係史を説明するマンガを作って北京との国際宣伝戦の第一線に立とうという者は1人もいなかった。1億2600万人も人口があったって、これじゃダメだろ? 日本国が今落ち目になってきているのは、国民が高齢化しているからではありません。各人にヤル気がなさすぎるからである。
 小生は、神奈川大学外国語学部英語英文学科卒という、吹けば飛ぶようなケチな英文学士様である。23歳の元自衛隊上等兵の新入生として、最初の1年は、これ以上はやれないというくらいに語学漬けの日々を送ったが、1年次の成績表は惨憺たるもので、自信があったのに落とした単位がいくつもあってガックリ来た。そのレベルの不適格者、自他共にゆるす劣等生である小生が信じ続けたモットーが、「一生、何の役にも立たないのが、真の教養だ」という、どなたかの格言であった。
 今、わたしはこのマンガの英文をでっちあげることで、錆び付きまくりのこの「教養」を実用に役立てようというわけだ。四半世紀近くも昔の学生時代に書籍や雑誌から「将来使えるかもしれない語句」として抜き書きして保存しておいたメモ帳を、今回、ダンボール箱から取り出し、埃を掃って活用し、とうとう使い切り、廃品回収に出してやった。スッキリしたぜ。
 それにしても参ったのは、単純な単語のスペリングや過去形や単複の処理も全部忘れてしまっていることで、一語一語、辞書で確認せねばならなかった。疲れた。わがPCにはスペルチェッカーは入っていない。
 なお、書籍にある自己解題や写真などは、当然ながら、英文版には附録されない。
 日本語版のマンガにご興味のある方は、書籍(ISBN 978-4-89644-673-9、(株)マガジン・マガジン発行、税込定価一千円)をご購入くだされ度い。
 最寄の図書館に「購入希望リクエスト」をしてくださるのも大歓迎。
 オリジナルの日本語脚本(ト書き指定から全部入ったもの)にご興味のある方は、「読書余論」の2008年6月25日配信分(有料:¥200-)で、全文を確認できるようにしてある。このメルマガは、バックナンバーも単発で購読可能だ。詳しくは、メルマガ配信元の「武道通信」のウェブサイト
http://www.budotusin.net
でどうぞ。
 さて、泥棒リポートの続きだ。犯人像がとても興味深いために、この事件に関連するいろいろな想像を止めることができない。
 いろいろと地域情報を整理してみると、わが家から半径100m以内でも、毎年1軒は、かならず空き巣狙いの被害があることが分かった。道理で、町じゅう、どこでも、犬を飼っている家の密度が高いわけである。(ちなみに、室外に番犬をつないでいた家も、空き巣にやられていた。防犯のために犬を飼うならば、室内で飼わないと、役には立たないのだろう。室内飼いならば、小型の犬でも十分に役に立つそうだ。)
 確認したわけではないが、北海道では積雪期には、空き巣狙いも活動を停止しているのではないか? なにしろ、道路でも宅地でも、足跡がつきまくりだからね。やっぱり、稼ぎ時は、窓の施錠も緩くなりがちな、初夏から始まるのであろう。逆に言うなら、初夏に防犯警戒ボルテージをピークにもってこなければ、北海道でのホーム・ディフェンスは不可能である。
 最大の謎。
 いったい犯人は、どうして、たまたまその日だけ留守にしている家を、みつけることができるのだろうか?
 たまたまその日だけ留守にしていて、なおかつ用心が悪い家は、夏季の宵の19時以降なら、歩行者は、通りすがりに容易に識別することができるのである。家庭の電燈が、玄関灯も室内灯も、真っ暗だからだ。(ウチもそうでした。トホホ……間抜け過ぎ……)
 ところが問題は、空き巣狙いのプロがそういう家に運良くヒットする確率は、1人で夕方6時台から市内を自転車で行脚するとしても、そうそう高くはないんじゃないかということなのだ。深夜12時過ぎまで行脚を続ければ、なにしろ地方都市は、繁華街を除くと夜の街路などさびしい限りだから、誰かに見咎められてしまう確率が高まるであろう。
 犬連れの散歩にかこつける偵察も、あり得そうにない。逆にそこらじゅうの飼い犬から吠えつかれるだけだろう。袋小路にも入って行けないはずだ。
 わたしを納得させる第一の仮説を以下に述べる。(「第二」以降の仮説は、後日に。)
 犯人は、本番の深夜の侵入実行と、昼頃から宵にかけての「市内偵察係」とが、協働しているのであろう。
 つまり、純然たる単独犯ではない。最低2人で、チームを組んでいるのだろう。
 たまたま留守であることを悟られることがない家とは、常に周囲の家と「様子」が際立って異なるようなことのない家であろう。それとほとんど同様に、「空き巣狙いのための市内偵察係」であることを一般住民に悟られぬ方法としては、「日常的に徘徊していて怪しまれない者」となりおおせていることが、肝要ではないのか?
 だから、もしもわたしがこのような「空き巣狙いビジネス」のアントレプレナーになるとすれば、「市内偵察係」には、老人を雇うだろう。田舎では、老人が昼ひなか、あるいは夕暮れに、自転車で至極ゆっくりと、行く先も定めずにフラフラと街中を横行していても、誰も怪しんでそれを眺める者は居るまい。理想的には、婆さんだとベターかもしれない。世間の一般常識では、「老婆」と「空き巣」は、けっしてイメージ上で結びつくことがないであろうから、人々の「猜疑心」「警戒心」はそれだけ低下させられるに違いない。ときおり、安物の自転車を駐めて、徒歩で「うっかり」と他人の家の庭先に迷い込んでしまう、そんな行動を日常的に繰り返していれば、袋小路の中にあって、泥棒に対する警戒意識の低い家を、重点的に見回ることが可能になるだろう。外見がボケていて、しかしながら、住民から声をかけられたときの会話はちゃんと普通にいなせるばあちゃんならば、あなたは犯罪者だと疑いますか?
 こうした老人もしくは特殊な疑われないキャラクターの「相棒」である偵察係氏が帰宅後に、侵入実行犯に対し、彼が得てきた情報を伝える。その情報には、「留守らしい」というものの他に、「最近引っ越してきたばかりの世帯ハケーン!」というものもあるだろう。そのような家庭は、現地の犯罪情報に疎いから、泥棒に対してノーガードである場合があり得よう。
 こうした情報を、外出せずに得ることのできる相棒の実行犯氏は、どれほど効率的に、且つ、安全に、仕事ができることになるだろうか?
 ゴミ出しケージを体重で歪めてしまうくらいの体格をもった男子である彼は、昼間や夕暮れに町内の袋小路を徘徊して、住民から疑われたりするリスクを、まったくゼロにできるのだ。しかも、最も人通りのない深夜の最適な時間帯に、ターゲット・ハウスに直行して、素早く仕事を終わらせ、薄明の前にアジトに戻ることができる。このような協働体制ができていると仮りに考えれば、何年も逮捕をまぬがれて棲息できている事実にもわたしなどは納得ができるのである。単独犯ならば、とっくに「偶然」の「骰の目」の悪い方が出て、掴まってしまっているだろう。彼は、決して偶然に身を任せてはいないのだ。
 わたしは幸運な被害者かもしれない。現地に居住し、同じ市内での空き巣狙いを長年ビジネスにしているこのようなプロ・チームにやられたおかげで、現金「数万円」以外の損害は微少であったからだ。
 山本有氏によれば、もしシナ人など外国人が犯人だったならば、現金どころか手当たり次第の根こそぎに持ち去られたであろうということだ。
 幸い、この侵入実行犯氏は、わたしのもっかのプロファイリングによれば、余計なリスクは冒そうとはせぬ慎重居士である。だから、この犯人チームに関しては、「装置」やステッカーによる防犯は可能だとわたしは思う。つまり、「装置」の存在誇示によって、屋内に侵入しようという企図そのものを自主的に撤回させるに至らしめることも可能であると思っている。
 ちなみに後藤よしのり氏によると、空き巣狙いを「防犯装置」だけで防ぐことなどできず、「町内のそのブロック全体が、余所者に対してガードが固い」と犯人に思わせるのが理想的な防犯になるのだという。江戸時代の長屋は、だから安全だったわけだ。後藤氏いわく、具体的には、常に隣近所が声を掛け合っている関係を築いていなければならない、と。
 ところが、これは実行しにくい。現代の地方都市では、どのブロックにも安アパートや高級アパートがあり、わが家のような貸家も少なくない。つまり「ご近所」の半数くらいは、面子が頻繁に入れ替わり続けるためだ。
 それに、わが家のケースに限って言えば、ひとめで「この一軒は留守だ」と判ってしまうような、夜間の「真っ暗」状態を、袋小路のどんづまりであることに油断して、間抜けにも放置したのが、毎日町内を巡回している敵の偵察係に眼を着けられた端緒だということは自明なのだ。「留守ではないと思わせるような光学的な演出ができる家庭照明システム」さえ準備ができていたら、今回の賊に目をつけられることはなかったであろう。
 そこで以下、いくつかの「装置」について語りたい。今回の経験により、「装置」をいろいろと検討した結果、わたしはまず、日本の家電メーカーに対し、いくつかの不満を持った。
 まず、コンセントなしのつくりつけ(直結配線)で、直管の蛍光管を光らせる玄関灯(戸外)を、電気工事を一切しないで、即座に、タイマー付き、または「薄暮~暗闇センサー付き」に変更することができるような、気の利いた蛍光管商品が無い。これを誰か、すぐにも発明して売り出すべきだと思う。
 本当は、玄関灯の点灯と消灯を屋内から操作する「ON/OFF」スイッチを、タイマー付きに取り替えるのがベストなのである。ところが、それにはタイマースイッチ盤の部品代(1万円台だと思う)だけでなく、電気工事士を呼んで交換作業をしてもらう必要がある。人一人を呼びつけて労働させるのだから、5000円前後は最低でもかかってしまうだろう。しかも借家の場合、引っ越すときに、それらの投資は「置き土産」とするしかないわけだ。
 まあ、家族の安全のためだから、掛け捨て保険だと思って、この工事はいずれしてもらうつもりだが、慾を言えば、蛍光管をとりかえるだけで、タイマーをつけたのと同じことになる、そんな便利グッズがあれば嬉しい。
 つまり蛍光管それ自体の中に、「12時間タイマー」を内臓したものだ。
 このような商品の設計は面倒だろうが、不可能ではないだろう。需要は、かなりあるだろうと思いますよ。
 留守である屋内に、夕方から深夜にかけ、あたかも人が暮らして居るかのようにみせかける装置としては、白熱灯スタンドに普通のタイマーを接続したり、あるいはフカダック(株)の「光センサーコンセント」(受光部に130~170ルクスの、昼間の窓明かりレベルの光が入らなくなれば通電する、中間スイッチ)をつなげば良いであろう。
 リモコン・タイマーでON/OFF予約ができる天井灯は、どれもサイズ(直径)がでかすぎる。かつまた、消費電力が60ワット以上とか、不必要に大きなものばかりだ。メーカーは、もっと小型で省エネの商品を揃えるべきだろう。また「引掛シーリング」でない、旧いバルブ電球用ソケットしかない天井にもとりつけられるような、アタッチメントがあると、ますます可。これも、絶対に需要がある筈だ。
 「人感センサー」とバルブ電球ソケットが一体になった商品がある。これをもう少し改良すれば、トイレや風呂場や玄関内部などにつける「防犯電球」になると思う。
 すなわち、ソケット側の切り替えスイッチで「留守番モード」にできるようにするのだ。このモードの時に、もし、下を動く人の赤外線を感知したときは、通常の電球と、赤色LEDや青色LEDの強烈な点滅が、交互に、いつまでも続くようにするのだ。戸外からは、どうみてもそのトイレや風呂場や廊下で、何か異常事態が起きているように、眺められるであろう。
 その光のハラスメントによって、トイレの窓などから侵入しようとした犯人を、無音裡に、退散させることができるであろう。(当然、バルブは2球、必要だ。が、同時に2灯を点けるわけではない。警報用バルブの中に人感センサーを埋め込んでしまっても良いだろう。)
 なお、後藤よしのり氏によれば、警報装置などものともしない、ヤル気満々な泥棒は、早めに配電盤のブレーカーを落としてしまうという。そこで、もし、このバルブへの通電が断たれた場合には、内臓のボタン電池により、警報音が鳴り響くようになっていれば、一層宜しかろう。犯人は、電球を破壊しても、ソケットをとりはずしても、この音を消すことはできない。廊下や他の室内にもこの「防犯電球」がついていると思えば、もうそれ以上の侵入には嫌気がさすであろう。
 もうひとつ、これは「100均」商品のメーカーさんに対してご提案をしたい。それは、玄関の、いちばん安いドア・チャイム(ピンポン・ブザー)の上から、フタを被せるように接着するだけで、あたかも、「カメラ付きドア・ホーン」であるかのようにみせかけることができる、ダミー・カメラ商品の一種だ。通りすがりに遠くから見て、「あの家の玄関には監視カメラがついているらしい」と気が付けば、おそらく慎重な犯人は、その家の回りをうろつきはしないだろう。
 なおわたしは今回の一件で、ソーラーライトの評価を変更した。これもご報告しなければならぬ。
 暖色のなごみ系のソーラー・ライトは、街灯が無くて薄暗い壁面についている窓から侵入しようと図る盗犯に対しては、威嚇&抑止効果がほとんど無い。これを抑止するには、むしろ、OHMの電池式(単2×4本)センサー・ライト「MS-15S」や、同じように電池で光らせるセンサー・ライトを配置した方がずっといい。このような結論を得た。
 注意点は、常夜灯にしている玄関外部の蛍光灯が、センサー・ライトの昼夜センサーに当たると、「今は昼間である」と認識してしまって、人の動きを感知しても発光してくれないことだ。「MS-15S」は、センサーの向きと、照射する方向を、それぞれ独立に変更できるので、この点、便利(センサーに玄関の蛍光灯がじかに当たらないように向きを調節すればよい)。ただし、人感センサーが斜め下を向いているために、低いところに設置しにくいような気がする。他のセンサー・ライトと混合する必要があると思った。追々、実験をします。
 ソーラー・ライトで防犯しようと思ったら、工事現場用の、多色のLEDが点滅するものがベターかもしれない。(これから試す予定はありません。これからは、センサー・ライトその他に投資するつもりです。)
 つまり、ご近所や通行人の視線と注意を、おのずからその暗がりにひきつけるような「警報色」のソーラー・ライトでなかったら、防犯の意味は、あまり無いだろう。
 要は、夕方から夜にかけて巡回してきた「偵察係」をひるませるようなものでなければダメなのだ。そのために必要なまぶしさを、小面積のソーラー発電パネルでは、とうてい得ることはできない。

ギャラ4万円なら東京に「出張」仕事ができます!

 またしても「チャンネル桜」への出演(7/30収録)を見送らねばならならず、残念です。
 こんどはギックリ腰が原因ではありません。単純に、旅費だけでギャラをオーバーしてしまうのです。
 何ヶ月も前から分かっている場合は、格安旅行企画に便乗して途中脱落するなどのいろいろな方法が講じられると思うのですが、10日前、それも観光ハイシーズンでは、万事休す!
 たとえば青森駅と東京駅を結ぶ夜行バス(どちらも出発時刻は夜20時台、到着時刻が朝7時前後)の切符が、絶対にとれません。若い旅行者のひとたちがとっくに全部、おさえてしまっているからです。
 この切符は片道10000円前後で、貧乏出張者の命綱です。いかなる鉄道よりも安い。特に帰り道でこれを利用することによって、東京で一泊せずに済ませることができるのです。
 また往路で利用すれば、収録が今回のように朝10時からと早いときも、余裕で青山の「子供の国」の近くのスタジオまで辿り着けます(羽田からですとそこまで移動するのにも1時間前後かかりますので、函館発の朝一番の航空便で出かけても10時には遅刻してしまいそうです。つまり飛行機を使うなら前泊するしかなくなるのです)。
 往復ともに夜行バスというのは、かなりくたびれる旅ですが、地方在住の頭脳日雇い人夫の分際として、そんな文句は言っていられない。だが、今回は、その頼みのバス切符が、はじめから空席無し。ソールドアウトなのであります。
 青森と函館の間を、人だけなら運賃5000円也の連絡船「なっちゃんRera/World」で移動するか、5500円以上のJR特急で移動するかは、悩むところです。というのは函館駅から自宅までは、昼間であれば、路面電車と徒歩でなんとかなるが、フェリー埠頭から自宅までは、そうはいかない。千数百円か二千数百円のタクシー代がかかると考えると、やはりJRを利用することになるでしょう。
 また、帰宅が深夜になる場合には、二千円台のタクシー代も計上せねばなりません。
 というわけで、まったく飲まず食わずのゼロ泊でとんぼ帰りするだけの東京出張にも、交通費だけで¥3万3,500円くらいは、かかります。今回の「チャンネル桜」のオファーは三万円ですから、それを請けると「勤労奉仕」となる。(ハイシーズンの片道航空券だけで3万円くらい? それに前泊ホテル代。帰路は新幹線で八戸まで行って、特急で青森まで行って、青森港フェリー埠頭まで駅から深夜3km以上の道を歩いて、夜10時発のなっちゃんか、深夜2時台発の旧型連絡線に乗って、函館埠頭からはタクシー利用しかないとすれば、やはり軽く3万円overでしょう。もう、とても無理ですわ。)
 勤労奉仕も事と場合によっては請けなければなりませんけれども、今は予定外の奉仕をしていられる余裕が遺憾乍ら無いので、お断りすることにしました。申し訳ないです。
 空いた2日間は、「読書余論」の入力作業に充てようと思っております。

追記訂正

 さきほどの「泥棒続報」は取り消し。犯人の指跡であるかどうか断定ができぬ。
 やっぱり「社会防衛」の本を1冊書かねば……と思うようになりました。後藤さんや山本さん(息子さん)などと、おもしろい共著はできないものだろうか? この人たちのディープな「防犯の知恵」を汲み尽くしたくてたまらないです。

◎「読書余論」 2008年7月25日配信 の内容予告

 はじめに、ドロボウ続報です。トイレの窓枠の埃の上に犯人が手をかけた跡があり、その繊維状模様から、犯人は軍手のようなものをはめていたと想像できました。また犯人の身長は170センチ以下かもしれません。
 さて、
 今号から、「読書余論」の各号にとりあげている書目の予告を、兵頭じしんが書くことにしました。(いままでは杉山さんが開頭の1~2行をコピーして添えくれていましたが、これだと摘録の眼目はかえって分かりづらいでしょう。)
 以下、タイトルだけのものは、摘録が非常にすくないか、特に驚くようなことが書いてあるわけではないものです。
▼野砲兵学校・重砲兵学校・高射砲兵学校・著『陸軍少年砲兵』S19-10
 重砲兵学校では、少年に沿岸ソナーの操作を教えていた。少年の耳の方が良いから。
▼防研史料『支那軍ノ戦力及戦法ノ史的観察竝ニ対策』by 大本営陸軍部 S15-6
 シナ軍の毒ガス装備について言及あり。ホスゲンを発射してきたことなど。
▼金子空軒『陸軍史談』S18-9
 西南戦争当時の徴兵の識字率は異常に低かった。軍人が平時に事故死しても靖国には入れてもらえぬ。演習で死んだのでもダメ。
▼牧島貞一『鬪ふ航空母艦』S18-4
 大鳳の居住区が狭いことなど。同乗リポート。
▼西原勝『陸の若鷲』S14-5
▼山岡荘八『小説太平洋戦争・5』S42
▼三国一朗『昭和史探訪』S49
▼防研史料『昭和十四年三月十九日 侍従武官御差遣時 張鼓峯事件に於ける工兵第十九聯隊 小林・武井両小隊の戦車肉迫攻撃説明要旨』〔満洲/支那事変/18〕
 本文では「肉薄」と表記。ノモンハンとは植生が違ったから有利だった。
▼防研史料『風力ニ対スル射距離差及横偏差修正法』by呉海軍工廠、S13-2 〔6/研究資料/81〕
 遠距離艦砲射撃が当たるわけがない理由。
▼防研史料『対蘇海軍作戦』by二復 S22-11調製 〔3/ソ連/8〕
 なんと対ソ戦になったら水上機をぜんぶ北満の陸軍のための直協機にするつもりだった。二復とは旧海軍省のこと。
▼防研史料『第十三航空隊 戦訓所見(自13-4 至13-12)』by 航本教育部 〔2/支那事変/260〕
 96陸攻で2500m以下を飛ぶとシナ軍のAAにやられる。しかし地上目視は不完全になる。だから友軍誤爆が……。
▼古川薫『天辺の椅子』1992-11
 児玉源太郎の比較的に新しい評伝。毎日新聞夕刊に連載された。宿利が記さず、その後に分かったことはなにか。
▼宿利重一[しゅくり・しげいち]『兒玉源太郎』S17-11初版、S18-1訂正再版
 良質の伝記は、摘録しても長くなる。おそろしいくらいの手間のかかった一級文献。この古本は買うとかなり高いが、今回の配信を読めば、斜め読みした気になれます。
▼S4-10『明治文化全集 第二十二巻・雑史篇』所収、佐田自茅「樺太評論」原M8-4
 江戸幕府が無能なために樺太が雑居になってしまった次第について。
▼ギュンテル・プリイン著、浜野修tr.『独逸軍神プリイン少佐』S18-10、原「スカパフロウまでの我が経路」1940
▼M・ヴァレンティネル少佐著、安原茂夫tr.『独潜水艦長の手記』S15-12
 1911のU-3号の沈底事故とその引き上げ成功の記録。
▼福田一郎『潜水艦』S17-10
 日本海海戦のとき、津軽海峡には潜水艦がいると偽情報を流した。
▼広瀬彦太『世界潜水艦ものがたり』S19-6
 大正13年の第43号潜水艦の事故顛末。ペリと発見距離の艦種別データ。
▼大分県pub.『大分県の産業先覚者』1970
 28サンチ榴弾砲の砲床を急造した横田穣の小伝。
▼麻野尚延ed.『わが国農林業と規制緩和』平10
 自由な資本が農業に向かうことはありえない。城郭と数奇屋風書院造が日本の林業を変えた。
▼田代浄一『日本に農業はいらないか』1987
 ハイエク主義では農業は亡び、それによって国家も没落する。
▼岸康彦『食と農の戦後史』1996
 冷凍施設なしでは漁業も成り立たない。
▼オマケ。
 東大附属図書館の昭和11~20年受け入れの興味深い軍事関係珍書奇書タイトルについて。
 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が紹介し、他では読めないコメントを附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)
 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は200円です。
 バックナンバーも1号分が200円で、1号分のみでも講読ができます。
 2008年6月25日号以前のバックナンバーのコンテンツは、配信元の「武道通信」のウェブサイト
http://www.budotusin.net
 の「告知板」をスクロールすれば、確認ができます。
 ウェブサイトでわからない詳細なお問い合わせは、(有)杉山穎男事務所
sugiyama@budotusin.net
 へどうぞ。

たのもしき人々

 最新の武道通信かわら版で、篠田大輔さんが、良い情報を紹介してくださっている。篠田さんとは面識があるが、じつにアメリカ情報通の方だとお見受けした。カウンター・プロパカ゜ンダをはたらきかけるならばどこがいいのかも熟知されているようなのだ。こういう貴重な人材がもっと日本に増えてくれれば……。
 もっか、マンガの英文台詞は書き終り、これから、校正を予定しています。オリジナル和文の直訳ではまったくなく、別なシナリオのようにも読めるでしょう。お楽しみに。
 ハメコミ作業をしてくださっている小崎さんがご多忙なので、「ファン・サイト」にUPされる時期は、未定です。