日本版無人潜航艇は、要するにCAPTORの代用物だろう。合理的な解だ。

 Kyle Mizokami 記者による2018-11-3記事「The Sub of the Future Is a Drone Mothership Inspired by a Sperm Whale」。
   フランスの軍需メーカーが、リチウム電池潜水艦「SMX-31 エレクトリク」の図案を公開した。マッコウクジラにインスパイアされたそうだ。
 全長229フィート【=70m】、排水量3400トン。
 このクラスでは乗員はふつう60名必要だが、たったの15名で操艦させる。
 主機能は、UUV母艦、フロッグマン母艦、巡航ミサイル母艦である。
 外見特徴。セイルがない。
 推進はポンプジェット×2。水中翼は引き込み式。
 外殻表皮は六角形タイルで覆われ、そのタイルはセンサーを兼ねる。
 艦首と艦尾にはサイドスラスターも。
 動力源はリチウム電池。ディーゼルエンジンも原子炉も搭載しないらしい。 連続潜航は30日以上可能と豪語。
 次。
 Andrew Tate 記者による2018-11-1記事「Images emerge of new Chinese submarine」。
   「sina.com」という中共内のウェブサイトに、江南(上海)にある長江?なんたら造船廠(Jiangnan Changxingdao)で建造中の、セイル無し潜水艦の写真がUpされた。
 ※フランスで構想途中の潜水艦を、中共が先にパクって形にしてしまう。これからこういうパターンも増えるのだろう。
 長さ50m×直径5mはありそうである。
 ※英語世界ではセイルのことを「フィン」とも呼ぶことをこの記事によって初めて承知した。たしかに「背びれ」のようだしね。
 ちなみに、2014年10月20日の衛星写真。武漢の造船所で小型の潜水艦を建造しているのが写っていた。
 並んでいるポンツーンから推定して長さは35m、巾は3.5mくらいだった。
 そしてその後、この謎の潜航艇の写真は一切、あらわれていない。
 武漢は揚子江河口から800kmも内陸に遡上したところにあるのだが、そんなところで中共海軍が極秘の潜水艦を建造していたことは確かだ。