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David Hambling 記者による2025-1-10記事「1,200,000 Drones: Ukraine’s Unmanned Weapons are Transforming Warfare」。
2024年の1年間だけで、ウクライナは120万機のドローンを組み立てた。
長距離片道攻撃用の「Lyutyy」という国産無人機は、レンジが600マイルである。
それらすべてのドローンのうち、9割は、対AFV用のFPVクォッドコプター。
民間篤志のファンドライザーが、国家以上の貢献をしている。Serhii Sternenko というボランティアは、13万3000機のFPVドローンを宇軍に寄贈した。これはNATO加盟国のどの1国の陸軍の保有ドローン機数よりも多いのである。
FPVドローンの主流は、サイズが「7インチ・フレーム」から「12インチ・フレーム」までの、レーシング用ドローンである。
FPVドローンの搭載爆薬量は、劇的に増えた。2022年においては、1.5kg=3ポンドの爆装がギリギリだった。しかし最近では、3kg=6ポンドの爆装をしているものがある。
特攻マルチコプターのレンジは、理論上、12マイルあるが、現実には3~6マイル飛んだところで目標に突入している。
片道特攻UAVのうちどのくらいが、サーマル・カメラを搭載しているのか、その統計は無い。しかしSNSに上がっているビデオの比率からして、その数はまだとても少ないものと考えられる。
24年に、ウクライナ軍は、露軍のUAVを空中で体当たり撃墜する作戦を始めた。その撃墜スコアは、いまやトータルで1000機を越えている。
Sternenko が扱っている FPVドローンの単価は、昼間用カメラ搭載モデルだと、300ドルから460ドルくらい。価格はフレーム・サイズに比例する。
夜間対応カメラ搭載モデルだと、これが、700ドルから800ドルになるという。
偵察用として最もポピュラーな市販機は、「DJI Mavic 3」だろう。
滞空45分可能、ズームは標準で56倍である。
「Mavic 3T」は、サーマルカメラ搭載のバージョン。小売価格にして4000ドルだ。
固定翼の偵察ドローンは、2024年に5000機が供給された。品名としては、「Shark」「GOR」「Furia」など。
そのうち「A1-CM Furia」は、電動で3時間滞空可能。最大で50km先から動画を電送できる。航法にGNSS信号は必要としない。夜間も飛べる。コストは7万ドル。
重量級のマルチコプターは、2024年には2000機が供給された。「Nemesis」「Kazhan(“Bat”)」「Vampire」などの品名あり。ヘクサコプター型もしくはオクトコプター型である。これらはすべて、夜間飛行に対応。
単価2万ドルする「E620 Kazhan」のペイロードは20kg。レンジを8マイル以上にしたければ、この荷物は減らす。
重量級マルチコプターは、82ミリ迫撃砲弾や、120ミリ迫撃砲弾を投下する。「TM-62」という対戦車地雷を改造した特製爆弾も投下する。
重量級マルチコプターを、地雷敷設に使うこともある。地雷原には最初、味方が通行できる通路を設けてあるものだが、敵がやってきたら、その通路にも地雷を置かねばならない。そういう任務に役立つ。
片道長距離自爆攻撃機は、2024年中に、6000機以上、調達された。品名としては「Lyutyy (“Fierce”)」や「Firepoint」など。
精油所や、空軍基地を空襲しているのは、このタイプである。
宇軍は2025年には、このタイプを3万機、調達する計画だ。
「Lyutyy」はウイングスパンが23フィート、ペイロードは100ポンド超で、レンジが600マイル以上。「シャヘド136」の対抗品といえる。単価は20万ドル。
軍功章を授与されたオペレーターの Timofiy Orel は、2024-1~5月、42両の戦車、44両のBMP、10両のMT-LB、28両のBTR装輪AFV、露兵400人を、その率いるチームのドローンで破壊殺傷した。
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Prabhat Ranjan Mishra 記者による2025-1-10記事「New US spy drone can fly at 15,000 feet for 14 hours, pack 30-pound payload」。
米陸軍は、「Textron Systems」社が開発した新型ドローンを受領した。1月中に、用法に習熟する。
「MK 4.8 Hybrid Quad (HQ) Aerosonde」という。
4軸電動ローターにより、垂直に離着陸するが、巡航時は、内燃エンジンのプッシャープロペラと主翼の揚力を用いる。滞空14時間可能。高度1万5000フィートまで上昇でき、ペイロードは30ポンド。主に偵察に使いたい。
BCT=旅団戦闘団 の目となる。
機材は、兵隊2人で担いで動ける。組み立てて発進させるまでの時間は30分。
エンジンの燃料は「JP-8」。
※陸軍のプロジェクト名を「FTUAS」と言うらしいのだが、これはぜったいに、彼らの脳内で「フタ」と変換されている。日本のエロアニメ・ジャンルの「ふたなり」はすでに英語として通用するのだ。
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Victor Davis Hanson 記者による2025-1-10「X」投稿「Dresden in Los Angeles and our Confederacy of Dunces」。
LAの有権者は、じぶんたちで選んだ左巻きのペテン師たちの行政のおかげで、このたび廃墟を得た。
新規の貯水池整備を禁じ、既存のダムをぶっ壊して陸水を無駄に海へ注がせ、「気候変動」に対処した気になっていた、その愚劣の報いをじぶんたちが受け取ったのだ。
古いタフガイ・タイプの白人男性消防士はよくないといって上から下までDEI採用枠を増やした、その結果が示された。LAはWWII中のドレスデンにされてしまった。
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Howard Altman 記者による2025-1-10記事「One Of Just Two CL-415 Super Scooper Planes Taken Out Of Palisades Fire Fight By Drone」。
2機しかなかった「消火用飛行艇」のうち1機は、ドローンとの衝突により、飛べない状態だった。
「CL-415」は別名、スーパー・スクーパー。海面に着水して5分ほど滑走すると、胴体内の1600ガロンの水タンクが一杯になる。それを抱えて離水し、山火事の上から散水できる機体だ。
FAAによると、消防活動を妨害したドローン操縦者は、禁錮12ヵ月+科料7万5000ドルに直面する。
※海水をポンプで汲み上げて消火栓に供給する「Fire main」という設備が大型船にはあるようだが、これを陸上に常設できるかどうかが、今後、研究される価値があるだろう。それにしても、金満家の豪邸の多くが「耐火」設計になっていなかったとは、呆れた。もしLAが核攻撃を受けた場合、いちばん遠くまで届く熱線により、住宅は全滅だろう。考えが甘いにも、程がある。