ぜ~んこくの図書館利用者の皆さん!
この新刊を《購入希望》の新刊書リクエストカードに書き込み、1人でも多くの人が自転車の真実に目覚められるようにしましょう!
ちなみに表紙カバーに使われているAI描画(複数)も、「Y.I.」さんが作ってくださったものです。
いきなりこんな時代が到来したんだな~。
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Howard Altman 記者による2024-4-23記事「Meet The Flamethrowing Robodog Named Thermonator」。
「サーモネーター」、爆誕。
オハイオ州にある「スロウフレイム社」。ロボドッグに火炎放射器を結合して、9420ドルにて、売り出した。
この会社はもともと、火炎放射器のメーカーらしい。「ARC フレイムスローワー」という商品が前からあり、それを、ロボ犬に載せてみたようだ。
火炎は30フィート先まで届く。
ロボ犬の「下顎」部分にLIDARのセンサーがあって、全周を3D測距するために常にぐるぐる回っている。ここから出される周辺探知用のレーザーは、人畜の目には無害だ。
そのロボット犬を、オペレーターは、FPV操縦する。もちろん夜間もOK。
※雑報によると全米の48州で合法的にこれを買えるのだそうだ。
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ストラテジーペイジ の2024-2-24記事。
イランが「358」という、ユニークな上空待機型の対低速機用のSAMを開発したのはもう何年も前だ。
これは中高度以下を飛んで来るUAVや、ヘリコプターに対して、効果があると考えられている。
「358」は全長2.7m、自重40kgで、弾頭重量は10kg。
センサーは熱赤外線を捉える。近接信管はレーザーの反射を利用する。
「358」のロイタリング飛行スピードは、500km/時である。
地上の発射機コンテナーからは、まず火薬ブースターで飛び出し、空中でガスタービン動力に切り替える。
ロイタリング高度は1000フィート以下。パターンは「8の字」が普通である。
会敵せずに燃料が尽きたときは、地上に墜落する。
機体と地上の間には無線リンクもあり、哨戒空域を変えさせたいときは、無線でその指示ができる。
「358」は、イエメンのフーシに武器を密輸出せんとするイラン船を海上で取り締まっていた米艦が、2018年から押収し始めた。これまでに数十基、押収されているという。
レバノンや、シリア西部でも、すでに「358」が飛んでいる。
速度差があるので、イスラエルの高速のジェット戦闘機にとってはほとんど脅威ではないのだが、もし偶然に近傍を航過するようなことがあると、やられるおそれはある。
また、この「358」をイスラエル軍の航空基地の近くで飛ばされると、とても迷惑だ。戦闘機の離着陸時のスピードは遅いので、「358」でも直撃のチャンスがある。
米国からウクライナに少量が供与されている「スイッチブレード600」には「全自動モード」がある。オペレーターからいっさい、指図をしないで、ロイタリングミュニションが勝手にターゲティングするから、通信リンクに対する電波ジャミングは、効かない。
「358」も同じ強みをもつ。
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Steve Holland and Idrees Ali 記者による2024-4-25記事「The US quietly shipped long-range ATACMS missiles to Ukraine」。
水曜日にロイターが聞き出したところでは、すでに数週間前にATACMSの300km飛ぶやつはウクライナへ供与済みで、しかも、それはもう2度も、露軍に対して実戦発射されているという。
これは、3月12日にバイデンが署名した3億ドル援助パッケージに含まれていたと。
その数量については、政府は口を閉ざしている。
その最初の発射(複数発)は4月17日で、クリミア半島にある露軍の飛行場を狙った。その飛翔距離は165kmであったという。
※165kmは旧型ATACMSと同じなので、露軍はそれが新型ATACMSであるとは気付かなかったわけか?
またその二度目の発射は、ウクライナ南東の領土内の露軍に対して、ひとばんじゅう、行われたという。
ちなみに、最大射程が165kmである旧世代ATACMSは、2023-9にウクライナ軍へ与えられた。
ロシアは米政府の警告を無視して北朝鮮から弾道ミサイルを調達し、それを2023-12と2024-1にウクライナ領内へ発射している。
長射程版ATACMSの対宇供与に米政府が踏み切った背景として、露軍がウクライナの重要なインフラを爆撃し始めたことにたいする加罰の意図がある。そのメッセージはロシアに伝わっており、ロシアはインフラ破壊を控えるようになったという。
ATACMSのメーカーであるロッキードマーティン社と、運用者である米軍が、2024-1後半までに、さらなるATACMSの対宇供与をしても、米軍の「レディネス」は悪化しません〔=新品製造を巻き上げるので、対支戦争が不安になることはありません〕、とバイデン政権へ請合った。
これを承けて2月なかば、バイデン政権内では秘密裡に、追加供与する方針が決まった。熱心なアドバイザーたちの勧めを、政権内の他の国家安全保障チームが受け入れた。
国家安全保障チームの主な面々。ジェイク・サリヴァン。ロイド・オースティン。アントニー・ブリンケン。統幕議長のC.Q.ブラウン。
問題は原資であった。3月、ペンタゴンに納入している複数のメーカーが、安値を提示。これでバイデン政権は3億ドルを新たにウクライナ援助に使えることになった。この枠でATACMSを援助した。
バイデンがチームに命じた。その援助品の中に、長射程型のATACMSを入れろ、と。
※従来より射程が大な精密弾道ミサイル兵器がウクライナの前線に登場すると、敵の露軍は、その射程を避けるべく、必要なだけ、後退する。だから新兵器による大戦果は最初の数日間しか期待することはできず、常にワンタイムである。米側としては、いきなり300kmレンジのSSMを援助するのではなく、まず80kmのHIMARS、次に165kmの旧型ATACMS、次に300kmの新型ATACMS……という具合にステップアップする流儀を選んでいる。新兵器の奇襲効果はすぐになくなってしまうが、3段階にステップアップすれば、奇襲も3回できるわけである。もちろんこれはウクライナにとってはもどかしい。最初から300km型ATACMSがあったなら、ドニプロ川の北岸からクリミア半島全域を火制できたのだ。が、それは、《長射程の反撃兵器》を2014年からまったく自前で整備しようとはしてこかったウクライナ人が悪い。ミサイルは安い製品ではない。それを只で貰って濫費できると思う「乞食主義」はホワイトハウスにより拒否され、ウクライナ人は仕方なくじぶんたちの無限の流血で代価を支払っているところなのだ。ところで300kmの次は500~600kmの弾道弾かというと、これはない。ウクライナ国境から500km先がモスクワだから、1987米ソINF条約の精神が完全に破壊されてしまう。ロシアは、全欧の大都市を破壊できる複数核弾頭付きの「SS-20」を復活させることができる。そうさせないことは、ウクライナの救済などよりも、重要なのである。
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Ritu Sharma 記者による2024-4-24記事「IAF’s Su-30 MKI Test Fires Ballistic Missile That Can ‘Rock’ Pakistan’s Terror Camps From Indian Airspace」。
インドが、空中発射型の弾道ミサイルをテストした。場所はアンダマン~ニコバル諸島沖。
「クリスタル・メイズ 2」といい、イスラエルのラファエル社の製品。
発射母機は「スホイ30MKI」。
ミサイルの射程は250km以上とされる。
インドはこのミサイルを国産化しようと考えている。
自転車で勝てた戦争があった