この雨のあとの低温が恐怖。

 CRAIG WHITLOCK 記者による2019-12-9記事「Documents reveal US officials failed to tell the truth about the war in Afghanistan」。
    WP紙は「情報の自由法」を盾に米政府と3年間あらそった末、アフガン戦争の真相を伝える政府資料の公開にこぎつけた。

 400人以上のインサイダーたちが、米国による18年間のアフガン戦争はいかに失敗であるかを、忌憚無く語っている証言集だ。

 2001年いらい、アフガンには延べ77万5000人の米兵が送り込まれ、うち2300人が戦死し、2万589人が負傷した(DoD統計)。

 2001年から米国はアフガニスタンのために税金を幾ら使ったか。数え方によるが、9340億ドルから、9780億ドルのあいだである(インフレ調整後の数値)。この中には、CIAと、退役軍人庁の支出は含まれていない。

 げんざいアフガニスタンには米兵は1万3000人いる。

 腐敗にも段階がある。ささやかな汚職は皮膚癌のようなもの。治療は簡単。政府機関の不正。結腸癌のようなもの。まだ治療可能。政府そのものが泥棒である文化。これは致死的な脳腫瘍で、治療できない。アフガンはその伝統ある地域なのだ。

 麻薬産業と麻薬市場だけが大発達した。当初、英軍が、芥子畑を転作するのに奨励金を出した。これは芥子畑を増やしただけだった。ついで米軍が、補償なしに芥子畑を破壊する政策に転じた。これはタリバンの味方を増やした。