Pics — Air intake of JSDF’s HMMWV

 写真の埋め込みの練習ページです。
 写真はすべて2019年8月18日、函館市の港町埠頭の「はたらく車」イベント会場で撮影したものです。

 まず除雪車のキャビン内部。

 この黄色い除雪車は、市電(函館市企業局)が保有している「ササラ電車」ではない。
 市が契約している民間会社が、毎冬、朝の4時から、始発の7時少し前まで、軌条のある路面を除雪している、その特殊車両なのだ。

 巨大な「回転たわし」とドーザーブレードで、路面を除雪する。

 タイヤで路上走行もできるし、鉄輪で軌上走行もできる。
 旧陸軍の「95式装甲軌道車」のようなもの。

 この車両は、民間メーカーが開発し、世界でたったの2台しかないという話であった。

 イベント会場には、トヨタ自動車製の「高機動車」も参加していたので、これは好い機会だと思い、ボンネットを開けてエンジンの空気取り入れ口の地上からの高さを承知させてもらった。

JSDF’s 4×4 High Mobility Vehicle

 自慢じゃないが、デビューした高機動車の写真を土浦駐屯地の一般公開日の朝に撮りまくって、日本の商業メディアとして初めてクリアなカラー写真を全国に紹介したのは、月刊『戦車マガジン』である。そのときのカメラマンがわたしであった。しかるに、それから30年も経とうとしている今日、高機動車のボンネットの中の写真をネットで探しても1枚もヒットしないとは、どういうことだ?
 2018年刊の『空母を持って自衛隊は何をするのか?』(徳間書店)の第8章で、各国軍用トラックの渡渉能力(水害耐性)を調べたときに、これはものすごく歯痒かった。

Air intake of HMV (Japanese HMMWV)

 この角度から見た限りでは、エアインテイクはシュノーケル構造とはなっていない。つまり、もしボンネットの上まで水が来たら、もうこのクルマははたらけないのだということが、やっと想像がついたわけである。

 それにしてもみなさん暑いなか、ご苦労さまでした。