性転換女子選手の五輪エントリーが公認されるなら、性転換者ではないノーマルな女子選手にはほぼ勝ち目がなくなるので、やがて「ノーマルな女子であること」=「ハンデ」とひとびとは認めざるを得なくなるだろう。
そうなったら、パラ枠に登録しない女子選手は、ハンデを否定した以上、ノーマルな男子選手たちと同条件・同枠で競わなければならなくなるかもしれない。
従来、スポーツ競技においてジェンダー分けがなされていたのは、そもそも、「女子=ハンデ」というコンセンサスがスポーツ関係者にあったからだ。が、それは、言葉の上では、隠されてきた。
競技馬術のみが、終始一貫、女子も男子も同じメダルを競っている。そこでは騎手が女子であることがハンデと考えられていない。かたや、高飛び込みやアルペンスキーでは男女を分ける。そこでは女子であることがハンデと考えられている。競技をしない観客からしたら、どこがハンデなのかよく分からないのだが、たぶん競技当事者たちには、絶望的に克服不能なハンデの存在が痛感されているのだろう。
これまでの五輪の多くの女子競技が、実質「パラリンピック」だったのだと部外者が想像ができるようになってしまったように思う。
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Angela Chen 記者による2020-2-29記事「How coronavirus turned the “dystopian joke” of FaceID masks into a reality」。
ひとびとのフェイスマスク常用が常態となったことで、アイホンの顔認証アンロックができなくなるという困った事態が世界同時進行中。
そこで、マスクにじぶんの口まわりの写真をプリントしてしまうという凄解法を考えた者があらわれた。
この技術を使うと、たとえば小児科医は、マスク着装のままで、患者の子どもを怯えさせなくともすむようになる。
そしてこの技術は、中共のサーベイランスソサエティに対する叛逆の道具とも、なることであろう。
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JAMES BOLINGER 記者による2020-3-2記事「Weekend rush leaves Japan commissary and exchange shelves short on toilet paper, hand sanitizer」。
日本中にある米軍基地内の売店でも、トイレットペーパーの棚がからっぽに……!
長い行列もできた。それはトイレットペーパーが中共製であり、品薄になるというネット・ルーモアに触発された人々の行動だった。
※英文でも流されていたということは、これもまたロシア発の社会撹乱作戦じゃなかったの?
週末、岩国基地内の売店では、トイレットペーパー&ペーパータオルだけでなく、なぜか、パスタとスパゲティー用ソースまでも、売り切れ状態になった。
基地スポークスマンは、それらペーパー製品は月曜日に入荷しますと広報している。
アルコール手洗い液ボトルも、どこにもない。韓国の烏山[オサン]と、キャンプハンフリーには、週末に再入荷した。しかし在日米軍基地には仕入れる当てがない。
岩国基地売店では、とくべつに地元卸から仕入れたというハンド用アルコール消毒液ボトルが、臨時に1本18ドル99セントで売られた。
※米本国からアルコール消毒液を送れという声が在アジアの米軍人家族からDoDに殺到しているはずだ。それにDoDがどのくらいの時間で応ずることができるのかに、とても興味がある。