家賃格安の3LDKマンションがあればそこに移るのだが……。

 Alex Lauer 記者による2020-6-16記事「Everything to Know About Errol Musk, Elon’s “Brilliant,” “Terrible” Father」。
      イーロン・マスクの父親のエロール・マスクは、南アでエメラルド鉱山を持っているのか? これは有名な伝説である。

 イーロン・マスク自身が、去年の年末に、メールで答えたこと。
 まず、彼の父はエメラルド鉱山を所有してはいない。
 イーロンは、大学の学資をじぶんで稼いだ。卒業時には10万ドルの奨学金借金があった。2つめのパソコンを買う金もなかったので、夜にそれでプログラミングし、昼はそれをウェブサイトに用いた。

 アシュリー・ヴァンスの書いたイーロンの評伝によると、エロール・マスクは宝石鉱山こそ持っていないが、プレトリア市内の超豪邸のあるじである。その商売は、巨大オフィスビル開発、複合商業施設開発、さらには空軍基地建設にまで及んでいる。

 2018の英国タブロイド紙のインタビュー記事を信ずるなら、イーロン本人も30歳になる前に百万長者であった。
 イーロンは1971-6-28うまれである。エロールと前妻メイが20代で成した子。エロールと前妻との婚姻関係は9年間続き、1979に離婚している。そして「エメラルド鉱山」伝説への人々の関心は1980年代なかば以降に広まった。

 その話の出所は、フィリップ・デウェットという南ア人ジャーナリストが『ビジネス・インサイダー・サウス・アフリカ』誌に載せた記事である。この記事いわく、エロールは80年代のある年に、ザンビアのエメラルド鉱山の共同所有者になったと。そして6年間、エメラルドを採掘したと。さらにどうにも疑わしい話として、イーロンとその兄弟のキンバルは、最上のエメラルド宝石のいくつかを、五番街のティファニーに売ったのだという。

 エロールは、英タブロイド紙および『ローリングストーン』誌に対して、じぶん自身、ヨハネスブルグの自邸に押し入ってきた強盗3人を撃ち殺したと言っている。それは自衛だと認められ、無罪放免になったと。

 イーロンじしんはヴァンスに対して、親父の昔話なんか信じちゃだめだぞ、と注意を促している。

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 Michael Le Page 記者による2020-6-16記事「Birds and other animals may see colours that we cannot even imagine」。
     人が知覚できる色は、紫色を除いて、単波長の分光色(スペクトラル・カラー)にできる。
 しかし紫だけは、赤い光と青い光の合成波長でなくては、知覚できない。非分光色なのだ。

 人の網膜には三種類の円錐細胞があり、それぞれ、赤色、緑色、青色を探知する。そのうち赤に反応する円錐体と、青に反応する円錐体だけが刺激されれば、われわれは紫色を感覚する。

 しかし、鳥類、爬虫類、両生類、魚類の網膜には、紫外線を探知する円錐細胞がある。ということは、人間が思い浮かべることが難しい、5種類の「非分光色」を、彼らは感覚できるということだ。たとえば「紫外線+黄色」といったもの。

 野鳥の餌やり台に、真水と、砂糖水を置いておくと、人間の目にはどちらも透明なのに、ハチドリは、見ただけで、その区別がつく。

 脊椎動物の中で哺乳類の網膜だけが、紫外線対応の円錐体をもたない。これは、哺乳類の先祖が夜行性であったのでいったん、円錐体の種類が2個にまで減り、その後、あらためて3個目を獲得したが、もとから昼行性の生き物よりは、かなり性能が劣っているのである。

 ※新コロで生ごみの量が減ったことと、春のシーズンが重なったため、日本の各地で、カラスが大暴れしている地域があるんじゃないだろうか? 自粛明けでひさびさに現れたみずしらずの観光客に異常にフレンドリーな態度を示す地場のカラスがいる反面(わたしは、「バス停にもうじき帰りのバスが来るから、急げ」と先導して速歩を促すカラスに、某温泉地の裏山で出会った。何の見返りも与えてはいないのに)、ナワバリの激変で異常に攻撃的な街のカラスも増えただろう。いろいろな法律にひっかかるので、われわれは迷惑カラスを勝手に弓で撃ったり「捕殺」「毒殺」することもできないが、鳥が媒介する未知の病気のことを考えれば、やはり、こいつらとは距離をおいた方がいいに違いない。おそらく、鳥の網膜にだけ、電柱の上にはいたたまれない程度の刺激を与え、人の目に当たってもまったく害が無いライトを開発することは、できるはずである。その波長の組み合わせ、あるいは最適パルスパターンを、早くつきとめて欲しい。都市の衛生状態が、劇的に改善されるかもしれない。

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 Neel V. Patel 記者による 2020-6-15記事。
     新コロの「スーパースプレッダー」現象について、学者たちが、だんだんわかってきた。「パレートの法則」があてはまりそうだ。
 あらたに新コロに感染してしまった人の80%は、感染源を辿ると、陽性者のうちのわずか20%の人から、新コロをうつされていたとわかる。その20%が「スーパースプレッダー」である。それ以外の陽性者は、基本的に人に新コロをうつさない。
 深セン市のデータだと、あらたに感染した80%の人は、既感染者のわずか10%から、新コロをうつされていた。

 たまたまこの10~20%のスーパースプレッダーと、その他多数の人々が《三密》の状態となれば、あっというまにクラスター現象が起きてしまう。たとえば韓国の教会のように。
 ヨルダンでは、ある結婚式に参集した350人のうち76人が陽性になっている。