《歯かっきー》は飛沫が余計に飛び易いのでマスクは常装の必要があるだろう。

 Kristin Huang記者による2020-12-6記事「Beijing’s South China Sea military bases ‘are vulnerable to attack and will be of little use in a war’」。
   中共の月刊軍事雑誌『軍艦と商船』が、南シナ海の砂盛島基地は有事には防御不可能で、役に立たないと警告した。
 この雑誌の発行者は中共国営の造船会社である。

 まず位置が本土から離れすぎていて、砂盛島が敵から攻撃を受けたときに兵站支援しづらい。
 たとえば「ファイアリークロス礁」は海南島の三亜市から1000km離れているため、最速の輸送船を急派しようとしても20時間かかってしまう。

 またJ-16戦闘機を配備しても役に立たない。敵の水上艦から簡単に迎撃される。

 砂盛島の滑走路はほとんどの場合1本しかなく、タキシングウェイなどが無い関係で、戦闘機は、滑走路を塞ぐ形で燃弾補給を受けるしかない。そのようにして1機が再補給されている間、他の機は離着陸することができない。

 滑走路は海に近すぎ、満潮や高潮、低気圧通過のときに航空機はダメージを被る。

 砂盛島には植生もなく岩石もない。だから防空壕などを急に築城工事しようとしても、材料は本土から持ってくるしかない。
 事前に工事ができたとしても、それは持続的な空襲を持ち堪えられない。

 さらに雑誌は警告する。米国はフィリピンとマレーシアを同時にけしかけて、比島軍にはパラワン島から東部スプラトリーを、マレーシア軍には西部スプラトリーを攻撃させるかもしれない。同時に多方面からやられてしまうぞと。

 次。
 Chang Che 記者による2020-12-1記事「The Nazi Inspiring China’s Communists」。
   中共の社会学系の大学教授たちは今、競ってカール・シュミットを読み、そこから、国家の安定のためには政府は法律なんか無視してもよいという御用論法を掬い出そうとしているそうだ。
 中共御用学者界のカール・シュミット熱は、2000年代前半に訳書が刊行されたときに始まる。

 たとえばある北京大の法学部教授は香港統治について、必要とあれば支那憲法の人権規定など無視してもよい、と、シュミットを引用して論じている。

 熊プーは国家主義者である。そしてその淵源は1930年代の蒋介石にある。
 ナチスを深く尊敬していた蒋はこう言った。ドイツとシナは、遅れて統一されたという点で似ているのだ、と。
 1927に蒋はドイツの砲兵将校マックス・バウアーを顧問に迎えた。息子の蒋緯国は1938にドイツ国防軍に勤務している。

 そもそも、政治は、敵か、味方かが大事なんだと強調した毛沢東も、シュミットの影響(パクリ)だろう。



こんなに弱い中国人民解放軍 (講談社+α新書)