上院でもオースティン長官承認。反対票2票。

 Mia Sato 記者による2021-1-21記事「“Everyone is impressed by Israeli vaccination, but I don’t think we’re a success story”」。
   最速ワクチン接種実施のモデルとなりつつあるイスラエルが注目されている。
 イスラエル人で、医者と倫理について提言している専門家氏に聞いた。

 イスラエル国民がワクチン注射を受けたいと思ったら自分で当局にメールか電話をすれば、すぐにどこへ行けばいいか教えてくれる。注射前には「適格性」審査が必要だが、それはすぐに終わる。

 イスラエル国内居住者でも、外国人労働者だったりすると、話は早くは進まない。

 イスラエル人はワクチンを概ね信用している。ワクチン陰謀論よりも、武漢肺炎への恐怖の方が、まさっている。

 事前に問題視されたのがユダヤ教のウルトラオーソドクス派。このコミュニティは人口の10%しかいないのだが、新コロに新規感染する者に占める割合だと30%と大きいので、国家予防衛生上の穴になり得る。こいつらがもしソーシャルディスタンスを遵守しないとかワクチンを拒否するとか言い張れば、国民の多くがこの派を敵視するようになり、国内が分断される事態があり得た。だから政府は強力に根回ししている。

 ただし「集団免疫」のセオリーからみると、もしこの集団がぜんいんワクチン接種を拒絶しても、全人口の三分の二に注射をしてしまえば、OK。よって、むりな強制はしない。

 ファイザーのワクチンを入手する見返りに全接種者の個人情報をファイザー社に与えるとした政府の取引については、国民の間に議論がある。三分の一の国民はそれを知らなかった。

 われわれが問題とするのは、その情報をファイザー社だけに売るということ。新薬の副作用などの重要統計は全世界に知らせるべきじゃないのか。なぜならチャイナウイルスとの戦いは全地球的な努力なのだから。

 国家安全省の方針。国内の囚人へのワクチン接種はいちばん最後にする。他の市民と全看守よりも後に射つ。


 次。
 PHILLIP WALTER WELLMAN 記者による2021-1-22記事「Engine failure, pilot error caused crash that killed two airmen in Afghanistan」。
   カブールでボンバルディアのE-11Aが昨年の1-27に墜落した事故。

 操縦していたのは46歳の空軍中佐と、30歳の空軍大尉。他には誰も乗っていなかった。

 離陸の2時間後に、左エンジンのファンブレードが折損した。自動的に左エンジンへの燃料供給は遮断された。ところが操縦者は手動で右エンジンの燃料もカットしてしまった。

 操縦者はエンジンの再始動を試みたが不成功。そして無謀にも、無動力状態で265マイル離れたカンダハル航空基地まで戻ろうとした。

 ブレードが折れると振動が生ずる。しかし2人とも、どちらのエンジンの問題なのか、分らなかったという。そして鳥の衝突だと判断した。

 バグラム基地、もしくはカブール空港になら、近かったので、滑空で着陸できた。なのに、滑空には遠すぎるカンダハル基地を選んだのは、片発を再始動できると思ったから。

 ところがこの2名は、壊れた左エンジンを再始動させようと努めたようである。

 彼らは不時着し、機体は壊れ、2名ともに死亡した。

 E-11Aの機能は、ビデオ信号などの戦場通信を遠くへリレーしてやる、空中の中継局である。
 機体はボンバルの「グローバルエクスプレス」の改造品。双発ジェットだ。
 機体&システムの価額は1億2000万ドル。

 次。
 Thomas Newdick 記者による2021-1-22記事「Iranian Supreme Leader’s Tweet Suggests A Revenge Drone Assassination Of A Golfing Trump」。
  辞めたトランプをゴルフ場でドローンを使って暗殺してやるぞというイランからの脅しメッセージ。
 ソレイマニを殺られたことを深く根にもっているようだ。

 ツイッターはこの画像を載せたハメネイのアカウントのうちひとつだけを凍結した。画像はすっかり出回っている。

 ※イランが筑波大学の教授を斬首した事件は忘れられていいのか? 警察と外務省はあれが未解決なのが国家の恥だとは思っていないのか。



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