Denise Grady 記者による2021-1-29記事「Which Covid Vaccine Should You Get?」。
　　　　まもなく米国人は、ジョンソン＆ジョンソンの安価な、１回だけ打てばよい、ただしその代わり効き目の点では妥協した性能の武漢肺炎用ワクチンを選択できるようになる。

　ある専門家は言う。わたしなら、３種のうち選べるなら、モデルナかファイザーをまず選ぶ。効き目が良いことがデータでハッキリしているからだ。

　集団の接種が遅れれば遅れるほど、ウィルスが変異するチャンスを増やしてしまう。ウィルスは、伝染（複製）が起きない限り変異もしない。伝染が続く限りは、変異（ミュータント）もどこかで生じてしまう。
　集団免疫を早くつくってしまえば、ウィルスは変異できなくなる。
　集団接種が遅くなれば、その集団から変異が次々に発生し続けることになる。

　だから、チャイナウィルスのような場合のワクチン接種は、スピード第一なのだ。※日本政府は何をやっていたのかな、という話。なりゆき次第では、わが国が新型変異ウイルスのメッカになりかねない。

　ジョンソン＆ジョンソンの「一回だけでＯＫ」ワクチンをとりあえず接種し、そのあとで、ブースターショットとしてモデルナまたはファイザーのワクチンを射ってもらっても、おそらく安全で、有効性は増す可能性がある。ただし、これについてはまだ何の調査研究もなされておらず、データもないから、政府として推奨するわけにはいかない。

　それでも、モデルナやファイザーの数が足らず、とりあえずジョンソン＆ジョンソンのワクチンしか選べないという状況にあなたが置かれたとしたら、あなたはジョンソン＆ジョンソンを射つ方がいい。それは病気の完全抑制はしてくれないかもしれないが、重症化は防いでくれると期待できるのだから。そして集団免疫に早くつながって行くから。

　次。
　Andrew Kerr 記者による2021-1-27記事「Hunter Biden Continues To Hold Stake In Chinese Private Equity Firm, Records Show, Despite Reports That He Has Planning To Divest」。
　　　　ハンター・バイデンはまだ中共の投資会社ＢＨＲの株を１割握り続けている。12月にそれを手放すという匿名ソースの報道があった。けれども、それは嘘宣伝だった。

　※トランプが弾劾裁判対策に雇った弁護団が一斉辞任。トランプが依然として「選挙に不正があった」と言い張るのに辟易して匙を投げたようだ。あと、カマラ・ハリスの姪がさっそく出版物でセレブ便乗商法に精を出してマスコミのターゲットになっている。ほかにゃどんな《親類》が出てくるんだ？

　次。
　Ben Weingarten 記者による2021-1-29記事「Biden ‘China Virus’ Ban May Foretell National Secrity-Threatening Policies」。
　　バイデンは就任の最初の週に発したメモランダムにて、「Ｃｈｉｎａ　ｖｉｒｕｓ」「Ｗｕｈａｎ　ｆｌｕ」という表現を executive branch （政府機関）が使ってはならぬ、と示達した。
　理由は、それが、アジア太平洋系の血筋の住民に対するヘイト攻撃を助長するからだという。

　ポリティカルコレクトネスが人を殺す、とは、このことだろう。

　米政府がこのウィルスを正しい名前で呼べないとしたら、どうやって米国は中共にこの疫病蔓延の責任を取らせることができるんだ？

　※『ニューズウィーク』が適切なオピニオンを載せている。たぶん日本語版では訳出されまい。

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地獄のX島で米軍と戦い、あくまで持久する方法 (光人社NF文庫)