N95規格の「スガマスク」を配らにゃいけませんぜ。65歳以上の全住民に。

 Courtney Linder 記者による2021-2-2記事「N95 Vs. KN95 Masks: What’s the Difference?」。
  欧米では、マスクの量が揃ってきたので、専門家が、そろそろ質に気をつけろとレコメンドするようになった。
 「N95」か「KN95」のどちらかの規格を、これからのスタンダードだと思え。それらは下手な二重マスクなどよりもはるかに安全であると。

 オーストリー政府は、65歳の国民全員に、「FFP2」規格マスクを無料で配布し始めた。これは米国でいうところの「N95」規格と、同等のものである。

 またドイツ政府は、庶民が食料品店で買い物をしたり電車・バスに乗るさいには「FFP2」マスクを着用することを法令で義務づけた。

 背景には、新コロ変異バージョンの感染力が旧タイプより強くなっていることがある。だから防御のためのマスクの機能もグレードアップさせる必要があるのだ。N95やKN95は、人の鼻の形を考えてフィットするようデザインされており、つけごこちも悪くない。

 建設作業員も、しばしばN95を着装して有害粉塵から肺を守っている。

 米国では医療従事者へのN95の配分を最優先させる見地から、CDCは今のところ、他の一般大衆にN95をレコメンドするまでには踏み込んでいない。

 N95はポリプロピレン繊維でできている。タフであると同時に、柔軟。
 吸気と呼気のためのバルブがついている製品もあるが、これは周囲に迷惑をかけるしろものである。
 いずれにしても「N95」というラベルが見えるはずである。

 N95は、0.3ミクロンの粒子を95%、透過させない。これが製造基準。95%だから「95」なのである。
 ただ、それより小さな粒子は阻止しないという意味ではない。
 ある機関で2017年に実測したところ、0.1ミクロンの粒子も99.8%阻止してくれることがわかっている。
 ちなみに新コロのウィルスは粒子としては直径0.1ミクロンだ。

 粒子は0.3ミクロンよりも小さいと、ブラウン運動をする。それで、0.1ミクロンの粒子が、0.3ミクロンの繊維格子にもトラップされやすいのである。
 さらにN95マスクの場合、静電気によって粒子を吸着する仕組みにもなっている。

 この静電気の力は、使用しているうちに、または貯蔵しているうちに、だんだん弱まってしまう。それゆえ、N95は、洗ってまた使おうなどと考えずに、次々と新品を使うのが安全である。

 呼気バルブ付きのN95は、周囲の人にウィルスを移す危険が大きいので、プロは推奨していない。

 かたや「KN95」という規格は、中国の規格だ。だから米国規格である「N95」より、信用ができない。
 米国の医療現場で着用がゆるされているのは「N95」であって、「KN95」は許されてはいなかった。

 しかしパンデミックでN95が品薄になったために、CDCはKN95の使用も認めることにしたのである。
 そのメーカーや製品ごとに、許容できるものとできないもののリストがつくられている。それはウェブサイトで確かめられる。
 KN95のメーカーは2020-9時点で15社あった。テストしたところ、その7割が、N95のスタンダード未満の防御性能であった。

 KN95の外見の特徴は、中央から下へ垂直の縫い目があり、そこで折りたたみやすくなっていること。ただしぜんぶがそうだとは限らない。

 N95はゴム紐を頭のうしろで結んで固定するが、KN95はループによって耳にかけるタイプが多い。

 ※日本政府はワクチン接種で欧米先進諸国から大きく遅れをとっているのであるから、その穴を塞ぐためには、とりあえず「N95」マスクを大量に老人に無料配布するしかないだろう。すぐにやったらどうだ。

 次。
 Clyde Hughes 記者による2021-2-5記事「Britain’s top regulator says data show COVID-19 vaccines are very safe」。
    英国内ではファイザーとアストラゼネカのワクチンの大規模接種が進んでいるが、いまのところ、おそろしい副反応が無いことがわかった。英国薬品医療機器製造監督局の最新発表。

 これまで1000万人に注射して、1000人がマイルドな副反応を愁訴したのみ。いずれも、腕が痛かったり、感冒に罹ったかのような症状を呈した。つまり、かったりぃんだよ、と。

 現段階では、モデルナワクチンの英国内でのデータはない。承認はされているが。