壊れた『そうりゅう』は員数外にして、完成品として豪州に引き渡すというのはどうだい?

 簡単な修理改造を豪州人にやらせたら、彼らもそれなりに満足&納得してくれるのではないかな?

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 John A. Tirpak 記者による2021-2-8記事「B-1B Makes First US Bomber Visit to India Since 1945」。
    インドのベンガルルで2-3に開催されたトレード・ショーに米空軍がB-1Bを出張させた。C-5Mとともに。

 ※どちらも売り物ではないのに敢えて展示させた。デモンストレーションの上でも米軍の対支全周包囲網形成は着々と進展している。あとは裏側、つまりシナ奥地の側からどうやって包囲してやるか。この欲目があるから、米軍はアフガンから思い切って撤収できないのだろうと思う。

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 Patrick Tucker 記者による2021-2-8記事「Army Creates Quantum Sensor That Detects Entire Radio-Frequency Spectrum 」。
   この1月、陸軍研究所の3人が、「リュードベリ状態」と呼ばれる量子状態の原子を利用して、最高20ギガヘルツまでの電磁波を探知する方法について論文を公表した。20GHとなれば、ブルートゥースも探知できてしまう。
 ※歩兵のヘルメットの暗視ゴーグルと、カービンの暗視照準器を、ブルートゥースで連結するという最新方式は、全軍に普及する前に、許されなくなると思う。暗闇の中で敵に対してビーコンを出しているに等しくなってしまう。だから、歩兵分隊レベルでも《有線》は復活すると予言したい。光ファイバーをスパイダーマンのように張りめぐらすようになるはずだ。

 真空箱の中のルビディウム原子をレーザーで励起してやれば、ライドバーグ/リュードベリ状態がつくられる。

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 Evan Bleier 記者による2021-2-9記事「MLB Deadening Baseball to Stop Home-Run Surge Is a Big Mistake」。
   2020年のMLBのワールドシリーズの視聴率が、前年より32%も下がってしまった。
 この原因は、2012年の決定によって、ローリングズ社製の公式ボールの弾性率が低く抑えられている結果だ。それによりホームランの出現率が悪くなり、それが、見世物としてのプロ野球をつまらなくしているのである。
 2019年は新コロ前の、すなわち最後の、通年まともな試合ができた年である。その年のMLBの各球団はレギュラーシーズン分として162試合を消化。そして総計で6776本のHRが飛び出した。

 三振が増えてホームランが減る……。これは見世物としては悪いことだ。バスケットボールでダンクシュートが減るようなものなのだ。

 大リーグはさらにボールの重さを減らし、且つ、弾撥性を悪くし、375フィート越えの長打性ヒットにおいて、ボールの飛距離が1~2フィート短縮されるようにしようとしている。
 これは長打がホームランになる確率を10%引き下げる措置である。

 『アトランティック』誌がある物理学者に計算してもらったら、それによって1シーズンのホームラン数は5%は減るじゃろう、とのこと。それは1軍球場のホームベースから外野フェンスまでの長さを5フィート増したに等しいと。

 1998年、マーク・マグワイヤとサミー・ソーサがホームラン競争していたシーズン中、セントルイスカーディナルズとシカゴカブスのチケットはどこでも売り切れだった。
 ※そのステロイド競争の挙句、内野ライナーが野手やコーチにとって危険なものになり、それでボールを飛ばなくしたのではなかったか?

 1994年のストライキ(これでワールドシリーズは流れた)で凋落したMLBの人気を復興させたのは、このHR競争だったことを思い出すべきだ。
 スラッガーが打つからこそ、観客は、試合前の打撃練習から、彼らの姿を見たいと思うのである。

 ※最初からテレビ向きのショーであったアメフトは、視聴率的にはずっと安泰らしい。個人的に興味があるのは、選手間での新コロ伝染率は、アメフトチームと野球チームとでどちらの方が上回る傾向があるのかということ。そのデータは見当たらない。

 ※やたら飛ぶボールに変える代わりに、内野手とコーチと塁審は全員ヘッドギアを装着。バットは金属化。これなら新しいテレビ向けの見世物になるだろう。日本でまず試験的にやってみろよ。そのくらいの創意工夫を示せ。

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 Isis Davis-Marks 記者による2021-2-8記事「120,000-Year-Old Cattle Bone Carvings May Be World’s Oldest Surviving Symbols」。
   イスラエルとフランスのチームが、人類最古のシンボル刻印を見つけた。12万年前の地層から出た牛の骨に、右利きの人間が、フリントを使って刻んだと思しい6本の線。

 学者によると、これは数や日にちを記録したものではないという。
 狩猟で得た野牛との精神的なつながりを表現したアートだという。

 これまで知られていた最古の人為的なエッチングは、1980年代にインドネシアで発見された二枚貝に刻まれた印。それは今から43万年前~54万年前だと推定されていた。