Michael Stahl 記者による2021-4-16記事「Is Your Lube Full of Toxic Chemicals? (Probably.)」。
性交時または自慰玩具を用いる際に摩擦痛緩和のためにローションを塗布する人は多いだろう。だがその中の成分は安全なのか?
米国市場の場合、「KY」や「アストログライド」といった昔から著名なブランドがある。
グリセリンと、糖誘導体が、それらぬるぬるローションの主たる成分であることがふつうである。
だがそれらの成分は、イースト菌感染症〔カンジダ膣炎など〕の引き金になり得る。
また、アンモニア塩である「クオタニウム-15」(防腐剤のひとつ)は、ホルムアルデヒド〔殺菌成分〕を放出するもので、化粧品やローションによく混ぜられているものであるが、それが皮膚の痒みやアレルギー反応を引き起こすこともある。
評決はまだ出ていないものの、抗カビ薬として食品や化粧品にも混ぜられているパラベン類も、乳癌の発症率を高めると言っている人もいる。
※いかにもトランプを生んだ米国らしく感ずるのは、これらのケミカル物質名を庶民は日常使うことがないから、活字で示されても読み方(発音)にとまどう。庶民は、「発音しにくいものは、危険な物質だ」と宣伝されると、それがとても腑に落ちるようである。しかし病気名の多くはギリシャ語由来だし法律用語はラテン語由来。いずれも語源を尊重することで混乱を回避しているんだから、しょうがないじゃないか。
そこで近年、オーガニック・リューブ=天然素材の潤滑水 を標榜するローション本舗があまた登場している次第だ。
多種の自然成分潤滑薬を含む天然素材セックスグッズを豊富にそろえてネット販売している「Organic Loven」社の創業者テイラー・スパークス氏(♀)に話を聞こう。
皮膚に塗った薬品は、毛穴から浸透して血流の中にまざりこみます。(グィネス・パルトロウは何の根拠があるのか不明だがそれは70%だと宣伝しているという。)
某研究によると人は毎日9種類の異なった個人ケア商品を体表に塗りつけることになるという。また別な研究によると、平均的女性は毎日、515種類の人工合成ケミカル物質を表皮につけているという。
生れたときから人はケミカルの洗礼を受ける。たとえばベビーパウダー。(これも近来、癌に関係があるのではないかと疑われているという。)
※単純な疑問。粘性の低いさらさらのUVケア用の皮膚ローションは、不都合な副作用など起きないようにメーカーがさんざん試験して市販しているものだろうと思われるが、ああいうのをオナホ用に流用したらまずいのか? 男性用の玩具についてくる怪しいローションの何倍も信用できる気がするけど……。
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Mary Pacinda 記者による2021-4-16記事「Useing packaged snow as explosion protection」。
アラスカの空軍基地で今年3月に、実爆試験をやった。なにをテストしたか。本来の築城資材が最前線基地にじゅうぶんに届けられないときに、そこらにある雪を固めて防壁を臨機にこしらえ、それで蓄積弾薬や人員を、敵のミサイル弾着から防護できるかどうか。
※ロシアと戦争する気まんまんだ。陸自も次の秋季大演習を沖縄~九州方面でやるみたいだが、秋に練度のピークをもってくるように年度訓練計画を立てれば、夏のあいだ全国の部隊は臨戦準備レベルを高く維持するので、敵にとっては春~夏に侵攻する隙を見出しにくくなるわけ。すでに尖閣は半分有事なのだ。
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2021-4-16記事「What Octopus Dreams Tell Us About the Evolution of Sleep」。
人が最も目覚めにくい睡眠状態がREM睡眠。すなわち夢をみているときである。
ながらく研究者たちは、両生類と爬虫類にREM睡眠は観察されないとしてきた。
しかし2016年にトカゲがREM睡眠することがつきとめられた。
ついで2019年には沖縄の研究所でテレサ・イグレシアスが、烏賊(コウイカ)のREM睡眠を観察した。
そして2021-3、ブラジルの研究チームが、蛸もレム睡眠すると学会誌に発表した。
蟹が動くビデオにどう蛸が反応したかで、睡眠状態か否かを判別した。
覚醒状態の蛸は必要に応じて体色を変える。
ところが、蛸がいっけん活動をしておらず、外の環境には変化もないのに、体色だけが変わることがある。これは蛸がレム睡眠で夢を見ているからだろう。夢の中での情況変化に対応しようとしているのだ。
しかし寝ている間にうっかり「カモフラージュ」が解けてしまったら、ヤバくないか?
睡眠はどう考えても動物のサバイバルにとってリスクだ。しかしそのリスクを甘受してもなお、睡眠によって得られるメリットが著大だったのだ。
※脳をフル回転させることが、サバイバルにとってあまりに有利だった。ライバルや敵もそうしている以上、こっちも脳を限界まで回転させないと生き残れなかった。そのためには睡眠が不可欠だった。かたや、睡眠のおかげで絶滅させられてしまった種は、いなかった。
ミバエにも、あきらかに活発状態と惰眠状態の別が観察されるという。脳は小さいが、判断すべきことはとても多いので、疲れるのだろう。
※脳を疲労の限界まで作動させることが、種の繁栄を決定的に有利にした。それは、「眠らずに起きていて常時警戒を続ける。そのかわりに脳の処理スピードは疲労を起こさぬレベルまで低速化させる」という選択よりも、幾倍も有利だったのか。おそらく動物は、「安全なねぐらを確保する」ことに脳資源の一定割合を割いてきたはずだね。

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