フーシがサウジ南部ジザン市のアラムコ施設とハミスムシャイト市のキングハリド空軍基地をドローン攻撃したとアナウンス。サウジ側は迎撃して2機落としたと発表。

 EDNA TARIGAN AND FADLAN SYAM 記者による2021-4-24記事「Indonesia navy declares lost sub with 53 aboard has sunk」。
  インドネシア海軍の潜水艦『ナンガラ402』は沈没が確定した。

 2日にわたる捜索で、魚雷の方向修正板、ペリスコープに注油するためのグリース瓶、礼拝に使う敷布の切れ端、2012年に韓国でとりつけられた冷却配管の一部が、拾われている。
 死骸はいまのところゼロだ。

 ※かなり早くから沈没はほぼ確定していたようだ。インドネシアはその公表を渋っていた。しかし近隣海軍には詳報は伝えていたのだろう。

 ポセイドンは土曜日の早朝から捜索に加わった。
 破片分析には、諸国の支援海軍の専門家が加わる。

 ※この海域は「バリ海峡」らしい。深さが800m以上もあるということは、中共潜水艦がこっそり通り抜けるには屈強の場所かもしれないわけだ。

 次。
 Bradley Bowman, Maj. Jared Thompson, and Ryan Brobst 記者による記事「 China’s surprising drone sales in the Middle East」。
   サウジは2014に数機の「CH-4」を調達。
 また、「翼龍2」をすくなくも15機、これまで買っている。さらにこれから285機買うかもしれないという。

 「翼龍1」は2011からUAEにも売られた。
 UAEは2017年に「翼龍2」の最初の輸入国ともなった。
 SIPRIによれば、この「翼龍2」から発射する空対地ミサイル「ブルーアロー」をUAEは500発も購入している。

 「CH-4」と「翼龍1」は、米国の初期型プレデターの真似だ。「翼龍2」は、「翼龍1」の拡大強化型。

 このままではいかんというのでバイデン政権は18機の「MQ-9B」をUAEに売ることにしたのである。

 次。
 ストラテジーペイジの2021-4-24記事。
  インドは30機の「シーガーディアン」を発注した。これは「MQ-9B リーパー・スカイガーディアン」の最新バージョンである。インドが支払う額は30億ドル。それには訓練費用等も含まれる。

 中共の予算年度は毎年1月1日で切り替わるのだが、2022年度の予算案では、GDPの伸び率を上回る6.8%増の国防費が計画されている。前回は6.6%伸びであったから、強気なのかヤケクソなのかのどちらかである。



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