David L. Chandler 記者による2021-11-11記事「Options for the Diablo Canyon nuclear plant」。
カリフォルニア州で唯一稼動運転中の「ディアブロ谷」原発。2025までに廃炉にされる計画なのだが、このたびMITの教授らが、この原発の運転を2030年以降までも続けて、海水を真水化したり、水素を生産すればいいじゃないかと提案している。
加州は万年水不足だし、電力供給も不安定である。そんなときに原発をなくすことはないだろうというわけだ。
具体的には、既存のディアブロ原発のすぐ隣に、海水蒸留工場を新設する。
この方式のメリットは、取水施設が既存のものを利用できるので設備工事が安上がり。また長距離送電の必要がないのでその点でもランニングコストが抑制される。
サクラメント川から新たな取水をしようという「デルタ・コンヴェイヤンス土木プロジェクト」よりも多量の真水を供給できる。環境へのインパクトもはるかに小さくて済む。
塩水の真水化は、逆浸透膜を用いる。この設備は世界中で使われていて、いわばオフザシェルフ。
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Kayla Kibbe 記者による2021-11-12記事「You Can Ride a Sex Plane to Nowhere for $1,000」。
誰かが言った。「もしそれを夢みることができるならば、あなたはそこでセックスができる」と。
「ラヴ・クラウド」社は、ラスベガス上空でひたすらロイタリングを続けるプライベートジェットの機内を、カップルに提供する。
この「空飛ぶラブホ」の利用料金は、995ドルだ。滞空時間は45分。
1時間半のコースだと、1495ドルとなる。
客室には、ツインサイズのベッド。
いちどに、6人まで利用できる。
操縦室にはパイロットが1名しかいない。彼はそこから離れることはできず、客室を覗くこともない。
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indomilitary の2021-11-14記事「Chinese Air Force Reconnaissance Division Operates the HALE WZ-7 Soar Dragon Drone」。
CCTVは11-10に新型無人高々度無人偵察機「WZ-7」の全姿を放映した。
ジェットエンジン単発で、前進翼の高翼を組み合わせた複葉機レイアウトにすることで、難度の高い高々度滞空を実現したようだ。
10時間連続飛行し、その航続距離は7000kmという。
全長14.33m×ウイングスパン27.86m×高さ5.41m。
エンジンは Guizhou社製の「WP-13」ターボジェット。
巡航速力750km/時。
高度は1万8000mまで上昇できるという。
目標にしているグロホは、滞空32時間可能で、航続距離は2万2729kmになる。