みんな、水タンクと電池と豆炭の準備はできているかな? 北海道民は、あのブラックアウトのとき何に困ったか、思い出して行動しよう!

 Joseph Trevithick 記者による2022-3-20記事「Flurry Of Government Aircraft Activity Over Russia Draws Attention: We Break It Down」。
   モスクワからシベリアへしきりに飛ぶ、政府所有の特別輸送機の動きを追っていて、直感することは、連中は、核戦争に備えて「政府の引越し」を予行演習している。

 たとえばヤマンタウ山の90マイル北西には、広さ400平方マイルの「地下都市」が準備されているのだ。

 ※ボロ負けに近い通常戦争の段階で戦争を中断すれば、今のプーチン政権はもたない。しかし核戦争を起こしてしまえば、軍人恩給も年金もロクに給付しなくても、「すべて非常事態のせい」と開き直ることが可能になる。自国民を黙らせる手段として、連中は1発、炸裂させるはずだ。

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 Alex Hollings 記者による2022-3-19記事「Why calling Russia’s Kinzhal a ‘hypersonic missile’ is a stretch」。
    キンジャルは1980年代の技術で製造された弾道弾を空中発射できるようにしてあるだけで、ロシア国防省がこれをハイパーソニック弾だなどと宣伝しているのはおこがましい。

 たとえばスペースシャトルが大気圏に再突入するときのスピードはマッハ25を超えていたのである。
 米空軍が現在運用している無人シャトルのX-37Bも同様だ。

 またロケットが宇宙に飛び出すためには、秒速7.9kmが必要だが、これは「マッハ20」に相当するのである。

 SSMであるイスカンデルを2017年に空中発射式にしたのがキンジャルである。その配備は2018年にロシア国防省が公表していた。

 イスカンデルの開発は1988に始まっている。露軍への配備は2006だった。

 ちなみにNASAは、古い空対空ミサイルのフェニックスを、2006年に、大気圏内のハイパーソニック弾の開発に必要なデータを得るために何度か試射したものだった。
 もともとフェニックスは設計上は、マッハ4.3を越えない。長射程空対空ミサイルとしてはそれでいいのだ。
 しかし、これを高空から超音速飛行中に発射して弾道軌道で地表まで落下させると、途中でマッハ5を越えてくれるので、データが取れたのである。

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 Sandra Erwin 記者による2022-3-20記事「Cyber warfare gets real for satellite operators」。
    米政府は3-17、衛星運用各社に対し、サイバーアタックへの注意を喚起した。ヴィアサット社の「KA-SAT」がサイバー攻撃され、欧州のインターネットが妨害を受けているので。

 このハッキングはモデムを狙った高度なもので、犯人はロシア人にきまっているという。

 サイバー攻撃は、システムのいちばん弱いところを衝いてくる。今回はそれは衛星ではなく、ユーザーのモデムであった。

 また、イーロン・マスクによると、ロシアはさっそく、スペースXのスターリンクを妨害する信号をウクライナで発生させているという。