プーチンはウラルへ遷都して、モスクワ市民をわざと全滅させてしまうつもりだ。NYCと刺し違えさせる気だろう。

 アメリカ合衆国は、経済首都のNYCと、政治首都のDCとが、遠く離れている。

 ところがロシアは、モスクワに一切が集中してしまっている。これは核時代のロシア指導者にとって、ずっと面白くないことだった。対支戦争のときも、このことはとても不利になるのだ。

 そこでプトラーはウラルに「ロシア版DC」を建設するつもりなのだろう。誰が「シュペーア」なのかはわからないが、地下都市の専門家の側近が、どこかにいるはずだ。われわれがが今までそいつに注目していなかったのだ。

 プー助はモスクワには未練がない。モスクワの住民がじぶんを支持していないと知っている。だから、モスクワ市民には全員、NYC市民と刺し違えになって、死んでもらう。

 プー助の支持基盤は、地方都市と老人世代だ。ウラルの新首都には、だから、モスクワ住民は、つれていかない。

 政府の引越しを進めつつ、まずチェルノブイリに警告の初弾を炸裂させ、政府疎開があらかた済んだ時点で、次はいきなりニューヨーク市を核攻撃する。
 バイデンは返礼としてモスクワを水爆攻撃するしかないが、プトラーの新地下宮殿は、米国のDCとともに、アンタッチャブルだ。米露ともに、お互い、政治取引をする交渉相手が消滅してしまっては、困るからだ。