ロイターの2022-7-22記事「Chinese Paddlefish and wild Yangtze Sturgeon extinct – IUCN」。
中国のヘラチョウザメと、野生の揚子江チョウザメは、絶滅しました――と国際機関IUCNが宣言した。
ヘラチョウザメも揚子江流域で獲れるのだが、乱獲と水質汚染により、ついに絶滅した。
成魚は7mにもなり、淡水魚として最大級。IUCNは1996から絶滅が危惧されると警鐘を鳴らしていたのだが……。
揚子江チョウザメは最大で8mになる。この魚は水中の騒音に敏感だという。
次。
Kamil Galeev 記者による2022-7-21記事。
ヴォルゴグラードから出征した伍長がウクライナで戦死して、ロシア政府からの戦没見舞金が1200万ルーブル出た。ところがこのカネを、叔母が全額不正受給してしまったので、伍長の他の遺族が、裁判所に訴えたそうだ。
ヴォルゴグラード市民の平均月給は3万8000ルーブルである。したがって120万ルーブルは、一般市民の315ヵ月の月収に匹敵する。
※おかしい。31.57ヶ月分となるはず。
※1ルーブル2.38円で計算すると、38000ルーブル=9万440円。120万ルーブル=285万6000円。
※ガリーフ氏は自説を補強しようとして桁ひとつ違えた計算を投稿してしまった。好漢惜しむ可し。
次。
Carl Forsling 記者による2022-7-20記事「The fundamental flaw in US plans to defend Taiwan from a Chinese assault」。
※記者は元海兵隊員でオスプレイのパイロットだった。
M113装甲車のような余剰装備のことはEDA=Excess Defense Articles というそうだ。
ウクライナ軍は5500発のジャベリンを受け取ったはずだが、そのすべてを使い果たしてしまったらしい。 あとは米国内でも毎年1000発しかこいつは量産できない。つまり今台湾有事になったら台湾にはジャヴェリンはやれない。
今次戦争の前、ロシアのGDPは1兆7800億ドル、軍隊は135万人。
ウクライナのGDPは2000億ドル、軍隊は50万人。
次の戦争を起こす中共はGDPが17兆7000億ドル、軍隊は400万人。
米国はGDPが23兆ドル、軍隊は210万人である。
米支戦争こそは、巨人の組み討ちになる。
台湾有事となったら消耗するミサイルはトマホークとかSM-6とか、もはやスティンガーだのジャベリンだののレベルではない。そしてそれを量産するために必要な半導体は、戦時の台湾工場から供給が続くわけもない。
次。
Oliver Parken, Tyler Rogoway 記者による2022-7-21記事「This Submachine Gun-Equipped Robot Dog Goes Full John Wick At Shooting Range」。
3月にユーチューブに投稿された、「ロボ犬+サブマシンガン」の実射動画が、ここのところ急にSNSで反響を呼んでいる。投稿者はアレクサンデル・アタマノフ。
ロシア生まれのアタマノフは、2014年に「HOVERSURF」という航空技術系の会社を立ち上げた。
会社は加州のサンノゼにある。アタマノフも米国に居住している。
ロボ犬のデータは無いが、通販サイトに類似品が出ている。その値段は3000ドルだ。
アタマノフはこの動画の前にスチルをフェイスブックに投稿していた。日付は22年2月7日、場所はモスクワであった。
画像を見るに、犬の背に固定されている自動火器は、ロシア製の「9×19mm」の拳銃弾を発射する「PP-19-01 Vityaz」サブマシンガンのようだ。セミオートのみの市販品は「Saiga 9」の名で手に入るが、動画ではフルオート射撃を見せている。。
銃身には消音器。レシーバー上には赤ドットの光学サイト。
光学サイトのさらに後方に「Go-Pro」カメラを固定することによって、無線リモコンを可能にしているようだ。
※9ミリ拳銃弾でも、連射すれば累積反動で「犬」があとずさりしそうになることが分かる。つまり小型のロボドッグの寸法ではライフル弾の連射は無理なのだ。別なメーカーの製品が、犬ロボにライフルの単発狙撃銃を載せていた理由が呑み込める。
※ランダムな投稿動画を見ていて気付かされたこと。『ポパイ』のスピナッチは、マリファナの暗喩だったのではないか?