サキ海軍航空基地の破壊規模が大きい。民間衛星写真で、駐機場を狙ったクレーターも認められる。

 爆発は十数ヵ所で起こったという。十数機の高額な軍用機が全損した。複数の弾薬庫も吹っ飛んだ。真珠湾空襲並のインパクトだろう。

 討ち洩らしもあるが、無駄弾もない。精密且つ一斉の攻撃だ。その手段は何だったのか、皆目、謎。

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 Thomas Kika 記者による2022-8-9記事「Langya Virus: China Detects New Virus in 35 People」。
    山東&河南省で35人が、人獣共通感染症の新顔に罹患(陽性)。「ランギャ・ウイルス」と称する。台湾のCDCによると、このウイルスは2018年後半に初めて検出された。

 トガリネズミから人にうつるらしい。

 主な症状は、発熱、倦怠、咳、食欲不振、筋肉痛、めまい、血小板減少、肝臓不全、腎不全。これまでのところ死者の報告は無い。

 ヘニパウイルスの仲間である。※フルーツコウモリが持っているウイルス。

 ヘニパウイルスのワクチンはまだどこにもない。

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 Nikhil Pandey 記者による2022-8-9記事「What is Langya, the fresh zoonotic virus outbreak that infected 35 people in China?」。
    台湾では2%弱の山羊、5%弱の犬も、このウイルスについて陽性だという。
 人の白血球が減ることもあると。

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 Kamil Galeev 記者による2022-8-7記事。
    ワグネルの創始者のプリゴジンは今、ロシア国内の刑務所を歴訪して、強盗殺人者たちに入隊を呼びかけている。

 ロシア軍が占領したポパスナ市で捕虜の首や手を切り落としている所業、これはシリアではワグネルがずっと前からやっていること。アムネスティはそっちは何年もスルーしておいて、このたびはロシア軍ではなくウクライナ政府を攻撃した。いったい誰の代理人なんだ?

 超特権階級の金持ち集団アムネスティはこのたび、ウクライナ軍が退却したことによって市中にとりのこされた住民に対してロシア軍はいくら砲爆撃をしてもゆるされるというお墨付きを与えてやったも同然だ。

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 Kamil Galeev 記者による2022-8-8記事。
   西側人のイメージとは逆にロシア人は個々人がバラバラ勝手なのであり、集合体として社会的に機能するようにはできていない。

 したがってロシア人が団結して政府の政策に反対して戦争を阻止するような未来を期待しても無駄。

 期待できることは、個々バラバラのロシア人が、祖国を捨てて国外に脱出してしまうことである。

 ※たしかに、大東亜戦争中に上海にいた白系露人たちも、いつのまにか雲散霧消している。

 西欧政府がロシア移民に門戸を開く必要はかならずしもない。行く先はどこでもいい。南米のアルゼンチンでもいいのだ。
 ロシア語のSNSでは、「パラグアイのパスポートをどうやったら得られる?」という話題で、最近、盛り上がっている。

 とにかく西側は、ロシア人の逃亡移民の出口は塞がない方がいい。18歳徴兵を逃れたいという若者が脱出できるルートが、どこかに確保されていることは、世界にとって有益なのである。

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 Anthony B. Kim 記者による2022-8-9記事「Why Guatemala’s Commitment to Diplomatic Relations With Taiwan Matters to US」。
    グァテマラは、台湾との正式外交関係を維持している国家として、最大である。

 グァテマラの他には13ヵ国が、台湾との正式外交関係を保っている。その半数は南米にある。
 パラグァイやホンデュラスも含まれる。が、グァテマラのGDPはパラグアイの2倍ある。農業と衣料品製造が中心。

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 SOFREP の2022-8-10記事「Top 5 Best Airguns for 2022」。
   空気銃のことを英語で表記すると「エアガン/ガスガン」となる。

 空気銃の弾丸が人間の皮膚を貫くためには、毎秒38m~70mが必要であると英国では考えられている。
 英国では、空気銃用の鼓弾の口径は、0.177インチか0.22インチである。

 SOFREP編集部が推奨する、今年の空気銃の新製品「5選」。その中でもユニークなのは……。

 「UMAREX USA」社の「P2P(プリペアード・トゥ・プロテクト)」というピストルだ。メーカーは、ギリギリ殺傷力がない護身銃、と位置づけて、こいつを売り出している。もちろん機構は空気銃である。

 弾倉にはなんと60発、弾丸が入る。しかも、オマケとして12.7ミリ径のペッパー弾(ゴム袋)も発射できる。
 空気銃の弾丸は60フィートまで威力がある。当面の危機から逃げるには十分だろう。

 「ハットサン・フラッシュパップ SYN クワイエット・エナジー」は、隣人に騒音の迷惑をかけたくないハンターが、室内でライフルの実射練習をするための空気銃だ。

 通常の拳銃の発砲音の半分の音しかしないという。
 もちろん、裏庭でリスを射つぐらいの威力はある。

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 Defense Express の2022-8-10記事「They Do “Impossible” With This Weapon: the Ukrainian Military Told How Destroy russians With the “Spear”」。
    ウクライナ軍の歩兵部隊はヤケに古臭い対戦車無反動砲を持ち出している。これは旧ソ連が1963年に開発した兵器で「SPG-9M Spys」という。Spys は英語の「スピアー(短剣)」と同義。ロシア語では「Kopyo」だ。

 タマは7000m飛翔してくれる。

 BTR-80/82、BMP-3あたりが相手なら、高額な対戦車ミサイルを用いるまでもない。これで十分である。あと、塹壕内の敵歩兵に対しても使える。

 6000m離れた敵の中隊指揮所を吹き飛ばしてやったこともある。

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 Defense Express の2022-8-10記事「What Could Help russia’s Weapons Degrade」。
    英国のシンクタンクが、ウクライナに出張して、鹵獲されている露軍の兵器27種類につき、それぞれ、西側製の部品にどのくらい依存しているかを調べ上げた。特にマイクロエレクトロニクス。

 「オルラン-10」に使われていた受信チップはドイツの「エニーリンク」社製の「DP1205-C915」で、そこにはロシアの商社「イモテック/エレメント」社のラベルが貼られている。

 ※この記事に添えられている「オルラン-10」のエンジンのクロースアップ写真。シリンダー横のプレートに「SAITO」「ELECTRONIC IGNITION SYSTEM」等と読める。この無人機が北海艦隊に採用されたのはもう何年も前のはずだが、斎藤製作所は当時から関わっていたのか? そしてまたドンバス戦区では2014以来この無人機の残骸が入手できたはずなのに、なぜ今、公表された?

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 Lee Hudson and Alexander Ward 記者による2022-8-9記事「Technology concerns imperil Gray Eagle drone transfer to Ukraine」。
   グレイイーグルの対宇供与が進んでいない理由。それに搭載されているレイセオン製の「電子光学/赤外線」の視察&照準ターレットが秘密の塊り。この技術がロシア人によって解析されてしまうのが困る。マルチスペクトラムで敵の偽装も暴くものなので。

 ※同時に複数のゲリラ個人の動きをトラッキングし続けられる視察装置ではなかったか?

 またグレイイーグルは舗装された長い滑走路から運用するしかない。またその飛行場の地上施設に保安回線が完備していないといけない。

 ※というよりプレデター級のUAVは露軍相手では撃墜されること不可避なので、最初から援助候補品目に挙げたのがおかしいのである。これは、メーカー地元議員=議会が扇動している「筋悪案件」なのだ。政府も軍もこんな援助はしたくない。おそらくこの記事は、政府の誰かから頼まれて、説明役を買って出ている。