ロシア軍戦車の国産夜間照準器が、視程性能において劣後していたネックは、解消されたようだと、デヴィッド・アクセ氏は言っている。

 Cambrie Eckert 記者による2023-8-14記事「New Drone Can Drop Variety of Munitions on Targets」。
   親子式の攻撃ドローン・システムをあちこちのメーカーが提案するようになっている。これは最新流行だ。合理性があるから。

 その最新版のひとつ。「アエロストライク」。メーカーはアラバマにある「SCI テクノロジー」社。主任技師はマックス・クレイン。

 「親機」はVTOL離陸し、延長40kmの光ファイバーで地上と通信しながら、敵陣方向へ前進し、空中から偵察する。

 「親機」は、兵装投射用の細長い「レール(パイロン)」に、クォッドコプターを生やしたような、単純でスケルトンな外見だ。(各軸のローターは串型二重なので、オクトコプターとも呼べる。)

 その「レール」に「子機」のカミカゼ機が、何機か、吊る下がっているのである。

 「親機」のビデオカメラを通じてオペレーターが敵目標をみきわめると、いよいよ「親機」から、自爆ロイタリングミュニションである「子機」が、放たれる。

 親機は有線で地上オペレーターとテーザーされているおかげで、敵はこちらの電波エミッションを探知・標定できない。しかも、ビデオ信号等のデータリンクは広帯域で「太く速く」維持しつづけられる。それは無線ではないから、敵はEWジャミングをかけることもできない。

 万一、ファイバーケーブルが途中で切断された場合には、自動的に、親機は内臓ジャイロを頼りにして、オペレーターの近くまで戻ってきて着陸する。

 「子機」は、親機がデジグネートした標的にまっすぐに向かっていくので、厳密には「ロイタリング」をしない。「子機」は、1機とするなら、重さ55ポンドまでOK。この重さなら敵戦車もイチコロだ。

 ※装薬が機体重量の四分の一になるとして、6.2kg。ほぼ、155ミリ砲弾の炸薬に近い量だ。十五榴は、ダイレクトヒットしなくても、ロシア製戦車を擱坐させられることは証明済み。それどころか、ロシア製戦車は、榴弾の至近爆発の衝撃波で内部の弾薬が発火してしまう。

 ※かたやラインメタル社は「Luna NG」という固定翼無人機システムを宇軍に供給するという。これも親子式で、親機は、敵陣上空にて「子機」のカミカゼ・クォッドコプター(折畳収容できる特別設計)を、最大8機、次々に胴体内から放出しては、また発進地点付近に戻ってくる。親機のレイアウトは、プッシャープロペラ式のエンジンポッド×1基を「背負い式」に銅上に載せた姿。いったい通信の安全はどう確保する? それは衛星通信に頼る。とうぜん、かなりカネのかかったシステムで、地上でのリモコンは3人がかり。それが、専用のトレーラー式コンテナの中に籠もっている必要がある。

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 Sofiia Syngaivska 記者による2023-8-14記事「Ukrainian Company Nears Completion of Silent Thunder System for Enhanced Military Effectiveness」。
    ウクライナの「アスロン・アヴィア」社が「ST-35 サイレント・サンダー」というロイタリングミュニションをもうじき完成する。ぶっちゃけ、敵軍の「ランセット」のコピーのような外観。

 開発計画は2019には形になっていた。しかしひとつの動画公表もない。スチルだけ。

 ※そんなにも長期間モタモタやっていても会社が潰れぬということは、これはウクライナの「官」系のプロジェクトだな。美談ではなく、どれほど腐敗していて非効率かという、醜聞だ。ひょっとすると、いよいよゼレンスキーから訴追指揮されそうになっているので、見切り発車のプレスリリースに及んだか?