ハマスが小学校の隣を弾薬庫にしていた映像が上がっている。

 2023-11-9記事「The Lancet drone has acquired the ability to destroy targets protected by nets」。
   ランセットの最新型は、コープケージを突破するために、起爆を標的のAFVから数m離れた空中でするように改善されている。その近接信管にはアクティヴ・レーザーを使っている。

 証拠の動画は11月になってSNSに出るようになった。

 従来のピエゾ式の「インパクト・フューズ」だと、金網がクッションとなって衝突の加速度が緩和され、不発に終ることがあった。これを解消した。

 爆発景況からして、タンデムHEATではないようである。ランセットがこれまで搭載している「KZ-6」という爆発部を新型にとりかえたかどうかは不明。

 ランセットや、その上空から偵察しているZala社製のUAVは、周波数868~870メガヘルツ、および、周波数902~928MHzの無線電波を、リモコン用に同時に受信もしくは送信している。オシロスコープでは「2ピーク」があらわれる。この電波をESMで警戒していれば、ランセットがやってくるかどうか、事前に承知することができる。

 さらにもうひとつ。じつはランセットには、GPSスプーフィングを無力化する能力は無い。つまり、露軍がEWとして連日出し続けている1575メガヘルツの攪乱電波信号に、やられてしまう。だから、ランセットを飛ばす前には、露軍は、その戦場一帯で、対GPSスプーフィングを止める。これがウクライナ軍にとっては、注意すべき「前兆」になる。

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 ストラテジーペイジ の2023-11-9記事。
    いま米国の工場では毎月1万4000発の155ミリ砲弾が製造されている。増産のための設備投資が進められており、来年には、月産8万発を超える見通しだ。

 ウクライナ軍は連日7000発の砲弾を発射中である。露軍はその三倍ともいう。

 ロシアも152ミリ砲弾を増産させたいに違いないが、経済制裁を受けているロシアにとって、工場の設備投資は、難題である。

 2022-2時点でロシア国内には400万発の砲弾がストックされていたと見積もられる。

 ※開戦から700日に近い。毎日2万1000発、発射したとして、700日で1470万発?

 ※11-9のWSJ報によると、露軍はヘリコプターのエンジンのスペアパーツ欠乏に苦しんでおり、かつてヘリコプターを輸出した、ベラルーシ、エジプト、パキスタン、ブラジルから、そのエンジンを買い戻そうとしている。

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 Isabel van Brugen 記者による2023-11-8記事「Explosions Seen As Russian Drone Pilot Training Hub Targeted by Ukraine」。
   ドネツク占領区内にある「Vladimir Zhoga UAV Center」は、ロシア兵にカミカゼドローン操縦術を教習させる施設だが、そのビルをHIMARSが直撃した。

 テレグラムに投稿されたビデオはすぐに削除された。

 ※この10月後半に5043人に尋ねた、オンライン調査機関の集計をイズヴェスティアが報じたところでは、勤労ロシア国民の47%は、毎月の所得の半分を食費に充てている。もちろん地域差があり、ハバロフスクでは57%の勤労者がそうなっている。

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 Matthew M. Burke and Mari Higa 記者による2023-11-9記事「Relocated Reaper drones are already conducting surveillance from Okinawa」。
    鹿屋に配備されていた、6機のRQ-9 リーパーは、10月13日から22日にかけ、すべて、嘉手納に移駐しおえた。150人の人員とともに。
 すでに嘉手納からの哨戒飛行も、スタートしている。

 ※フーシがイエメン沖で「MQ-9 リーパー」を撃墜したと言っている。11月8日に。

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 The Maritime Executive の2023-11-8記事「Italy Deploys Fleet Oiler to Serve as Floating Hospital off Gaza」。
    イタリアの国防相によると、イタリア海軍の給油・補給艦『Vulcano』を臨時の病院船に仕立てて、ガザ沖に派遣するつもり。
 この補給艦の固有乗員は140名。便乗医療スタッフは30名。

 もともと「Role 2LM」というメディカル設備を随時に艦内に搭載できる設計になっている。これはNATO基準の外科装備。

 船まで患者を輸送するのには、仏海軍のヘリコプター空母『Tonnerre』が協力する。
 またもう1隻の仏ヘリ空母『Dixmude』は、みずから病院船の機能を果たすべく、艤装中。

 ※パレスチナ人のメディックが、IDFから射たれないのをいいことに、負傷して戦闘継続できなくなったハマスゲリラの小銃を拾い上げて、負傷していないハマスゲリラに与えて射撃させている動画が、撮影されている。

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 Defense Express の2023-11-9記事「Why Targeting russian Warships in Dry Docks is the Only Choice Ukraine Has」。
    なぜ「ストーム・シャドウ/SCALP」は、洋上の敵艦ではなく、わざわざドライドック内のミサイルコルヴェットなどを狙うのだろうか?
 じつは、そうしなければならぬ理由があるのだ。

 「ストームシャドウ」は、ほんらい、対艦ミサイルではないのである。そもそも、対地攻撃用なのだ。
 つまり、弾頭の赤外線画像センサーを作動させるのは、衝突の直前のみ。

 そこに到達するまでの誘導は、「プリ・プログラム」なのである。
 戦闘機が離陸する前の段階で、このミサイルの飛翔コースは、決められる。
 飛翔途中のコースの維持は、TERCOMが頼りである。陸地の凸凹の変化を検知して、地図情報と照合しつつ進む。したがって標高の変化の無い洋上では自己位置をロストする可能性が高い。敵は衛星信号を攪乱・妨害するだろうから、あまり衛星にも頼れない。

 こちらの飛行機からからはレーダーでも捕捉ができないくらい遠くの洋上を移動している敵艦を正確に襲撃できる空対艦ミサイルの真打は、「AGM-158C LRASM」である。

 LRASMは何がすごいかというと、こちらの飛行機から多数発を一斉に放ってやると、このミサイル同士が、飛翔中に、空中でESM情報を交換し合う。すなわち、敵艦隊が出している特徴的なレーダー波をパッシブ・アンテナで受信して、その方位に向かって行くのだが、その途中で、最も攻撃価値のある標的を、ミサイル同士が相談して見当を絞込み、最適の目標割り振りを決めて、突っ込むのだ。ホーミングの最終段階では、画像照合によって、その標的が本当に敵の軍艦かどうかを見極める。レンジは900kmもあり、ミサイルの外形はステルスにできている。

 これほどに進化したハイテク・ミサイルとなると、米国から他国軍に供給してやることはまったく考えられない。同盟国だろうと、ダメである。

 ※米軍としてはLRASMで中共のもつ空母/ヘリコプター揚陸艦を、開戦から48時間以内に全滅させたい肚なので、それまでは、他地域の戦場で試しに使うことも控えると思う。実戦の蓋を開ける前に、対策のヒントとなるようなデータを、一切、シナ人には与えない方針だと思う。当然、航空自衛隊にも売ってはくれない。

 いまのところ、LRASMは、F/A-18 スーパーホーネットからのみ、運用される。

 理論的には、これを陸上のHIMARSから発射させることも可能である。