SNS動画によると、宇軍は、大型で大馬力のマルチコプターから、FPV攻撃用の安価なドローンを空中でリリースする戦法を始めた。

 高額&高性能のマルチコプターの損耗を抑制しつつ、FPVドローン攻撃のリーチを延ばせる。上空から敵情を広く偵察し戦果確認に任ずるISRT用無人機は、これらとは別に飛ばす。運搬用大型ドローンは、偵察には関わらず、すぐに引き返す。

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 Joseph Frager 記者による2023-11-19記事「Only Russia could have provided the cyber-weapons that made the Oct. 7 massacre possible」。
    2022-6-20に、プー之介はイランに飛んだ。
 8-16には、プー之介はイラン高官とZoom会談。

 10月7日のハマス奇襲は、すくなくも2年間は準備していたはずの規模。
 「第四次中東戦争=ヨムキプール戦争」の50周年を狙ったのは、偶然ではない。
 ユダヤの祭日を狙うのもアラブの常套戦法。

 ものすごく手際よく、10月8日のタイムズスクウェアで、ハマス支持デモが組織されていた。このデモの組織者もあきらかに、10月7日に大作戦が始まることを予め知っていた。IDFすら知らずにいたことを、そいつは知っていたのだ。

 しかもハマスは10月7日の攻撃を、ロイターの記者と、APの記者に、実況報道させている。その手配も、感心するほど巧妙になされていた。

 『ニューヨークポスト』紙の報道によると、10-8デモを組織した「人民ひろば」に対して2000万ドルもの資金を提供したのは、米国籍を有するハイテク実業家の Neville Roy Singham である。

 Singhamは中国居住のマルクシストで、すくなくも4つの、中共党の宣伝用のニュースサイトに関係している。

 『NYT』によると、「人民ひろば」は、イスラエルを支援している政治家の事務所、企業、投資者などに対して広範な抗議行動を仕掛けよう、と呼びかけた。

 10月7日の奇襲は、イスラエルがガザに向けて設置していた多数の電子的な監視警戒デバイスをすべて一時的に盲目化してしまう、圧倒的なサイバー工作を伴っていた。こんな芸当がアラブ人にできるわけがない。すべてを仕組んだのはロシア人なのである。

 デモの組織くらいなら中共にもやれる。しかしこのレベルの一斉サイバー奇襲は、ロシア人にしかやれない。だから記者は今回の黒幕について、確信できたのである。

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 Aaron-Matthew Lariosa 記者による2023-11-17記事「U.K. Aircraft Carrier HMS Prince of Wales Launches, Recovers Mojave Drone」。
    英国海軍の空母『プリンスオブウェールズ』は、米国東海岸にて、短距離離着陸性能を特に強化したジェネラルアトミクス社製の無人機「モハベ」を、発艦&着艦させる試験に成功した。

 着艦に、アレスティングギアは使わなかった。

 「モハベ」は、MQ-9 リーパーの発展型である。兵装吊下量は2倍だとメーカーは自慢している。

 ※附図によると、モハベの最短の離陸滑走距離は、ISR任務重量の場合、122m(400フィート)弱。ヘルファイア×16発吊下のばあい、304m(1000フィート)強。しかし、この離陸滑走距離を延ばせば延ばすほど、離陸時の燃費が節約され、滞空時間を延ばせる。ヘルファイア搭載時ならば、たとえば1600フィート地上滑走して離陸するならば、10時間滞空可能だが、1200フィート未満で離陸するならば、5時間しか滞空できなくなる。ISR任務重量でも、600フィート滑走で離陸するなら10時間滞空なのに、1400フィート滑走で離陸すれば25時間も滞空ができるのだ。

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 Ritu Sharma 記者による2023-11-20記事「Russia Lost A Staggering 2400 Tanks, 200 Aircraft, 400,000 Personnel In Ukraine War: UK Defense Ministry」。
    ウクライナ国防省による統計では、露軍はすでに戦車2400両、航空機200機を損耗。兵員も40万人戦死した。

 戦車2400両は、開戦前のすべてのストック戦車の15%にあたるという。

 英国防省による統計(開戦から631日目までの)。
 露軍はAFVを7117両、損失した。うちMBTが2475両である。
 有人の固定翼機は93機、ヘリコプターは132機が破壊された。

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 Jonathan Caverley, Ethan Kapstein, and Jennifer Kavanagh 記者による2023-11-16記事「One Size Fits None: The United States Needs a Grand Defense Industrial Strategy」。
    ジャヴェリンのコストは1発17万5000ドルである。
 NLAWは、レンジ800mだが、1発3万3000ドルである。〔それを英国は3600発、プレゼントしている。〕
 カールグスタフM4の弾薬は、1発が500ドルから3000ドルである。
 RPG-7のタマは、コストが1発2500ドルである。

 MQ-9 リーパーは1機が3200万ドルする。意外にも、旧アフガニスタン政府軍に与えていた有人の「スーパーツカノ」は、その半額しかしない。

 「スイッチブレード300」は、マスプロが軌道に乗ったので、1発のコストが6000ドルに下がった。

 2022-2-24の開戦時点で、ウクライナ軍の現役兵は9万人。AFVは3300両だった。
 これに対してロシア軍は現役90万人。AFV1万6000両だった。

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 Thomas Newdick 記者による2023-11-20記事「Russian Glide Bomb Kits Now Adapted For Cluster Munitions」。
    露軍はクラスター爆弾をグライダー爆弾に改造し、それを使い始めた。

 「RBK-500」というクラスター爆弾の場合、0.5kgの子弾(ShOAB-0.5M)が565個、詰まっている。
 「Sharikovaya Oskolochnaya Aviatsionnaya Bomba」とは、「ペレット・破片・空中・爆弾」の意味。