Mike Schuler 記者による2023-12-30記事「Maersk Ship Hit be Missile in the Red Sea」。
紅海でコンテナ船が1発のミサイルに被弾した。そのミサイルの種類は不明。
コンテナ船は『Maersk Hangzhou』で、シンガポール国旗を掲げていた
土曜日の現地時刻午後8時半にやられた。
負傷者はいない。
米艦『USS Gravely』『USS Laboon』の2隻が現場にいた。
『グレーヴリー』は、飛来した2発の「対艦弾道弾」を空中で撃破した。弾道弾の発射地点はイエメンで、発射した下手人はフーシである。
フネはシンガポールを出港し、エジプトのポートスエズに向かう途中であった。
「被弾」といっても、乗組員が「閃光」を見たというレベル。
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J.P. Lawrence 記者による2024-12-31記事「US Navy helicopters sink 3 small boats in Red Sea skirmish, CENTCOM says」。
『Maersk Hangzhou』はフーシの4杯の小型ボートで近接襲撃されたが、コンテナ船には傭兵が乗っており、火力で撃退したという。
しかも空母『アイゼンハワー』と駆逐艦『グレイヴリー』からヘリが飛来して、3杯を撃沈。その生存者はいないという。
先にボートからヘリを銃撃したので、反撃したのだという。
4杯目は逃走した。
飛来した2発のミサイルを撃墜したのも『Gravely』であった。
僚艦『ラブーム』も駆逐艦だが、こっちは迎撃をしてないようだ。
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ストラテジーペイジ の2023-12-31記事。
ウクライナはおそまきながら「AQ400」という対都市報復兵器を開発した。
32kgの爆薬を積んで700km飛ぶ。
レンジを半分に短縮するなら、爆薬は70kgまで増やせる。
1機の単価は3万ドル。
機体はベニヤ板でできている。
量産はまず月産100機からスタートしたい。
できるだけ早く、月産1000機にする。
巡航速度は144km/時。
滞空6時間半可能。
※時間はカネで買うことができない。2014年に侵略を受けた直後から、この機体を開発していれば、いまごろはモスクワを廃墟にできていた。
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AFPの2023-12-22記事「Russia space agency official held over multi-million euro fraud」。
ロシア警察は金曜日、ロスコスモスのナンバー2を逮捕した。
国家予算を430万ユーロも私的にネコババしていた容疑により。
※専制国家においては、宇宙開発事業の中抜き工作が特にしやすいのか。中共の火箭軍の親玉が粛清された理由は謎だが、公式説明がすべてだとするなら、ロスコスモスと同じ体質があったのか。
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Lt Gen. PR Shankar (Retired)記者による2023-12-31記事「China’s ‘Lethal & Shadowy’ PLA SSF Celebrates 8 Years Of Existence; Is Responsible For Beijing’s ‘Info War’」。
PLAの戦略支援軍は2015-12-31に創設された。陸・海・空&火箭軍と同格。
何でも「情報化」するセクションらしい。
全軍と中央の指揮連絡用の通信手段。
宇宙からのナビゲーション信号も統括する。
サイバー戦。
電子戦。
そして対外宣伝戦。心理戦。政治工作。
米軍は、空軍と宇宙軍を合体させたが、中共軍はそれには倣わず、宇宙軍の機能をすべて、この戦略支援軍に握らせている。
対衛星作戦も、ここが仕切っていると思われる。
戦略支援軍は、非軍事の宇宙開発も仕切っている。
戦略支援軍の最大のショックが「スターリンク」の出現であった。そこで戦略支援軍は、スターリンクを上回るLEO衛星群を整備しなくてはならないと決意している。
※ロシア国内に工場をもっていたわけでもないイーロン・マスクは、「スターリンクをパールハーバーするぞ」とプーチンの寅から脅されただけでその対宇サービス提供を数度にわたって停止した。だったら上海にテスラ車とその電池の巨大工場を抱えている今の立場で、戦略支援軍から「スターリンク」を第三国に利用させるなと脅迫された暁には、マスクは抵抗ができるのか? できるわけがない。
2021-7に、中共は初めて、ICBMを使って、ハイパーソニック弾を放った。これは米軍が未だやってないテストである。
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