この操縦士は民間人の無差別大量殺害に責任がある。
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Ritu Sharma 記者による2024-2-2記事「US P-8 Poseidon ‘Key Suspect’ Behind Sinking Of Russian Ivanovets Warship By Guiding Ukrainian Naval Drones?」。
スウォーム無人爆装ボートが黒海艦隊の『イワノヴェツ』(乗員44名)を撃沈したが、この2-1作戦はおそらく米海軍の「P-8A」が手引きしたのだろう。
ウクライナ側の公表によると、「グループ13」という部隊が、オデッサ港から9隻の特攻ボートを向かわせたとのこと。
攻撃時、黒海西部には1機の「P-8Aポセイドン」が哨戒飛行していた。
※雑報によると、名称は未公表だが、機体のすべてを3Dプリンターで製造できる、安価なFPV特攻機が、ウクライナ国内の某所で完成した。高翼の固定翼機形状で、V字尾翼(ひょっとするとY字か)、プッシャープロペラ(電池モーター駆動)。弾頭はRPG対戦車擲弾そのものを機首にとりつけている。主翼後縁には後退角無し。主翼に上反角無し。サイズ感からしておそらく手投げ式だろう。このレイアウトで問題になるのは、前方を観るカメラをどこにつけたか。写真を見るに、弾頭直後の主翼の付け根から斜め上へツノのようなロッドを生やしている。おそらくその先端がCCDカメラなのではないか。RPGは先細りだから、これで下方視界も得られる。固定翼特攻機であるから、もし弾頭に遮られて見えぬ下方の対象があったとしたなら、それはダイブして当てることはどうせできない位置関係(次の瞬間にはもう真下にあり)であるゆえ、とくに問題にもならぬわけ也。そしておそらく、こいつは敵車両に真横から衝突させるものなので、コープケージは気にしなくていいのだろう。RPG弾頭が重い分、主翼中央を重心として、チューブ状の胴体後部に収納した電池+モーターの重さで、バランスを取っているように見える。とうとう「真打」が出た、という印象を持った。
※製造が大手間なことは知れきっている155㎜砲弾などを量産しようと無理を重ねるより、このRPGを「120㎜迫撃砲弾」級にまで拡大した、オール3Dプリント固定翼特攻機を「十万機」単位で量産した方が、はるかに話が早いはずである。無人特攻機が抱える弾薬は、通常の砲弾類と違って、仕上げが「精密」である必要がまったくない。「弾道」が乱れたなら、それは動翼で修正すればいいだけだから。したがって弾頭そのものも3Dプリンターでこしらえてしまえるはずなのである。これは当然世界のパイロ系の技師は分かっている。しかし報道はひとつもない。ということは、各社とも秘密裡に全力でその「3Dプリンティング弾」の開発をしている最中なのだ。日本の化薬メーカーは、まさか後れをとってはいないよな???
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Tim Newcomb 記者による2024-2-2記事「The Horses of Siberia Are Rapidly Evolving, Study Suggests」。
シベリア北部で繁殖している「ヤクート馬」。
調べたところ、極寒環境に適応するために、近々数百年のあいだに、ものすごい高速で進化を遂げたことが分かった。
ヤクート馬は、代謝率を低減させている。そしてまた、体内の中心部の体温も低めに維持していることが分かった。
それにより、「立っているのに冬眠」という状態に、じぶんをもって行けるのだ。
代謝率を下げるということは、体内の熱が損失しないように仕向けるということ。
この進化は、わずか数百年にしてなされたらしい。遺伝子解析で分かってきた。
※もし本当にヤクート馬が数百年でそこまで行ったのなら、鎌倉時代に南部馬が持ち込まれたのが先祖だとされる「道産子」にも類似した能力が備わっているとしてもおかしくないはずだ。冬に屋外に放置していても勝手に笹を食って越冬できてしまうのだから。そんな馬は他にいるのか? これも代謝が十分に低いからこそ、可能なのではないか? 絶滅する前にきちんと遺伝子を調べておくべし。
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ストラテジーペイジの2024-2-3記事。
米陸軍は、現役が46万人、予備役が50万人である。この人数の維持がむずかしくなってきた。
2023年、米陸軍は6万5000人を募集したが、5万5000人しか志願者がいなかった。
この傾向は悪化の一途である。将来、改善する見通しが立たない。
※合衆国の人口は順調に増えているのに、軍隊には人が集まらない。待遇は相当の好条件のはずなのだが……。この理由を、よ~く考える必要がある。一国の人口動態と、特定職域に応募者が集まらない現象は、じつは、相互に独立した事象なのではないか。この場合、人をひきつけようとしてもまったくのムダな努力で、むしろ、少ない人でなんとかやっていく道を早く発明するしかないのではないか。
※雑報によると、1980年代にユーゴスラヴィアの「Djuro Djakovic」工場(今はクロアチア領内)で生産されてクウェートに売られていたソ連系デザインの戦車「M-84AB」×149両が、げんざい、ウクライナに引渡されるため移送作業の途上であると。