Arash Azizi 記者による2024-5-26記事「What If Iran Already Has the Bomb?」。
5-9に『アルジャジーラ』のインタビューに応じて、前のイラン外相のカマリ・カラジは言った。すでに同国は核爆弾の製造能力を有している。イランが脅威に直面したなら、イランはこれまでの核ドクトリンを変更する、と。
その数日後にテヘランで、イラン国籍アラブ人たちのカンファレンスがあり、そこでもカラジは同じことを強調した。
カラジは責任の無い引退老人ではない。ハメネイに仕える現役の外交アドバイザー・チームの長なのだ。
ハメネイの意向を直接に承けて、カラジはこのような発言を計画的にしていると見なければならない。
2021年に、当時のイランの情報大臣、マームード・アラウィは西側諸国へ向けて言った。そっちがイランを追い詰めるなら、猫と同じように反撃し、そうなってもこっちのせいではない、と。これは核兵器開発に関する文脈であった。
そして最近の数週間、イランの複数の高官が、カラジと類似の脅迫を相次いで公言している。
イランの核施設の防備を担当する軍人や、イランの核計画を領導している物理学者、さらには元原子力機関の長などが。
イラン議会の外交委員会に前に所属していた人物は、2024年5月10日に、イランはすでに原爆を複数発、持っていて、ただそれを実験していないだけである、と主張した。
先月、イスラエル軍がダマスカスのイラン領事館を爆撃した直後、イランの親体制コメンテイターが言った。もし国連がイスラエルに対して何もしないなら、イランは核によってイスラエルと交渉するであろう。美しいイランの「ボーイ」を公開するであろう――。この「ボーイ」が1945の「リトルボーイ」を指すことは文脈から明らかである。
メーディ・カラティアンというイランのシンクタンクのボスも、もはや「能動的抑止」に移行するときだと言った。これも核実験をほのめかしたものである。
先月、IAEAのラファエル・グロッシがイランを訪問したあと、イランは数週間で核実験できると言った。
米政府とイラン政府は、ここ数ヵ月間、オマーンのマスカット市で、秘密協議中である。核武装問題がテーマであることは間違いない。
先日、ライシのヘリコプター事故死に対して米政府がお悔やみを申し上げたのも、外野から見れば異常だが、内幕を知れば、とうぜんだ。
DCで活躍するアナリスト(おそらくイラン出身)いわく。85歳のハメネイが今から長年の政策路線〔=日本政府のように核武装の一歩手前で踏みとどまり続ける〕を変更するとは考え難い、と。
そうだろうか?
ハメネイはライシの葬式でハマスのリーダーのハニエに約束した。世界は「イスラエルの消滅」を見るであろうと。そしてパレスチナ国家が、ヨルダン川から地中海まで拡がるであろう、と。
ケネス・ウォルツは、イランが核武装すれば地域はむしろ安定すると予言しているが、どうなるかは誰も知らない。
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Martina Igini 記者による2024-5-28記事「Breakthrough Swiss Tech Cuts Radioactive Waste in Nuclear Plants by 80%」。
ジュネーブにあるスタートアップの「トランスミューテクス」社。
原発から出てくる放射性廃棄物のうち、とくに長年月の地中保管が必要でやっかいとされてきたモノを「核変換(トランスミューテーション)」することによって、ぎゃくに、環境汚染しないクリーンな発電エネルギー源へ変えてやろうというプロジェクトに、出資金を募っている。
半減期の長い放射性同位体を、半減期の短い、安定したアイソトープに核変換し、それを「アイソトープ熱発電」装置の燃料にしようというのだ。
これまで半減期が50万年もあった高濃度な放射性廃棄物の99%を、半減期500年未満の別なアイソトープに変えてしまえると謳っている。つまり、これが実現すると、世界の原発の「核のごみ」問題が、解消する。
※思いつきだけならそれは昔からある。具体化するのにどんなブレークスルーを成し遂げたんだ?
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ストラテジーペイジ の2024-5-28記事。
北朝鮮では、兵役に就かなければいけないはずの年齢層の男子の半分以上が、その徴兵を免れている。
親たちは、息子の兵役回避に必死だ。というのは、初年兵が殴られて死亡する率が、近年、ますます高いという噂なのだ。
これはロシア軍営の伝統文化「Dedovshchina」が北鮮軍内に受け継がれているのだ。
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Svetlana Shcherbak 記者による2024-5-28記事「Ukraine Deploys British Windracers ULTRA Cargo Drones for Military Operations」。
ウクライナ軍は、英国製の「ウインドレイサー」、別名ULTRA(無人低価格輸送機)という双発固定翼機を運用中である。
この無人機は、英国国防省が買い上げてウクライナに供与した。
ULTRAのMTOWは450kgである。
カーゴベイには100kgを詰め込める。
雨天でも150mの滑走で離陸しまた着陸ができる。全自動で。
滞空は12時間以上可能。
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Sarah Simpson 記者による2024-5-21記事「Iridium Connected Drones Offer a Path Forward for Monitored BVLOS Operations」。
イリジウム通信衛星のLバンドの周波数を使って、直視可能距離を越えた無人機(重さ200ポンド以上)のリモコンを可能にしようというプロジェクト。
米本土でパイプライン網の定期的監視が必要な企業が、それを欲している。
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Defense Express の2024-5-28記事「How russia Used VM-V Drones During Landing Operation in Hostomel in 2022」。
キーウ近郊の貯水池の底に、無人ヘリ「VM-V」の残骸。露軍が撮影したその残骸写真をウクライナが入手したことにより、露軍が2022-2の奇襲攻撃のさい、いきなり無人ヘリを飛ばしていたことが判明した。
もともと「VM-V」は、露軍が敵のヘリボーンを邀撃する演習をするときに、仮装敵として飛ばす、ターゲットドローンなのである。それを「パンツィリ」SAMで撃墜するのだ。
2021-11の演習から、露軍はこのヘリ型ターゲットドローンを実用している。
VM-Vは、2時間弱、滞空できる。高度は2500mまで行ける。
航続距離は100kmというところ。
おそらく、いきなりホストメル飛行場に有人ヘリを着陸させようとすれば危険なので、VM-Vを先行させて、宇軍のSAMを費消させようと図ったのだろう。
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Christopher McFadden 記者による2024-5-27記事「China’s secret spacecraft drops another mysterious object in space, says US」。
中共の「X-37Bもどき」が、軌道を周回しながら、謎の物体を放出した。米宇宙軍の発表。それは5-24に探知されたという。もどきが軌道投入されてから165日目であった。
傾斜角は50度ちょうど。高度600km強のほぼ円軌道。
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Keishi Koja 記者による2024-5-28記事「Japan spots China’s new spy, strike drone for first time over waters north of Okinawa」。
沖縄の西方に、ターボファンの無人機である「翼竜10」が近づいてきたので、空自がスクランブル。
「翼竜10」は2020-11の航空ショーに初展示された。
現在、嘉手納には、グァム島から一時飛来した「MQ-4C トライトン」あり。10月まで居る。