Howard Altman 記者による2024-5-30記事「Russian FPV Drone Seen Attacking Ukrainian Uncrewed Surface Vessel For The First Time」。
早くも、こんな時代が来てしまったのだ。
テレグラムに投稿された13秒のフッテージには日付が無い。場所は黒海の某所だという。
仕留められた特攻ボートは「MAGURA V」であるように見える。
※ここから次のような歴史反復が見えるだろう。昔、戦艦が敵の水雷艇を接近させない用心として舷側に速射砲を並べていた。また、戦艦の回りに「水雷艇駆逐艦」を配した。この、舷側砲や駆逐艦の代用物が「護衛自爆ドローンのスウォーム」になるのだ。まさに「ホーネットの巣」状態。するとどうなるか? 超高額なホーミング魚雷と組み合わせない限り、水雷艇は廃れる。「潜航艇」「半没艇」ベースの兵器システムに変えるしかない。低速のまま衝突して自爆する「回天1945型」とするか、「SLMMマーク67自走敷設機雷」の航走体をナルコサブの小型版母体とするか。はたまた、半没状態から「ペンギン」ミサイルのような自律誘導の対艦ミサイルを発射させるか……。
次。
Defense Express の 2024-5-30記事「New Drone Mothership Presented in russia Instead of Faulty Pchelka UAV Carrier」。
露軍は「空中ドローン母艦」を開発中。その宣伝動画が出た。
電動のクオッドコプターの要領で垂直に離陸し、内燃エンジンの牽引プロペラと固定翼で水平飛行し、敵軍の近くで、胴体弾倉内から、自爆型クォッドコプターを複数、放出。固定翼の母機はそのまま味方陣内まで飛び戻って、電動クォッドコプターの要領で着陸する。