SNSに動画が出ている。
安い軽自動車でこうなって放置されている車体を見たことがあるが、軍用4WDでこれは珍しい。
もし、中華製の装甲車以外でも、このような故障があり得るのだとしたら、これは、防御用の「人工障碍」を設計するときのひとつのヒントだろうと思う。
すなわち、装輪式装甲車や装輪式水陸両用車の車輪のセンター高よりもちょっと低くて、水平直径が2m弱くらいの、鉄筋コンクリート製の「円盤」を大量生産し、それを、敵の装輪AFVの車幅ギリギリの間隔で点在させて、テキトーにカモフラしておいたら、前進してくる敵の装甲車は、わけがわからないうちに走れなくなるだろう。何の爆発も起きていないのに、前進も後進もできなくなるのだ。
コンクリート製「円盤」は、その中央に丸太を差し込める「穴」を設けておけば、歩兵が設置工事するときに、転がして行き易いだろう。
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Defense Express の2024-6-27記事「What Threat russia’s Scorpion-M Ground FPV-Drone Can Bring on Battlefield in Ukraine?」。
ロシア国防省がリリースした宣伝ビデオによると、小型4×4UGVである「スコルピオンM」は、FPV操縦により、地上の「自爆特攻車」としても用いることができる。ふだんは弾薬輸送に任ずるが。
走行速度は毎秒3.3m。最大40kgの荷物を積める。車体自重は20kg。
電池は4時間もつ。
飛行機のミニドローンは、40kgもの爆薬を抱えて4時間も飛ぶことはできない。そこがUGVの長所だ。
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Boyko Nikolov 記者による2024-6-25記事「Russian forces are using UGV in Ukraine to disperse smoke screens」。
露軍は、兵隊が2人くらいで持ち上げられそうなサイズのフラットな小型UGV(4×4)から、濃密な黒い煙幕をたなびかせるシステムをウクライナ戦線にて開発実験中である。
この黒煙は、一見、対戦車地雷のように見える円盤の天井中央穴から、あきらかにリモコンによって作動させられ、濛々と発生し、地表にたなびく。
最初だけ、白煙が出てくるのだが、すぐに発煙色は濃密な黒に変わる。
そのケミカルの正体は不明だが、HC=ヘキサクロロエタン は、一般に黒い煙幕に用いられる。HCの外見は、白い固体結晶である。
その煙幕中の、炭素化合分子が、光を吸収する。それで暗闇となる(cf. 白煙の煙幕は光を散乱させる)。歩兵分隊の一躍進を敵眼から遮蔽するのにも十分である。
煙幕発生物質としては、他に、塩化亜鉛とか、塩化アルミニウムもある。
ところでヘクサクロロエタンをベースにした発煙剤は、じつは毒ガスでもある。酸性の塩化水素化合物や、ホスゲンが、副産物として生ずるからだ。
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Nick Pope 記者による2024-6-21記事「‘Incompetence’: Pentagon Doesn’t Know How Much Money It Sent To Chinese Entities For Risky Virus Research」。
国防総省の中にあるOIG=監査官室。組織内の不備や不正を検断する「大目付」である。
このOIGによると、巨額のペンタゴン予算が、中共の複数の「ウイルス研究所」になぜか貢がれてしまっているという。
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Howard Altman 記者による2024-6-26記事「“People’s Satellite” Helped Ukraine Hit Over 1,000 Targets Spy Agency Says」。
2022-2以降、ウクライナ戦線では、1500個以上の露軍の「ターゲット」が、クラファンの衛星情報のおかげで暴露され、破壊されているという。
この民間衛星はカリフォルニアにある「ICEYE」社が運用しているもの。それが探知した4200近い画像が、露軍の配置を教えてくれている。
敵の燃料貯蔵所×153箇所、野戦飛行場×37箇所、AA陣地など238箇所、ミサイル×147基、などなどが、この衛星写真を買ったおかげで、つきとめることができた。その資金が、クラウドファンディングなのだ。
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Sophie Tanno 記者によるCNN記事「Germany demands new citizens accept Israel’s right to exist」。
ドイツ内務省が発表。ドイツに帰化せんとする外国人は、「帰化尋問」のさい「イスラエルの存在権」を認めなくてはいけない。それを認めないとした者は、ドイツには帰化させない。
この法令は木曜日に発効する。
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Jen Judson 記者による2024-6-27記事「Extended range version of Army guided rocket enters production」。
GMLRSのロケット弾は、これまで70kmのレンジしかなかった。このほどロックマート社は「GMLRS ER」を完成。それを量産開始した。レンジは150kmに達するという。
このロケット弾は米国内では年産6000発だったが、FY24以降、年産1万4000発に増やされる。
FY25だと、まだ6408発である。