APの2024-7-6記事「One dies after explosion at General Dynamics plant in Arkansas」。
弾薬の爆発事故は水曜日に起きた。カムデン市。
当初、1名が行方不明と伝えられた。吹き飛ばされて死んだと確認された。
カムデン工場は広さが88万平方フィートある。
GD社はここで、ヘルファイアやジャヴェリンや、迫撃砲弾の量産に、協力していた。
※一瞬、ジェネラルアトミクス社の工場かと錯覚して、焦ったわ。無人機工場の中に実弾頭付きの兵装なんて持ち込まないだろう。
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ストラテジーペイジ の2024-7-7。
欧州のNATO諸国は、武器・弾薬を欧州域内からますます調達しなければならないと認識している。
というのは米国は「対支」にかかりきりになる。
トランプ政権ができればますます「対露」はなおざりにされる。
したがって「対露」はもう西欧だけでなんとかするしかないのだ。
ドイツは、戦後最大となる1万トン・クラスの『F126』という巡洋艦を「フリゲート」と公称して6隻建造する(1隻15億ドル)。1号艦は2028年に就役するであろう。
興味深いのは、この巨艦には「放水銃」と超指向性警告スピーカーも備えられてあり、軽舟で近寄ろうとするテロリストを追い払える。
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Boyko Nikolov 記者による2024-7-6記事「Leaked: Su-34 crew meets Patriot ―― ‘Will we still live, Seryozha?’」。
SNSのテレグラフの戦闘爆撃機チャンネルに、露軍の「スホイ34」の搭乗員2名の交話だという音源が投稿されている。ちなみに「スホイ34」のコクピットは、サイドバイサイドの複座。
パイロットの声は、こう言っている。「どうだセリョージャ、俺たち、もうすこしばかり生き延びられるかな?」
ペトリオットの危険域に突入する直前の、いつもの軽口らしい。
その後しばらく、地上管制局からの声しか聞こえない。2名は、飛行に集中しているのだ。
そのあとでまた、軽口が復活している。どうやら、兵装をリリースしおえて、ペトリの危険域から無事離脱できたようだ。
「スホイ34」は図体が大きい割にエンジンは普通なので、SAMやAAMに狙われると咄嗟の回避機動でかわせないと意識されている。
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Forest Machine Magazine の2024-6-19記事「5G-equipped drone remotely controls forest machine」。
既存の中継塔が存在しない大森林の奥に、可搬性のモバイル基地局をユーザー自身が持ち込むことで、森林伐採マシンを5Gでリモコンして完全ロボット化できることが実証された。
この実験は多数のスウェーデン企業が合同で実施した。
すでにグループは2021-11に、丸太のローダーを奥地の森林でリモコン作業させた。
今回の実験の成功により、見えてきた未来。たとえば既設の中継局が大災害で機能停止したエリアに、救援隊が進出して、自前の5G網を構成することにより、すくない人手で森林重機を24時間フル稼働させられるようになる。
可搬性臨時基地局は、ドローンに搭載して、現場に持ち込む。
そのドローンの位置から、理論上、半径3kmくらいまで、ロボット重機をリモコンできる。今回のテストでは500m離した。
このたびのテストでは、重機オペレーターは、現場から90km離れている町の研究所内から、リモコン操縦した。
※今年2月の別な業界ニュースによれば、林業用の重機メーカーの世界トップ10は次の如し。1位はVOLVO。2位はキャタピラー。3位は「コマツ・フォレストリー」(この最新機械を見ると、単座の前後重連車体で8輪、独創的ですばらしい。官の注文通りに万事やらねばならぬ装甲車事業なんかもうやめるという気持ちがよく分かる)。4位、韓国の Doosan Infracore。5位、日立建機。6位、英国の C. Bamford Excavators。7位、米国のジョン・ディーア。8位、イタリアのCNH工業=ニューホランド。9位、ヒュンダイ。10位、南アのベル・イクィップメント。