他にも雑報のラッシュ。露軍はトラックが尽き、ダートバイクで需品を補給中。インドが中共に次ぐ、対露の兵器パーツ密輸出国に浮上している。衝突直前までもECMの影響を受けない光ファイバー誘導式の特攻FPVドローンの動画がSNSに出た。墜落した三角翼無人機には、何等の「ステルス」技術も用いられてはいないことが、予想通り、確認された。
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Thomas Newdick, Tyler Rogoway 記者による2024-10-10記事「Bolt-M Aims To Make Kamikaze Drone Attacks More User Friendly, Effective」。
新興の武器メーカー「アンデュリル」社が「ボルト-M」と称する新規軸の自爆攻撃型クォッドコプターを完成。米海兵隊はこれから半年かけてそれを試験する。
「Bolt」という、偵察用のクォッドコプターがベースになっていて、それに弾薬=ミュニションを付け足したから「Bolt-M」なんだそうである。
最大のウリは、操作の全段階でマシンが自動サポートしてくれること。
これまでのFPV特攻ドローンは、最後までオペレーターがリモコンし続けねばならず、最後の突入フェイズで電波が途切れて失敗におわることも多々ある。
しかし本機は、オペレーターが標的を選んでロックオンしたあとの追尾・接近・突入自爆のフェイズは、ぜんぶ機載のAIチップがやってくれる。だから凡ミスの墜落がないし、敵がリモコン電波にECMをかけても、妨害が利かぬ。
このシステムでは、人間のオペレーターは4つのことを決めるだけ。「戦場のどの辺を見渡すか」「見えてきた標的のうち、どれを追いかけるか(途中で変更も可)」「その標的に近寄るコース(俯瞰モニター画面を指でなぞるだけ)」「いつ、突入攻撃を実行するか、しないか」。
多数の兵隊を長期間教育して、そのなかから何割かの、適性がある者を選び出し、さらにスキルを積み重ねてもらうといった従来の大手間を、このシステムが省くことができる。素人の兵隊をちょっと教育すれば、じきに、特攻ドローンの扱いを任せても失敗しなくなる。兵力不足が解消される。
特攻ドローンは、最後には地上スレスレまでダイブしなければならない。しかし機体の高度が下がれば、必然的に、リモコンの電波は地形障碍にさまたげられやすくなる。それで、双方向の無線データリンクを維持しにくくなる。しかも敵戦車には各個にECM装置がついている。特攻ドローンが目標に近づけば近づくほどその電界が強くなり、これまた、通信が途切れる原因になる。
アエロヴィロメント社の「スイッチブレード」は、対人のロイタリングミュニションだが、ロックオン後の突入シークェンスが機械任せにできる。この分野の先達といえよう。
「Bolt-M」は、敵AFVを発見してロックオンしたあと、しばらくは、音を聞かれない距離でロイタリングを続けることができる。オペレーターが、こいつは敵にまちがいないと確認しあたとで、突入攻撃があらためて命令される。
こうすることで「human-in-the-loop」の倫理を担保できる。
「ボルトM」は40分滞空し、12マイル先の敵を襲撃できる。弾頭重量は3ポンド弱。対人用と対物用とあり。
※価格はかなり高そうだ。ウクライナ軍の「マシンビジョン」は、めんどうな倫理を迂回することで、価格を下げ、量の力で勝とうとしている。
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JASON SZEP, LINDA SO, ROSA FURNEAUX and ANDREW R.C. MARSHALL 記者による2024-10-11記事「Sex bomb: The collateral damage of OnlyFans’ explosive success」。
米国では次のような家庭内の問題が起きている。亭主が、女房に知らせずに、一家の貯金を使ってしまっていた。その課金先が「オンリーファンズ」(世界最大規模のポルノサイトで、サブスクリプションあり)だった――という……。
ある実例では、亭主が13万5000ドルもそこへつぎ込んでいた。
「オンリーファンズ」は2023年の1年間だけでも130億ドルを利用者から吸い上げている。
パンデミック中、レストランでの仕事がなくなったある女性の例。「オンリーファンズ」でじぶんのヌード写真を売り始めたところ、そこそこの収益があった(サイト内に特定の「売り手」が開設したアカウントに対して、不特定のめいめいの「買い手」が課金することにより、非公開の動画等が映示されるシステムになっている。「売り手」は専用のSNSチャンネルで「買い手」とプライベートなチャットをしなければならない。仮想的・擬似的ながら「1対1」の特別な関係を構築することで、大衆社会に埋没した現代人の「買い手」に大金の課金を促す、そんな「いただき女子」ライクなビジネスモデル)。
この女性はじきに「ファン」の相手をするのが鬱陶しくなり、「オンリーファンズ」アカウントを店仕舞いした。ところが一部のファンはこの女性の「インスタグラム」を見つけ出し、そこで気色の悪い粘着を続行しているという。
「売り手」がいちばんショックを受けるのは、多額課金をしてくる「買い手」が、じつは、身近な「親戚」であると推察できたとき。
ある女子大生は、何者かが、彼女の偽のなりすましアカウントを「オンリーファンズ」と「インスタグラム」に開設したことで、迷惑させられている。そこにはホンモノとニセモノを混合したヌード写真が掲示されている。法曹系の修士課程に在るこの学生の場合、こんなことをされると、就職活動にさしつかえるはずだ。
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Boyko Nikolov 記者による2024-10-11記事「Korea conducts Taurus missile live-fire from F-15K after 7 years」。
韓国空軍は、F-15Kから「タウルス」巡航ミサイルを試射し、公表した。
このミサイルのレンジは500kmある。エンジンはターボファン。