Svetlana Shkolnikova and Matthew Adams 記者による2024-11-8記事「Wilkie, tasked with Trump’s Pentagon transition, drew criticism during tenure as VA secretary」。
第一次トランプ政権で、退役軍人庁の長官を務めたロバート・ウィルキーが、トランプの政権移行チームに混じっており、国防総省の事務の引継ぎを監督している。『ポリティコ』がすつぱぬいた。
ウィルキーが第二次トランプ政権の初代セクデフになることはないだろうが、セクデフ以下のDoDの主要文官職候補者のリストを作っていることは間違いない。
ウィルキーは、ベトナム戦争で重傷を負った陸軍砲兵将校の息子。フォートブラッグ〔今はフォートリバティと改名されているが、ウィルキーはそれには反対で、おそらく来年は元の名に戻すだろう〕で育った。海軍予備軍の情報将校→空軍予備軍の大佐。ついで、連邦議会議員のスタッフとして政界の雑巾がけを始め、ブッシュ(子)政権では安全保障系の中枢高官に近侍した。第一次トランプ政権で国防次官を務めたあと、2018から退役軍人庁を任された。
新コロ流行前に退役軍人のヘルスケアを改善させたのは彼の手柄である。
※この御仁のルックスは、いかにも「ボスに対してイエスとしか言えそうにないマン」。ナポレオンが描写した、誰かの部下として永年忠勤したらこうなる、という見本だ。しかし彼の場合、それが本人の運勢を好転させたように見える。ウィルキーはじっさい有能で、しかも「woke」には与しない気骨を有する。その上に外貌がともなえば、上長からは「潜在的ライバル」かと疑われて遠ざけられるだろう。ウィルキーは今の立ち位置に満足していると思う。
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Phil Stewart and Idrees Ali 記者による2024-11-10記事「How a Trump presidency could lead to a purge at the Pentagon」。
トランプは米軍から「woke」を一掃するつもり。今の統合参謀本部議長は来年、即刻解任だろう。
※雑報にシブい投稿があったので受け売りする。1945年にカール・ポパーが『開かれた社会とその敵』を公刊して、こう述べた。もし社会が包容力(寛容度量)を示しすぎると、その社会の中に、先鋭な《非寛容》を唱える分子も抱擁される。その非寛容勢力が伸張すると、「寛容の大趣旨」は覆される。これは社会のパラドクスである。そこでポパーは、真の寛容主義社会たらんとするならば、けっして《非寛容》主義を受け入れてはならないと論じた。兵頭いわく、それでもなおパラドクスは続いている。「おれたちは寛容主義だよ」と弁舌巧みに宣伝しながらその実、異宗派・異教・無神論を許容することは全く無く、気随勝手な「シャリア」の優先を唱えて現住国の近代的世俗法を公然と無効化しようと運動する集団を一定数以上招致した結果、今の西欧は、どうなっているんだ?
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Guy Faulconbridge and Lidia Kelly 記者による2024-11-10記事「Ukraine attacks Moscow with 34 drones, biggest strike on the Russian capital」。
1日の空襲としては最大規模だった。露軍は84機の自爆ドローンを撃墜したと声明している。すくなくも34機が落下したのは確実。
モスクワ郊外の3箇所の空港は、その機能を臨時に、奥地の別な飛行場に移すしかなくなった。
ウクライナ戦線は、延長1000kmの塹壕戦になっている。
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SUSIE BLANN and JOANNA KOZLOWSKA 記者による2024-11-10記事「Drones strike Moscow as top UK official highlights Russian casualties in Ukraine」。
土曜日に宇軍の無人自爆機が多数、モスクワ市と近郊を空襲し、複数の空港が閉鎖された。
英国防省のトニー・ラダキンがBBCに語ったところでは、10月の露軍の人的損害は開戦いらい最悪で、毎日1500人が死傷したという。
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Chang Jung-hsiang and James Lo 記者による2024-11-9記事「NCKU unveils AI-powered drowning detection system」。
台湾の成功大學の海洋工学部が、海面上に漂っている溺者をカメラがすばやく視覚的に探知してしまえるAIソフトを創った。
たとえばSUPとも区別できるし、ウェイクボードとも区別できるし、遊泳者とも区別できる。これで、ライフセーバーがうたた寝していても、海浜は安全になるだろう。
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Chang Ai and Lee Hsin-Yin 記者による2024-11-5記事「Taiwan-Japan co-developed satellite ‘Onglaisat’ launched into space」。
スペースX社の「ファルコン9」ロケットが、台湾と東大が共同開発した人工衛星を打ち上げた。
キューブサットの一種で、周回高度は410kmである。
小さい機体だが、地上を撮影したときの解像度は2.8mだという。
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Defense Express の2024-11-10記事「russians Launch Record Number of Shahed Drones Against Ukraine, Surpassing 150 Units」。
ロシア国内での「シャヘド」の増産は進んでいるようである。9日夜8時から10日未明にかけての対ウクライナ空襲には、同時に145機の「シャヘド136」その他が飛来した。これは過去最多。
発進地は、4箇所だった。
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Defense Express の2024-11-10記事「russia Withdrew Nearly All Ships, Including Kalibr Missile Carriers, After Ukrainian Strike on Caspian Naval Base」。
カスピ海の軍港までウクライナ軍の無人特攻機が飛来するようになったので、露軍は「カリブル」巡行ミサイルを発射する艦艇を、すべて軍港から出して疎開させた。
※米国から急遽、軍需メーカーのエンジニアをウクライナへ派遣するのは、F-16用のアムラームに関係があるのだろう。バイデン政権の残り期間内に、その使用レンジの縛りをなくしてやろうというのだろう。対空兵器ならば、対地ミサイルほどに目くじらは立たない。
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Boyko Nikolov 記者による2024-11-10記事「China’s military robot-wolf follows voice commands in real time」。
珠海の航空ショーに出展された、四足ロボット(Q-UGV)の「ウルフ」という新製品。
犬型ロボットなのだが、コマンドは人が肉声で与える。ロボットはそれをリアルタイムで聞き分ける。
※ロボット・ウルフを漢字で表現すると「機器狼」となるようだ。
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Evan T. Bloom, Tony Press, and Lyn Goldsworthy 記者による2024-11-10記事「 China and Russia Threaten a Fundamental Principle of the Antarctic Treaty」。
仁川で7月に「krill harmonisation」シンポジウムが開かれたのだが、ナンキョクオキアミをどのくらい漁獲してよいかという合意に達しなかった。中国とロシアは上限なしに大型漁船で獲りまくるつもりだ。
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Jordan Liles 記者による2024-11-8記事「Elon Musk Bought CNN?」。
アルゼンチンの大統領が言った。イーロン・マスクはCNNを買収する。同局は「woke」の巣窟だから、それを始末するために――。
トランプの当選により、このルーモアは現実味を帯びたかに見えるが、ソースは、10月のSNS上のパロディなのである。
※雑報によると、トランプ陣営は選挙資金を3億8154万ドル集め、3億4542万ドルを使った。そのうち、スタッフの懐に入ったのが1040万ドルだった。対するカマラ陣営は、10億300万ドルを集めたが、それよりも多い13億7000万ドルを使った。そこからスタッフがせしめた報酬は、5億8253万ドルだという。