巡洋艦『ゲティスバーグ』は、さらにもう1機のF/A-18に向けて「SМ-2」を発射していた。そのスパホは回避機動し、距離30mでミサイルをかわしたという。

 Boyko Nikolov 記者による2024-12-26記事「China’s 6th-gen stealth fighter takes first flight」。
    中国現地時刻の26日午後4時、中共空軍は、成都の「第611設計所」が開発した第六世代戦闘機を初飛行させた。

 ※かつて「殲20」が初飛行したのは、ゲイツ国防長官の訪支中であった。「殲31」の最初の公開は、パネッタ長官の訪支中だった。しかし今回、米政府要人は誰も公式に訪支していない。

 ※岩屋外務大臣の中国訪問日程は12月25日から26日までだった。26日午後には岩屋氏は、イスラエルのカウンターパートと電話会談している。第六世代機が飛んだとき、どこに居たのかは、よくわからぬ。

 ※あまりにも物足りないので、サイバー攻撃してみたのか。要人接受中にその母国にイヤガラセ攻撃を仕掛けるのは、共産圏ではよくあること。

 新型機は、ダブルデルタ翼形。
 シンプルなデルタ翼は、高速飛行にのみ適している。ダブルデルタにしたのは、遷音速域や、機動も重視しているからだ。
 前縁の後退角が緩いのは、低速域対応も欲張っているからだ。

 無尾翼である。これは珍しい。

 今回の試作機と似た機体が最初にスパイ衛星によって撮影されたのは2023-1だった。同じ「611研究所」にて。

 2022-11の珠海航空ショーには模型が出ていた。

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 「mil.in.ua」の2024-12-26記事「DPRK soldiers are taught to shoot down FPV drones “on live bait”」。
  戦死した北鮮軍将校の所持していたメモ帳に、どうやってFPVドローンに対処するかが書かれていた。

 ドローンを見つけたら、3人がかりで対応するようにする。1人は動かずに、敵ドローンが近づくのを待て。こっちが動かなければ、ドローンも空中で静止する。そこで、他の2人が狙撃して撃墜する。その射距離は12mから7m。

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 Ashley Belanger 記者による2024-12-24記事「China’s plan to dominate legacy chips globally sparks US probe」。
   中共は、最先端ではない「レガシー」な等級の半導体集積チップの世界シェアを、次の10年のうちに6割にまでもっていこうと企んでいる。
 レガシー・チップの製造プラントならば、中共内で完結できるから。

 USTRの警告。中共の生産工場は直近6年にして、理論集積回路の世界シェアを2倍近くに伸ばした、と。

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 Dylan Malyasov 記者による2024-12-22記事「China places massive order for kamikaze drones」。
   中共の某社が、政府から、2026年までに100万機弱の軽量マルチコプター型特攻機を納品するように命令されたそうである。
 社名が明かされていないが、そのメーカーは、政府からの新規大量発注に応えるために、先行して請けていた得意先からの受注を断ることを余儀なくされたという。

 ※ウクライナは既に年産100万機のFPVドローンの国内組み立てを達成しているので、これは少しも驚くような数字ではない。ただし注意。ウクライナのアセンブラーはその部品の多くを市場調達した中共製に頼り、それらを寄せ集めて製品にしている。

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 ストラテジーペイジの2024-12-26記事。
   今次戦役の勃発で、露兵は80万人近く死傷した。その他に、労働&兵役適齢の男子が数百万人、国外へ逃亡した。
 この結果、露軍は50歳~60歳を徴兵する必要に迫られている。
 その結果、ロシア経済は労働力不足に直面しつつあり。
 その結果、各事業所は、賃金を異常に上げることで、労働力をひきつけるべく、競争せねばならぬ。
 その結果、ロシア国内では消費者物価が上昇する。

 鉄道網の自滅は1年から2年のスパンで起きる。
 国民の飢餓は、3年から4年のスパンで拡がる。

 ポーランドは、積極的に、ロシアからの逃亡移民を受け容れている。ロシアから逃げて来る者はほとんどが高等教育を受けており、すぐに外国語を習得できる。

 かつてスターリンが惹き起こした国内飢餓のせいで、1939年のロシア人口は1億900万人であった。この最低水準を、いずれ、割り込むかもしれない。

 対する米国は、2050年には、人口が、3億7100万人になっているだろうと予測されている。圧倒的である。

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 ストラテジーペイジの2024-12-26記事。
  適応できない者は、死すべし。これが進化論の要諦だ。

 ペルシャは古代ローマの宿敵だった。
 「鐙」が普及する前の時代、ペルシャの騎兵は優越していた。
 ペルシャ騎兵は、カタフラクト(cataphracts)と呼ばれる鎧を、人にも馬にも着せていた。
 カタフラクトは2500年前に登場し、火縄銃が登場するまで、廃れなかった。
 すなわち西暦1500年代に、人馬を装甲することが無意味になってしまい、いらい騎兵は、偵察ユニットとして20世紀まで存続するのである。

 第二次大戦中、戦車の平均的な交戦距離は700mだった。しかも、敵戦車をノックアウトするまでに、18発発射する必要があった。
 殊に欧州の野戦、ならびに市街戦では、戦車砲で500m以遠を狙う機会が、そもそも無かった。

 1973年の第四次中東戦争。戦車戦の砲戦距離は1000mに伸びた。そして、イスラエル戦車の2発の射弾で、ソ連製戦車は撃破された。

 2003年のイラク占領作戦。米軍戦車は2000mから主砲を発射して、たいてい、初弾でイラク軍のソ連製戦車を仕留めていた。

 爆撃精度の向上も、印象的である。
 第二次大戦中、「18×30」mの地積に、航空爆弾を直撃させようとした場合、高度1万フィートから、9000発も落としてやる必要があった。1万フィートより高度を下げると、AAにやられてしまうので、できないのである。
 これを今風に表現すると「CEP」が1kmであった。すなわち、落とした爆弾の半数は、狙ったところから1km以内に当たってくれた。

 朝鮮戦争では、CEPは330mまで向上した。「18×30」mの地積に1発直撃させるには、爆弾を1100発落とせばよくなった。

 ベトナム戦争では、CEPは120mになった。「18×30」mの地積に1発直撃させるのに176発で済むようになった。

 1991年の湾岸戦争では、CEPは60mとなり、同じ仕事に必要な爆弾数は30発に減った。

 2003年では、CEPは10m未満になった。1機の攻撃機が1発落とせばよくなった。※これはセミアクティヴレーザー誘導爆弾限定の話。

 ※雑報によれば「J2-8243便」は露軍のパンツィリSAMによって誤射された。付近空域では露軍が民航機の無線通信にまでジャミングをかけていた。