ウクライナ人パイロットに対する「ミラージュ2000-5F」の操縦訓練が済んだという。

 Dylan Malyasov 記者による2024-12-28記事「Ukrainian FPV uses cannons to down Russian drones」。
  またしても人類戦史上の画期が印された。
 ウクライナ軍のマルチコプタードローンにセミオートのショットガンを吊架し、後上方からの発砲によって、露軍の爆撃用クォッドコプター(Mavic)を空中において撃墜した証拠の動画がSNSに出ている。3機落としている。

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 Defense Express の2024-12-28記事「NYT Reports Only 50 of 500 ATACMS Missiles Transferred by US to Ukraine Remain: What Conclusions Can Be Drawn?」。
  米国はウクライナ軍に500発のATACMSを与えたが、なんとすでにその450発は使い果たされ、ウクライナ軍の手元に残っている弾は50発だけだという。ニューヨークタイムズ紙のすっぱぬき。

 知られているところでは、宇軍が最初のATACMS発射をしたのは2023-10-17夜のことであった。

 ある報道では、2023-10時点で米軍じしんが2100発のATACMSしか保有していなかったという。2000年代のなかばだと、そのストック数は1076発であった。

 ロシアは今次戦役で各種1万発のミサイルをウクライナ領に向けて発射している。
 2023の米軍のイラク占領作戦では、米陸軍は600発のATACMSをわずか20日間で使った。

 これでハッキリしたこと。地対地ミサイルは、現代戦では、ふつうの大砲の弾の如くに、大量消費される。そして、それはちっとも「ゲーム・チェンジャー」ではない。

 ※ウクライナ軍情報部の見積。ロシア国内では毎月150発弱の、各種の対地攻撃用の巡航ミサイルを製造できている。

 ※昨日の公表記事によれば、フーシがイスラエルに向けて放った地対地弾道弾を、米陸軍が持ち込んだTHAADが迎撃成功したという。これはTHAADの実戦での初使用である。

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 AFPの2024-12-27記事「Turkey’s Baykar to buy Piaggio aerospace: Italy」。
  イタリア政府は、トルコのバイカル社に、ピアッジオ・アエロスペース社を売ることにした。ピアッジョ社は2018から国営になっていて、買い手が探されていた。今回、3社が手を挙げたうち、バイカル社が選定されたという。

 バイカル社は、ピアッジオ社員を解雇しないことを約束している。
 この買収交渉は、6年がかりだったという。

 ピアッジョ製の「P.180 Avanti」というビジネス・ジェット機は、イタリア軍によっても調達されている。

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 Nandita Bose 記者による2024-12-29記事「Elon Musk vows ‘war’ over H-1B visa program amid rift with some Trump supporters」。
  ハイテクの知識や特殊スキルを有する外国人労働者に、米政府は「H-1B」というカテゴリーのヴィザを発給する。それによつてスペースXやテスラ社のような先端企業が支えられている。ゆえにイーロン・マスクは、トランプに逆らってでも「H1B」を護持するぞ、とのキャンペーンを「X」で張り始めた。

 マスク自身、南アフリカからの移民で、その後、米国籍を得ているが、「H-1B」も持っているという。
 テスラ社内には、このヴィザ(3年間有効)によって働いている外国籍技師が724人もいるという。
 「H-1B」は更新することができ、やがてはグリーンカード取得にも結びつく。

 かたやトランプ支持者たちは「H-1B」を含む労働ビザそのものに反対だ。
 トランプ本人はこの問題については沈黙している。

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 Max Hunder 記者による2024-12-28記事「Ukraine’s Zelenskiy hits back at Slovak PM Fico as gas transit dispute deepens」。
   スロヴァキアは、ウクライナ領内を通るパイプラインによって、ロシア産の天然ガスを輸入している。
 この契約は2022-2よりも前に成立しており、その期限は2024末に切れる。

 ところがスロヴァキアがロシアと勝手にこの契約を延長した。
 スロヴァキアのフィコ大統領は、もしウクライナがパイプラインを止めるなら、報復として、バックアップ電力をスロヴァキアからウクライナへ送電するのを止める、と脅している。

 現状、スロヴァキアはウクライナの電力輸入量の19%に貢献している。露軍がウクライナ国内の電力インフラを集中破壊しているために、このような電力輸入が必要になっている。

 フィコは2023から大統領だが、一貫してEUがウクライナを支援することに反対し続けている。

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 ロイターの2024-12-29記事「Russia says it will stop gas exports to Moldova from Jan 1」。
  ガスプロム社が発表。ロシアからモルドヴァへの天然ガス輸出は、2025-1-1の国際標準時0500を以て停止すると。なぜならモルドヴァが債務7億900万ドルを支払わぬからだと。

 モルドバ政府いわく、対露の債務は860万ドルだけだ、と。
 ちなみにガス供給はウクライナ領土上のパイプライン経由でなされている。

 ウクライナ領土上のガスパイプラインは、他には、オーストリー、ハンガリー、イタリアにまでつながっている。これらも2024-12-31に止まる。

 モルドヴァへのガス供給が止まると、火力発電所が止まる。それにより、親露派の牙城である「トランスドニエストリア」偽国はブラックアウトする。

 ただし、代替輸送ルートはある。コストは上がるが。

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 Matthew M. Burke 記者による2024-12-27記事「Special Forces soldier killed at training range on Florida base」。
   米陸軍の特殊部隊の軍曹がフロリダ州のエグリン空軍基地内で自動車運転中、ハンターの射った逸れ弾に当たり、死亡。
 この被害者は、別な兵隊の自動車が故障したというので、救援に行くところであった。

 エグリン基地は25万エーカーあり、ときどき一般に開放され、そのさいは狩猟もできるのだそうである。
 また、許可登録されたメンバーは、普段でも入猟できるらしい。